Media 2022.02.25

8月2日リリースApple Search Ads概要【前編】

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鈴木 光洋

D2C Rの鈴木光洋です。
広告運用チームのマネジメントを担当しております。
とうとう8月2日午前8時に日本国内にもApple Search Adsがリリースされる事になりました。

先行してAdvanceのみが82日午前8時より開始になる見込みです。
Basic823日午前2時から展開とのこと。
AdvanceBasicの違いは後程

以前こちらでも記事に致しましたが

「日本上陸はいつ?AppleのSearch Ads」(2016/11/10)
http://www.d2c-smile.com/201611108111

 アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、メキシコ、スイスでは既にリリースされている広告メニューとなります。今回、日本、韓国、フランス、ドイツ、イタリア、スペインにてリリースされる事になりました。

今回は前編として【Apple Search Ads概要】について、改めてご案内させて頂きます。

この記事を読んでいる方へ

▼2024年10月の媒体アップデート情報
主要広告媒体の最新アップデート情報
・Googleの最適化されたターゲティングの設定
・LINE GAME公式アカウントのトークルーム広告
など広告担当者必見の内容になっています。

詳しく知りたい

どんな広告

下記のようにApp Storeの検索結果の最上部に出てくる広告です。
GoogleYahoo!と同じようにユーザの検索KWに応じて出てくる、検索連動広告に分類されます。

通常のリスティングと異なる所が、各KWの検索結果に出てくる“広告が1枠のみ”という所。
なので汎用的なBIGKWの入札競争は非常に高くなることが予測されます。

またブランド系のKWも必須で購入する事を推奨致します。
検索結果の最上部に表示される対象Appの上部に広告が出ます。
注意すべき点は、他社にKWを買われると、その枠が取られてしまう恐れがあることです。

オークションロジック

掲載結果を決めるオークションロジックは下記となる為、

自社KWをちゃんと買っていれば(関連度スコアやタップ率が高くなる為)
他社広告の露出を抑える事は出来ます。

アカウント構成

まず、アカウントが大きく2種類に分かれます。①BasicAdvanceの2種類です。

ご覧の通り、Basicはほぼ全自動で運用工数はかからないものの、
得られるデータも少なく運用要素は皆無です。
一方Advanceは運用レバーや活用出来るデータも多く、運用要素が盛り沢山です。

現状Apple Search Ads内では課金やイベント突破等のKPIを見る事が出来ない為
より成果を求めて運用するのであればAdvanceをオススメ致します。

CPN構成

CPN階層については下記のように分かれています。

運用型広告ではよく見られる三階層構造となります。
広告グループに運用レバーが集中しており、これをどのような単位でCPN分けをするかが、
回し易いCPN構成の肝となります。

推奨CPN構造

現状推奨されているCPN構造は下記となります。

KW属性毎にCPNが分かれるものの、運用する方向性は主に2軸です

・ ブランド/汎用/競合CPN ⇒ impシェア最大化
・ 調査系CPN       ⇒ 新たな獲得KWの開拓を実施

impシェア最大化CPN(ブランド/汎用/競合…etc)では、
“良”機会損失を防ぐ為に、完全一致で入札コントロールを行います。

一方、新規獲得KWCPN(調査)では想定しえない新KW開拓の為に、配信を行います。
そして配信する中で“良”を見つけ出し、
完全一致CPN(ブランド/汎用/競合…etc)にそのKWを移行させ、
獲得出来るKW数を拡充していく形となります。

クリエイティブ

配信されるクリエイティブについては、AppStoreから自動生成になります。

自動生成にはなるものの、そのパターンは選択する事が可能です。
AppStoreに登録されている素材を3つ選択し、
クリエイティブパターンを作成する事が可能です。

 ここで課題に上がるのが、PDCAが回しづらい点です。
あくまでStoreにアップロードされている素材を選択する形になる為、
クリエイティブの変動要素が少なくなります。

またAppleStore情報を変える度に審査を申請する必要があるので、
その頻度を高める事もなかなか難しいのが実情です。 

このサイクルを上手く回す事が効果改善に大きな影響を与えるため、とても重要になってきます。その効果以前の具体的な対策については、次回の記事でまとめさせて頂きます。

次回

今回の前編は、Apple Search Adsの概要を説明させて頂きました。
次回の後編では、Apple Search Ads独自の内容や運用のコツ等、より実践的な内容をご紹介していますので合わせてご覧ください!

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▼他媒体とは違う!Apple Search Adsのポイント【後編】
https://canvas.d2cr.co.jp/archives/1098

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この記事を読んでいる方へ

▼2024年10月の媒体アップデート情報
主要広告媒体の最新アップデート情報
・Googleの最適化されたターゲティングの設定
・LINE GAME公式アカウントのトークルーム広告
など広告担当者必見の内容になっています。

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鈴木 光洋

営業本部 ダイレクト営業部 シニアマネジャー。前職はSEMを中心とした、web専業広告代理店にて営業に従事。現在はマーケティング&ストラテジー部にて広告運用チームのマネジメントを担当。webだけではなく、アプリにおけるプロモーションも含め情報発信をさせて頂きます。

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