Report/Work 2018.08.03

他媒体とは違う!Apple Search Adsのポイント【後編】

鈴木 光洋

鈴木 光洋

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D2C Rの鈴木光洋です。広告運用チームのマネジメントを担当しております。

前回投稿させて頂いた前編に引き続き、
後編ではApple Search Ads(アップル サーチ アズ)の実運用で気を付けるべきポイントについて紹介させて頂きます。

▼8月2日リリースApple Search Ads概要【前編】
https://canvas.d2cr.co.jp/archives/1013

前編では商品概要のみでしたが、後編はリリース後すぐに始めるための運用のコツなど、もう少し詳細な情報をまとめさせて頂きます。

まず実運用をするにあたり、下記のような疑問点が出てくると思います。
GoogleYahoo!のリスティングとどう違うの?」
App Storeの情報って影響するの?」

今回は、実際に運用する上で気になる2つのポイントからご説明します
①Apple Search Adsの検索クエリ傾向は?
②Apple Search Ads×ASOの重要性とは?

Apple Search Ads検索クエリ傾向

まずは米国の実績から見た検索クエリの傾向を見てみましょう。
AppsFlyerから、Apple Search Adsを1ヵ月間利用した際の調査結果が出ています。


参照元:https://www.appsflyer.com/blog/apple-search-ads-report/

調査結果を見ると「単一KWよりも複合KWシェアが高い」ことが分かります。

ご覧の通り複合語(2語以上の組み合わせex「動画 アプリ」等)のシェアが70%を超えています。
(単一KWは競合性が高い為、露出が出ていない可能性がありますが…。) 

いわゆるBig KWだけでなく、MiddleSmall等のロングテールKWの運用がポイントとなります。前編にも記載したように“検索結果に対して1つの広告枠”となる為、いかにロングテールKWで露出をしていくかがポイントとなります。

 また「完全一致の指名KWでのインストールは30%にも満たない」傾向にあることも調査結果から明らかになっています。


参照元:https://www.appsflyer.com/blog/apple-search-ads-report/

前述の内容と同じように、様々なKWを網羅する事が重要で、
指名KWだとしても表記ゆれ等をしっかり網羅する事が必要になると思います。

App Storeは日本語クエリに対応出来ている?

GoogleやYahoo!と比べて、App Storeの検索エンジンの精度が怪しい場合も考えられます。AppStoreの自然検索の結果を見る限りでも、思わぬKWで露出されるケースも多いと思います。実検索の例がこちらです。

前提としてデベロッパーが、対象KWに引っかかり易くする為に、App Store上にKWを埋め込んでいる事も考えられます。

ただ、大量の野球ゲームがある中で、「野球ゲーム」と検索して「卓球ゲーム」、
大量のオセロアプリがある中「オセロ」と検索して「五目並べ」が上位表示されてしまう事を考えると、検索KWに対して検索結果の最適化がされていないことが想定されます。

何故そのような事象が発生してしまうのか、それは“日本語という言語の難易度が高い”為です。
検索エンジン(Google・Yahoo!)にとっても、日本語対応は常に難易度が高い言語とされていました。実際にアルゴリズムの変更は下記のように英語圏から始まり、最終的に日本語に反映される流れになっていました。

検索エンジンビジネスをやり続けているGoogleにとっても、日本語は非常に難しい言語なのです。App Storeの現状の検索結果から考えると、1つのKWでも、表記ゆれ等々も含め完全一致を入稿する事をオススメ致します。

Google Adsでは、Google側が自動的に検索クエリを拾ってくれるケースが多かったと思いますが、Apple Search Adsでは事細かにこちらでKWを購入する必要がありそうです。

ASO

Apple Search Adsの出現から、ASO(アプリ検索エンジン最適化)の重要性が改めて見直されると考えています。
それはWebにおけるリスティング広告とSEOLPとの関係性のように、Apple Search AdsとApp Storeの関係性が結果に差をつける肝だと考えています。

SEMとしてのASO

SEMにおける役割は下記のような形だと考えます。

SEO/ASOは検索エンジン側にきちんとコンテンツを読み込んでもらい、そのコンテンツに関するKWで検索エンジン内において引っかかり易くする。リスティング/Apple Search Adsでは、SEO/ASOで拾うことが出来ないKW露出する。

 また両者ともに露出が難しいBig KWにおいては、スコアを高める為に、対象KWをApp Store内に含む事が必須になります。

LPとしてのASO

ASOは、以前から自然検索や広告クリック後のCVRに大きな影響がある為、重要視されていました。しかし、Webと比べるとサイクルを回す頻度は少ない現状にあります。 

その原因としてはWebLPと比べて『運用変数が少ない』事や、『変更の度にAppleの審査が発生する』等があげられます。

 Apple Search AdsのクリエイティブはApp Store上のクリエイティブを元に精製され、且つ説明文に含まれるKWはスコアに影響を及ぼします。

以前にも増してASOの重要度は上がります。PDCAのサイクルを僅かでも多く回す為に、Google PlayA/Bテストツールを活用しましょう。

参考記事:アプリストアページ最適化!Google PlayのA/Bテスト、使ってますか?
http://www.d2c-smile.com/201601126240

 App Storeでは『変更の度にAppleの審査』が発生しますが、Google Playにおいては『変更箇所のみが審査対象』となります。また、露出割合等も設定出来る為、スクリーンショットの内容をガラっと変えたとしても、リスクを抑えてA/Bテストを実施する事が可能です。

Google PlayのテストによりPDCAサイクルを回し、最も結果に繋がった内容をApp Storeに転用をしていきましょう。

さいごに

今回は実運用にあたり気になるポイントを一部記載させて頂きました。Apple Search Ads単体で考えず、SEMとして捉え成果最大化に繋げていきましょう。

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鈴木 光洋
鈴木 光洋

メディア本部 運用部 マネジャー。前職はSEMを中心とした、web専業広告代理店にて営業に従事。現在はマーケティング&ストラテジー部にて広告運用チームのマネジメントを担当。webだけではなく、アプリにおけるプロモーションも含め情報発信をさせて頂きます。

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