Creative 2019.06.20

ゲーム運営経験者が ゲーム広告に使用するキャラクターについて考えてみた

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CANVAS編集部

はじめまして。クリエイティブプランナーの原口です。
前職はゲーム会社で、RPG系タイトルの運営と開発のプランナーをやっていました。
その前は、そのゲームのランカーとオフ会の主催をしている学生でした。

いちプレイヤーの立場から、ランカーになるまでとことんゲームを研究し、オフ会を開き、300人以上の人たちと交流してきました。その後はゲームの中の人として開発、運営を経験しました。

ゲームプレイヤーのタイプで言うと、完全に「エクスプローラー」タイプです。つまり、新しいことへのチャレンジに意欲が沸くタイプです。
そのエクスプローラー気質の結果、ゲーム運営と違い、ゲーム外のユーザーとコミュニケーションがとれる広告代理店のD2C Rに転職しました。

今回はゲーム広告においても、最近のゲーム運営においても一番大事な「キャラクター」について考えていきたいと思います。

この記事を読んでいる方へ

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詳しく知りたい

ゲーム運営におけるキャラクターについて

ゲーム運営において、キャラクターってなんでしょうか。

・物語を紡ぐ登場人物
・バトルパートで活躍する駒
・売上のための販売物

などなど色んな見方やスタンスのゲームがあるかと思いますが、キャラクターは、ゲームの遊びや物語を「拡張させるためのひとつ」という認識は共通しているはずです。

その「拡張する要素」が魅力的であることから、ソーシャルゲームは運営でプレイヤーモチベーションの盛り上がりの波を作れています。
なかでも一番簡単かつ分かりやすく、多くのユーザーに刺さりやすい「拡張要素」が、プレイアブルの新キャラクターの追加となります。

プレイヤーのモチベーションを高めるために、ソーシャルゲームの運営ではユーザーにとって魅力的なキャラクターの制作に尽力するわけです。
もちろん既存のキャラクターとは被らないように、唯一無二の要素を与えて制作するのが基本です。

キャラクター制作において、以下の3点が基本的な方向性となると考えます。

  • バトルで活躍する
  • イラストやモデル/モーション・エフェクトが魅力的
  • シナリオやプロフィールが魅力的

ではここから、本題のゲーム広告の話に移ります。
ゲームの広告ではキャラクターを使用したものが圧倒的に多いですよね。

ゲーム運営時におけるプレイヤーの琴線と同じく、キャラクターを使用して訴求した方が分かりやすく、また目にしたユーザーの気持ちがワクワクしやすいのではないかと考えています。

ただし広告では、そのゲームをプレイしたことのないユーザーにゲーム内のキャラクターを訴求します。
例えると、試食でおいしいと感じてもらい、商品を購入してもらうようなものです。

つまり、コンバージョンまで辿り着くためにはユーザーをすごくワクワクさせて、このキャラクターっていいなと思ってもらう必要があります。

どうすればキャラクターの広告を目にしたユーザーをワクワクさせられるか。
その答えは、当たり前でシンプルですがキャラクターの魅力を引き出して見せてあげることです。

では、具体的にどのようにキャラクターの魅力を引き出すか考えてみます。

逆算してキャラクターを考える

クリエイティブを企画している際は、
どのキャラクターを使おうか、このキャラクターって何がウリなんだろう、このキャラクターってどんな人に刺さるんだろう…

こんなことを考えて制作を進めています。

そのなかで一番考えることは制作側のこだわりポイントについてです。

ゲーム運営におけるキャラクター制作におけるこだわりポイントは先述の通り、この3点だと思っています。

  • バトルで活躍する
  • イラストやモデル/モーション・エフェクトが魅力的
  • シナリオやプロフィールが魅力的

ここから逆算して、広告での一瞬の出会いに特化してカスタマイズするのがクリエイティブプランナーの役割だと思っています。

ただ初めてこの広告を目にしたユーザーにそのままこのこだわりをぶつけると魅力を伝えることはできません。

例えば、「ついに敵だった狂戦士アール登場!なんと攻撃力400!」というテキストで広告を打ち出したとします。
ユーザーは「敵だったって何?どんなシナリオ?攻撃力400?それって強いの?」と思うことでしょう。

情報の階段をすっとばしているので、受け手であるユーザーには理解されない可能性が高いです。

そのため、RPGをプレイしたことがあるユーザーが理解できるような情報を整理して落とし込むことが重要です。

実際にクリエイティブを作ってみた

今回は制作のこだわりポイント3点を使って実際にクリエイティブ例を作成しました。

これはバトルで活躍するキャラクターを訴求したものの例になります。

RPGをプレイしたことのあるユーザーにならわかってもらえる要素を入れることで、キャラクターを通してバトルが楽しそうだと魅力を感じてもらえる訴求になります。

今回使用したRPG用語はステータスを表す、猛毒・・などのワードでバトルの要素を感じられるようになっています。

またターゲットはバトルで勝つことや、コンボなどを探すのが好きなユーザーです。

クリエイティブ内に文字を敷き詰めるデザインはアニメなどで使用される演出で、バトルユーザーが好みそうなテイストになっています。

これはイラストやモデル/モーション・エフェクトが魅力的なキャラクターを訴求した一例となります。

いくら可愛いらしい見た目でも、ただそのキャラクターを置いただけでは効果が上がらない場合があります。
そこで、そのキャラクターの可愛いポイントをしっかり伝えてあげる必要があります。

SNS等でゲームやマンガのキャラクターを他の人に布教するユーザーは多いです。
そのキャラクターの良さを伝えるときに一番多いのは、やはりビジュアル要素についてです。

ビジュアル要素の何がいいかを伝えることによって、そのキャラクターの魅力をより引き出すことが可能になります。

キャラクターの見た目にこだわらないゲーマーはあまりいないので、基本的にはすべてのゲーマーを対象としたクリエイティブになります。

これはシナリオやプロフィールが魅力的なキャラクターのクリエイティブ例です。

最近では名前を見ただけでキャラクターの性格やシナリオが分かるキャラクターが多いです。

例えば、武将の名前や神話のキャラクターを使用している場合などです。
皆さんがすでに特性やイメージを知っているために、ゲームでのキャラクターも好きになるということです。

他にもツンデレなど、わかりやすい定番の性格も人気があります。

シナリオやプロフィールを訴求した広告では新規性の強調ではなく、慣れ親しんだ設定を訴求した方が効果が出る場合があります。

この形の訴求はストーリー好きやコンプリート欲求のあるユーザーが基本ターゲットになります。

さいごに

今回はキャラクター制作のこだわりポイントとターゲットを考えながら、クリエイティブ例とあわせてご紹介しました。

このように運営や制作から逆算して考えればどんな目的を持つキャラクターなのか、またその他の拡張要素や基本のゲーム性の魅力も見えてくるはずです。

私たちはその魅力を伝えるためにお力添えすることが可能です。
ぜひお気軽にお問い合わせください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

株式会社D2C Rは、アプリ・Web配信企業やコンテンツプロバイダをはじめとする広告主のニーズにマッチした、効果的な広告の開発・提供を行うデジタルマーケティング会社です。

D2C Rでは、企業が提供する良質なコンテンツやサービスに関する情報を、より多くの生活者に届けることを通じて、生活者の生活をより豊かにします。また、モバイルコンテンツ市場の健全な発展に寄与すべく、安心かつ効果的なデジタルマーケティングサービスを提供しています。

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・Yahoo!の画像アセットの提供開始
・TikTokのカルーセル広告が一般利用可能に
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CANVAS編集部

広報の川向です。デジタルマーケティング情報を発信する『CANVAS』の運営&編集担当。中の人としてTwitterはじめました(@canvas_d2cr)。テキストは標準語ですがしゃべると関西弁。最近つけてもらったあだ名はゲリラ広報。

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