「勝ち訴求軸」が見つからない!そんなときは“3つの視点”で考えよう
CANVAS編集部
こんにちは。クリエイティブプランナーの増子です。
今回は、
「コンテンツ分析して訴求軸を出したのに、思ったように効果が出ない!」
「そろそろ今の良効果クリエイティブが摩耗してる…新しい訴求軸を見つけなきゃ!」
「新しい訴求軸、CPAは良いのに流入したユーザーの継続率が低い…」
といったお悩みをお持ちの方に“3つの視点”での訴求軸の見つけ方をご紹介します!
目次
実際に試して効果が出た、訴求軸の見つけ方
今回は女性キュレーションアプリを例にご説明します。
(アプリの機能訴求ではなく、アプリ内の記事や投稿といった、中身のコンテンツを訴求する場合です。訴求に使用するコンテンツの選び方=訴求軸の決め方になります。)
それでは、実際に訴求軸のアイデア出しに使ってみて、勝ち訴求軸を見つけることが出来た方法をお伝えします!
訴求軸を見つけるための“3つの視点”
①競合視点での見つけ方
まずは王道!競合他社が回している広告の調査です。
Web分析ツールやTwitterの広告の透明性センター、Facebookの広告ライブラリなどで競合アカウントの広告を見ることが出来ます。
直近で回し始めた広告→今、トレンドの訴求、長く回っている広告→勝ち訴求なのかも…?と想定し、こちらをヒントに訴求軸を考えます。
例)競合他社の中で○○診断というコンテンツを訴求軸にしたクリエイティブが流行りはじめたため、それらを参考に「骨格診断」のクリエイティブを制作しました。
表面的に競合クリエイティブの真似をするだけでは、インストール後の離反率が高くなる傾向があります。
CPIを下げることはもちろん、流入したユーザーの継続率にも良い影響を与えられる訴求を選ぶことが大事です。そのアプリとの親和性が高い訴求軸となるよう、しっかりと内容を繋げてあげましょう。
弊社では、定期的にこの調査を行うことで、常に競合広告の動向を把握しています。
②ユーザー視点での見つけ方
一般ユーザーの視点に立ってクリエイティブを考えるため、世間の流行を調査しましょう。
いろいろなやり方があると思いますが、簡単に出来ておすすめなのはGoogle Trendsという、人気急上昇のキーワードや特定のキーワードの検索回数の推移をグラフで確認できるツールです。
こちらを使えば、ユーザーがこの時期求めている情報、探しているものがわかります。
最近検索数が急上昇したキーワードを訴求軸の参考にしてクリエイティブを制作します。
例)「ファッション」などざっくりしたキーワードから、検索数の多い具体的な関連キーワード(例:秋 コーデ)を見つけ出して訴求軸に採用しました。
これを参考にして作成したクリエイティブは、
「トレンド」なだけあり開始のタイミングも重要です。
流れに乗り遅れず良いタイミングで配信開始できるよう、運用担当者とコミュニケーションを取りましょう。
他にも、SNSでの流行を追うことも、とくに若年層の流行を読み解く参考になります。
Twitterはバズツイートのチェックツール、Instagramは人気ハッシュタグ検索ツールを使用し、クリエイティブ制作のアイデア出しをしています。
③クライアント視点での見つけ方
こちらは、クライアントの持っているデータを活用する方法です。
先方の持っている情報を随時共有していただくことも、コンテンツの理解がより深まり大変参考になります。
今回は、「アプリ内の人気記事(ビューが多い記事)」を、クライアントから教えていただいた例をご説明します。
例)そのアプリを使用しているユーザーがよく閲覧している記事の中から、上位のもの(例:ヘアアレンジの特集記事)を参考に訴求軸を考えました。
こちらの広告で獲得できたユーザーの導線を想定してみると
①「訴求している内容(人気記事)が見たい!」
というモチベーションでインストール
②アプリ内コンテンツが期待通り(人気記事がふんだんにある)
③インストール時のモチベーションとアプリの内容に対しての
印象の齟齬が無く、アプリの内容に満足
④継続利用してくれる
……という流れになります。
そのため、インストール後の継続率も高い傾向にあります。
このように随時、クライアントの方とコミュニケーションを取り、積極的にクリエイティブ制作に協力していただけると、良効果のクリエイティブを見つけられる可能性が高まります!
さいごに
弊社のクリエイティブチームでは、今回取り上げた女性キュレーションアプリ以外のアプリでもこのように、クライアントの課題に沿って様々な視点からのアプローチでクリエイティブを考案・制作しています。
クリエイティブについてお悩みのある企業様は、ぜひ弊社にお声がけください!
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デジタルマーケティング情報を発信する『CANVAS』の運営&編集担当。中の人としてTwitterはじめました(@canvas_d2cr)。テキストは標準語ですがしゃべると関西弁。オンライン社内報「R-ibrary」も兼務で運営担当をしています。