Creative 2023.12.18

TwitterやInstagramなどのSNS広告と同じ静止画クリエイティブだけをLINE広告で配信するのはもったいない!?
LINEならではの良効果クリエイティブ事例とは

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鈴木 雄太

CreatorZine転載

はじめまして。
株式会社D2C R クリエイティブプランナーの鈴木雄太です。
本連載では「メディア」「ターゲット」「コンテンツ」3つの軸をベースに、それぞれの軸を深堀しつつ、それに合わせたクリエイティブノウハウを15回お伝えしてきております。そして第16弾となる今回は、「LINEとクリエイティブ」をテーマとしてお話させていただきます。

この記事をご覧いただけたということは「現在LINEで広告を配信している」or「近い未来でLINEへの広告出稿を考えている」方だと思います。

そんなあなたがもしTwitterInstagramなどのSNS広告と同じ静止画クリエイティブだけをLINEで配信している or 配信するつもりなのであればこの記事を読んでいただければ幸いです。

LINE広告において注力するべき配信面や他SNS広告との違い、そしてそれら鑑みて導き出したLINEならではの良効果クリエイティブの実例をご紹介させていただきます。現在LINE広告を配信している方であれば、高確率で自分が担当している商材に転用できるかと思いますので、ぜひご参考にしていただけたら嬉しいです。

この記事を読んでいる方へ

▼2024年8月の媒体アップデート情報
・Googleの配信先にXが追加
・Yahoo!の配信面/FMTアップデート
・MetaのFQのアップデート
・LINEのFMTアップデート
など広告担当者必見の内容になっています。

詳しく知りたい

LINE広告の特徴

LINEは国内MAU9400万人を超えた、日本の国内人口の約7割が使用しているプラットフォームです。現在では家族や友人などと連絡を取り合うツールとしてだけではなく、企業が実店舗の予約管理に使用していたり、VOOM面ではInstagramTikTokのように一般ユーザーが投稿したりと様々な用途で使用されています。

そんな様々な使用用途があるLINEですが、広告の配信面においても数多くの面に配信が可能となっております。その数なんと14種類!

画像引用元:LINE広告とは ※一部D2C Rにて加工

正直これだけ配信面が多いと何がなんだかわからなくなってしまう方も多いのではないでしょうか?

多様な配信面を持つLINEで注力すべき面とは?

上記のように多様な配信面を持っているLINE広告。しかし当然ですが、全ての配信面に平等に広告が配信されるわけではありません。

LINE社からリリースされている「静止画フォーマットにおける、主な配信面」を見てみると多くの配信面がある中で、静止画クリエイティブにおいては「トークリスト」と「LINE NEWS」面に配信面が偏っていることがわかります。

画像引用元:広告の表示機会がアップして費用は抑制?いま、活用すべき「Small image(画像小)」※一部D2C Rにて加工

この配信結果から静止画クリエイティブでは「トークリスト」と「LINE NEWS」面を中心にクリエイティブの構成を考えることでLINE広告全体の効果が良くなることが考えられるのではないでしょうか。

注力すべきトークリスト面&NEWS面と他SNS広告の大きな違い

LINE広告では「トークリスト面」と「LINE NEWS面」に注力すべきということはご理解いただけたと思いますので、続いてはこの2面がどのような特徴を持ち、クリエイティブを制作する上で何に気をつけなければならないのかをお話させていただきます。

この2面の最大の特徴は「クリエイティブの表示範囲が小さい」ことです。

画像引用元:LINE広告とは  Meta社「ヘルプセンターMeta社「Instagram広告の基本」Twitter「広告ヘルプセンター」※一部D2C Rにて加工

上記の図はLINEで注力すべき2面と各SNSの広告表示を比較したものになります。ご覧になってわかる通り、他SNSの広告表示と比較するとLINE広告の2面が明らかに広告の表示範囲が小さいのが一目でわかるかと思います。そのため「トークリスト面」と「LINE NEWS面」に注力すべきLINE広告では表示範囲が小さくてもユーザーが理解できる、視認性を意識しながら制作することが重要となってきます。

小さな配信面でも効果が出るクリエイティブ3つの例

「視認性を意識しながら制作すればいいのはわかったけど、具体的にどのようなクリエイティブを制作したらいいかわからない」と思ったここまでご覧いただいた読者様。ご安心ください。今回は小さな配信面でも視認性がよく効果が出やすいクリエイティブの例を3つほどご紹介させていただきます。

①LINEスタンプ風

LINEでは誰もが馴染みのあるLINEスタンプ風(キャラクターに一言を添える構成)の形態にすることで、トークリスト面やLINE NEWS面に広告出稿した際も視認性を保ちながら広告臭を薄くすることができ、自然な形でユーザーのクリックを促すことが可能となります。LINEスタンプ風クリエイティブのコツとしては、上部のコピーを短くすること(基本的には10文字以内)があげられます。コピーを「楽してやせた」のように一言にすることで普段使用しているLINEスタンプのように見え、ユーザーの興味を惹くことが可能になります。さらに訴求したい内容がある場合は、クリエイティブがごちゃつくのを防ぐためタイトル部分で補完することをおススメいたします。

②視認性のいい文字のみで限定感を煽る構成

白背景に赤の文字色など目につきやすい且つ視認性のいいクリエイティブにすることで、ユーザーの興味を引き出すことが可能になります。またこの際に「年に一度の○○」や「○○好きなあなたに」など限定感を煽ることで購入を迷っている顕在層を中心にさらなるCTRの上昇を見込むことができます。

③CTAボタンやダウンロードボタンなどの強調

クリエイティブ領域が小さい配信面なため、ユーザーに対し広告クリック後のしなくてはいけないアクションがわかりづらいクリエイティブが多い傾向です。そのため「ダウンロードするもの」なのか、「購入するもの」なのか、「友達登録なのか」など次の行動をクリエイティブ内ではっきりさせることでユーザーの理解促進が進みCTRが上がるケースが存在します。

まとめ

今回はLINE広告において優先すべき「トークリスト面」&「LINE NEWS面」におけるクリエイテブ事例を紹介いたしました。

LINE広告では配信面の小ささ故、視認性を改善するだけでCTRが大きく改善するケースが多々存在します。国内MAU9400万人にいるポテンシャルを最大限活かすためにも、LINE広告ならではの特性を理解した上で、クリエイティブ開発を行うことが重要です。

今回の記事がLINE広告配信を検討している方や、現在のLINE広告のクリエイティブに悩んでいる方に、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

この記事を読んでいる方へ

▼2024年8月の媒体アップデート情報
・Googleの配信先にXが追加
・Yahoo!の配信面/FMTアップデート
・MetaのFQのアップデート
・LINEのFMTアップデート
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鈴木 雄太

2019年より総合プランニング本部クリエイティブ部所属。休日の過ごし方はもっぱら昼のみ。そのため中性脂肪が大変なことになっており、手軽な運動から始めようと思っているが、なかなか動けず。

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