Creative 2023.09.11

【イベントレポート】ヒット動画プランナーが語る!最新事例から読み解く SNS×動画マーケティング2021

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中本 佳明

こんにちは!クリエイティブプランナーの中本です。

コロナ禍でマーケティングが重要視されている中、高速通信の5Gにより、ますます”動画”が注目される昨今。
また、”SNS”は私たちの生活、社会に欠かせないものとなりました。

読んでいる皆さんの中には既に『SNS』や『動画』を利用した施策を行っていると思います。

この記事では、これからさらに伸びていくだろうSNS・動画をどのようにマーケティングに活用していくべきか
2021年1月26日に弊社D2C R主催のウェビナー
【無料ウェビナー】ヒット動画プランナーが語る!最新事例から読み解く SNS×動画マーケティング2021
から内容を抜粋して紹介します!

この記事を読んでいる方へ

▼2024年10月の媒体アップデート情報
主要広告媒体の最新アップデート情報
・Googleの最適化されたターゲティングの設定
・LINE GAME公式アカウントのトークルーム広告
など広告担当者必見の内容になっています。

詳しく知りたい

最新の動画傾向

第1部は、D2C Rクリエイティブプランナーの郡 茜による
『態度変容を促すオンライン動画 最新動向』についてです。

昨今の動画広告市場や過去事例を元にしたオンライン動画の制作の流れなど貴重な情報が盛りだくさんでした。

これから私が気になった過去事例をGoogleが提唱するHHH戦略に当てはめてご紹介しようと思います。

HHH戦略とは3つの動画による態度変容指針。
・「コンテンツとして興味を引き、話題になるような動画のHERO動画」
・「商品、ブランド×エンタメで商品理解と自社サイトの流入を促すHUB動画」
・「具体化したニーズに対する的確な回答となる動画のHELP動画」

①富士急ハイランド 「♯真顔チャレンジ」/HERO動画

まず最初にコロナ自粛明けの富士急ハイランドの絶叫マシーンFUJIYAMAの動画を紹介します。

なかなかシュールな光景でしたね。
コロナを理由に絶叫ができない時事性と社長が乗車しているギャップの2点が視聴者に受け、海外のメディアにも取り上げられました。

FUJIYAMAの紹介動画はHHH戦略のHERO動画に分類されます。近年の傾向としては、時事性を表すものや動画内のメッセージなど、企画や方向性は以前と傾向は変わっていません。しかし、老舗企業を中心に長尺の動画をシリーズ展開するロングエンゲージメントを図っているものが多くなっています。

動画施策は花火のようにバズって終わらせるのではなく丁寧にユーザーとエンゲージメントを構築していくことが近年重要視されている現れだと考えています。

②カー用品ブランド「ジェームス」/HUB動画

次に例としてカー用品店のjmsの動画を紹介します。

jmsの動画はHUB動画に分類され、ユーザーと企業の”関係構築”や商品の”理解”を促す動画です。

ストーリーの中に商品が紹介されていましたね。
こちらのドラマはシリーズ化しており各10秒動画と短く、累計再生数は1000万再生にもなります。

近年、jmsの動画のようなHUB動画は、斬新な施策や農林水産省のBUZZ MAFFのように保守的な組織のチャレンジが目立ち、番組的なコンテンツが多くなっている傾向があります。

③C chanelのヘアアレンジ動画/HELP動画

女性向けメディアのC chanelのヘアアレンジ動画を紹介します。このヘアアレンジ動画はHELP動画に分類され、視聴ターゲットの知りたい情報や購入障壁を払拭するコンテンツを特徴としてもっています。また内容は「HOW TO」や「取り扱い説明」、「Q&A」などが代表されます。

@cchannel_girls

#ヘアアレンジ #編み込み #簡単 #基本

♬ オリジナル楽曲 – CCHANNEL – CCHANNEL

丁寧かつユーザーを意識したデザインになっていましたね。

C chanelのヘアアレンジ動画のようにHELP動画での近年の傾向の変化により、動画の置き場も同じく変化しました。
若年層が使用している主流メディアはTikTokやInstagramとなり、それに伴い検索行動がググるから”タグる”に変化したことによって企業のHPにあったHELP動画などが、SNS上にアップされるようになりました。

④東京カレンダー/キャンペーン施策

大人向けライフスタイルメディアの東京カレンダーの施策を紹介します。今後、動画施策の主流となっていくキャンペーンです。

まず、jmsのようにHUB動画として港区おじさんという連続ドラマをYouTubeで展開。

それだけではなく、TikTokを使ったキャンペーン展開も行っています。

TikTokの#チャレンジ広告では参加者に自ら動画をつくってもらう参加型施策でユーザーとのエンゲージメントを高めていました。
以上のように各メディア特性をうまく活用した複合的な設計がキャンペーン施策のポイントになり、今後の主流となっていく傾向があります。

マーケティングにおけるSNS活用

第2部は、D2C Rクリエイティブプランナーの伊藤 大悟(Twitterはこちら)による
『SNSのアップデートによるコンテンツとユーザー変化』についてです。

SNSを活用する意義から始まり具体的な施策の紹介や注力するべき大事なポイントなど、こちらも充実した内容でした。

中でもファネルを太らせるための施策を4つのキーワードを用いて説明していましたので
その4つのキーワードをそれぞれ簡単に紹介していきます。

拡散・UGC

初めに拡散・UGCは認知を目的とする施策です。”拡散”だけを狙うのあれば”インセンティブ”のインパクトが強ければ非常に有効な手法です。しかしユーザーの態度変容を考えると足りませんが、前述した”動画”を使うことで十分に補うことが可能です。
例として、デカビタCによるこちらのキャンペーンが紹介されていました。

ユーザーの投稿から抽選で選んだものをイケボゴリラ(CV:杉田智和さん)に全肯定してもらう参加型キャンペーン。

ユーザーの態度変容のために施策の中心にインセンティブ動画を用いることで動画の視聴数が増え、態度変容が起きていました。

さらに拡散・UGCは、キャンペーンの”のっかりやすさ”が重要です。
SNSにおける拡散もUGCも、ユーザーからすると他人に見られる行為です。そのハードルを越えるために、のっかりやすい“言い訳”を用意することで、動画を含めたコンテンツの拡散力・UGCのインパクトは格段に上がります。

インタラクティブな仕掛け

インタラクティブな仕掛けは商材への興味関心を強く高める目的とする施策。
例として、氷結のツイートが紹介されていました。

高速で回転する動画、アニGIFを止めるというギミックはSNSで根強く使われているものです。
他にもSNSのアンケート機能使った施策や音を使った立体音響のギミックなどが紹介されていました。

ここで重要なのが、SNSの文化、機能を熟知した上で、コンテンツづくりに活かすことです。
それぞれのSNS特有の文化や機能を念頭に置き”リアクションが起きること”を前提にコンテンツづくり、すでにあるコンテンツのチューニングをすることで、より興味関心を強く引くことができます。

検索と保存

HELP動画でもありました通り、ユーザーの検索行動やコンテンツを保存する行動に変化が出てきました。

 主要SNSには”保存”機能があり、Instagramでとくに活用されています。ユーザーは保存機能を使い比較検討を行っており、映えが重視されていたInstagramでは、昨今の傾向として”情報取集のメディア”の変化が見られます。

これらのユーザー行動変化を考えると、検討層や利用層に見て欲しいHELP動画はSNS上にも置く必要があります。

コミュケーション

最後にコミュニケーションです。コミュニケーションはファンを増やし、結びつきを強めるために取り組みたい領域です。

例として歯の矯正を行っているキレイラインを紹介します。

他にもユーザーへの問いかけなど、公式アカウントの”コミュニケーションを取ろうとする姿勢”や行動を繰り返し続けることによって、ファンが増え、結びつきは強くなっていくと考えています。しかし、一方通行の情報発信と比べると、コミュニケーションは不確定要素が強いです。そこで少しずつ、チャレンジしていくことが良いです。

まとめ

他にもウェビナーでは深堀した内容が紹介されていましたが、その全てを記載できなく大変残念に思います。本記事の内容だけでも何か参考になったことがあれば嬉しいです。

2021年以降も動画とSNSはさらなる活用が求められると思います。

誤解を恐れずに言うと動画、SNSを使ったユーザーとのコミュニケーションは難易度が高いです。だからこそ他社と差がつけやすい部分であり、大いにチャレンジする価値がある領域です。「インフルエンサーを使った施策を打ったが次の施策が見つからない」「動画を作ったが、ユーザーの反応が悪い」ことなど多々あると思います。

そんな時、動画、SNSの活用に悩んだらD2C Rにお気軽にご相談ください!
皆さまからのご相談心からお待ちしております。

D2C Rへのお問い合わせはこちら

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中本 佳明

総合プランニング本部クリエイティブ部所属。犬に生まれ変わりたく日々修行中。現在、犬の気持ちを理解できるよう四つん這いで生活してます。

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