【2025年版】docomo Ad Networkのターゲティングとは?種類と使い方を解説!

AX部の田中です。多様な案件の営業・運用方針策定などに務めております。
みなさん、docomo Ad Networkと聞いてどのような印象をお持ちになりますでしょうか?
「年齢層が高い」といったイメージをお持ちの方も多いでしょう。
メッセージS、dメニュー、dポイントクラブと3種類の配信先がありますが、いずれも40歳以上のユーザーが7割ほどを占めています。
ただ、特徴はそれだけではありません。docomo Ad Networkでは、ユーザーがd関連サービスで登録した時のデータ、デバイス、dサービス上での行動等、日々多くのデータを蓄積しています。
本日は、そのデータを用いたターゲティングを含め、他にも利用可能なターゲティング機能や特徴に関してまとめました。ぜひご一読ください!
【2025年最新リニューアル!】docomo Ad Network広告とは?仕組み~各メニューの概要を解説!
目次
1. ターゲティングに使用されているdocomoデータは何の情報を元にしているのか?
画像引用元:docomo Ad Networkセールスシート
日本最大級の1億人超えのdポイント会員を基盤とし、
キャリアならではの契約者情報や位置情報、興味関心、アンケートデータ、ドコモサービスの利用情報、アプリの利用ログなどオンライン・オフラインを含む、多種多様なデータをdocomo Ad Networkでは使用しております。
※事前に利用許諾を頂いたユーザーからの情報を基盤としております。
2. ターゲティングの種類
docomo Ad Networkでは、様々なターゲティングが可能です。
大きく分類すると、
媒体内部データを用いたターゲティング
媒体外部データを用いたターゲティング
の2種類です。
それをさらに細かく分類すると、
媒体内部データを用いたターゲティング
・契約者情報ターゲティング
・購買行動ターゲティング
・オンライン行動ターゲティング
・リアル行動ターゲティング
媒体外部データを用いたターゲティング
・ユーザーリストターゲティング
となります。細かく見ていきましょう。
2.1.媒体内部データを用いたターゲティング
2.1.1.契約者情報ターゲティング
【内容】
契約者の情報から、特定の属性に該当する可能性の高いユーザー層を指定した配信をすることが可能です。
以下のカテゴリ別に設定できます。
デモグラ情報:年齢、性別、誕生日、郵便番号、居住地
dマーケット契約者:dアニメストア、dマガジン、dヘルスケア、dTV・・・
ドコモサービス契約:スゴ得、パケット定額サービス、ケータイデータお預かりサービス・・・
アンケート結果:既婚未婚、子供の学年、仕事の業種、住宅居住形態/持ち家or賃貸、世帯年収、外食頻度・・・
【使い方】
広告主は自分の商品やサービスがどの年齢層や性別、地域に向いているかを考慮し、ターゲットを設定します。
例えば、若い女性向けのファッションブランドであれば、「20代女性」「関東圏」をターゲットに設定することで、より効果的に広告を配信できます。
2.1.2.購買行動ターゲティング
【内容】
ユーザーが購買した履歴(d払い/dカードでの購買、dポイントの保有や利用)に応じて広告を配信します。
以下のカテゴリ別に設定できます。
d払い購買履歴:利用加盟店、利用頻度、利用時期
dカード購買履歴:利用加盟店、利用頻度、利用時期
dポイント利用履歴:利用加盟店、利用頻度、利用時期
dポイント保有履歴:保有数、ステージランク
【使い方】
広告主は、ユーザーが購買した商品のジャンルをもとにターゲティングを行いたい場合に効果的です(加盟店であることが必須)。
例えば、飲食店を普段利用しているユーザーに類似している飲食店のキャンペーンの周知をすることや、アミューズメント施設を利用したユーザーに系列施設で開かれるイベントの告知をする、といったことが可能です。
2.1.3.オンライン行動ターゲティング
【内容】
ユーザーのオンライン上での行動(アプリ使用履歴、dメニュー検索、dマーケット利用履歴)を用いて、そのユーザーが関心を持っているテーマやカテゴリに関連する広告を配信します。
以下のカテゴリ別に設定できます。
アプリ使用履歴:アプリのインストール履歴や起動履歴
dメニュー検索:検索語句
dマーケット利用履歴:dヒッツやdマガジンなどの利用履歴
【使い方】
商品やサービスが特定の趣味や関心を持ったユーザーに向いている場合に効果的です。
例えば、ゲームのアプリ利用者にはゲーム関連の広告、dマガジンでスポーツ系の雑誌を見ているユーザーにはスポーツ用品の広告を表示させることができます。
2.1.4.リアル行動ターゲティング
【内容】
ユーザーが特定の地点に訪れたと推定される情報に基づき広告を配信します。
以下のカテゴリ別に設定できます。
位置推定情報:ユーザーが訪れたと推定される場所を指定
【使い方】
オフラインの実店舗や地域密着型のサービスにとって非常に有効です。
例えば、レストランやカフェ、ドラッグストアなどの広告主は、近くにいるユーザーに広告を表示することで、来店を促進できます。
また、イベント開催中の特定の地域や、キャンペーンを行っている店舗周辺に位置するユーザーに向けて広告を配信することも可能です。
▼ターゲティング設定の組み合わせ▼
上述の、契約者情報、購買行動、オンライン行動、リアル行動の4つのターゲティングに関しては、複数のターゲットを同時に選択したり、選択したターゲットの両方に合致するユーザーに絞ったりするなど、任意でターゲットを掛け合わせることが可能です。
【or条件の設定】
or条件とは「AまたはBのいずれかの条件に一致する」ユーザーをターゲットとして設定することです。
「ネットショッピング活発層・子育て層・外食頻繁層」という複数ターゲットをor条件で指定した場合、3つの内いずれかに当てはまるユーザーにターゲティングすることが可能です。
or条件での設定は、オーディエンスサイズも確保しながらターゲティング配信を行いたい場合に有用だと言えます。
【and条件の設定】
and条件とは「AとBの両方の条件に一致する」ユーザーをターゲットとして設定することです。
「ネットショッピング活発層・子育て層・外食頻繁層」という複数ターゲットをand条件で指定した場合、すべてに当てはまるユーザーのみが配信の対象となります。
and条件での設定は、オーディエンスサイズが絞られるものの、or条件よりも関心度の高いユーザーをターゲットとすることが可能です。
以上のように、ターゲティングに関しては細かな設定が可能であるとともに、docomo Ad Networkは、ユーザーの様々な情報を用いてターゲティングが可能なため、そのターゲティングの多様性も媒体の強みです。
2.2.媒体外部データを用いたターゲティング
2.2.1.ユーザーリストターゲティング
【内容】
ユーザーリストを個人が特定できない形に変換し媒体に連携することで、そのユーザーに対して広告配信が可能です。
以下のようなリストの使用が可能です。
広告主より提供されたリスト:商品の購入者リスト、サービスの契約者リストなど
【使い方】
広告主のサービスをすでに利用しているユーザーに、アプローチしたい場合に効果的です。
例えば、過去のサービスプロモーション時のユーザーリストを保有している状況にて、自社内の類似サービスのプロモーション広告を打つ際、ユーザーリストを媒体へ連携することで、そのユーザー群に対して広告配信が可能です。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では、docomo Ad Networkのターゲティングについて紹介させていただきました。
docomo Ad Networkのターゲティングは、ユーザーの行動や属性に基づいて広告を効果的に配信できるため、広告主は自分のターゲットとする層にぴったりの広告を届けることができます。
自社の製品やサービスがどのようなユーザーに向いているかをしっかり把握し、それに基づいてターゲティングを設定することが大切です。
また、今回記載した内容はあくまで基礎編であるため、より高度な上級編のターゲティングも可能です。
それについては、また別の機会にお伝えしたいと思います。
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