【徹底解説】Talk Head Viewとは?メリット・デメリットから配信準備までを紹介

こんにちは。D2C Rソーシャルメディアソリューション部の皆川です。
今回は国内最大級のSNSメディア「LINE」に出稿可能なLINE広告の中でも予約型のメニューである
Talk Head View(トークヘッドビュー)について紹介していきたいと思います。
「Talk Head Viewって名前は知ってるけど、どう配信するか分からない」
「どんなメリットのあるメニューなのか分からない」
そんなお悩みを解決する記事となっております。是非参考にしていただければと思います。
目次
Talk Head Viewとは
Talk Head Viewは、「LINE」の広告掲載枠で最大のDAUを誇るトーク画面上部の「トークリスト面」に出稿可能な、
国内でも最大級のリーチ力を誇る純広告メディアとなります。
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/download/
Talk_Head_View_ProductGuide_20250401-20250630.pdfより
メリット
大きく下記3つのメリットのあるメニューとなっております。
①圧倒的なリーチ力で、あらゆる年齢/性別の日本人にバランスよくアプローチすることが可能
②掲載枠が一社独占枠につき、競合とのバッティングを気にすることなく配信が可能
③配信データをLINE広告に連携することで、Talk Head Viewでアプローチしたユーザーを追跡することが可能
デメリット
デメリットとしては、1日買い切り枠であるため、商品価格が他の純広告メディアと比較しても高単価であることです。
(※リーチ数を調整することで1,000万円~4,000万円まで調整が可能となります。)
それではTalk Head Viewの中身についてもう少し詳しく見ていきましょう。
Talk Head View 商品詳細
ここから
①商品スペック
②広告フォーマット
③調査・ブランドリフトサーベイ
の3点に分けて紹介していきます。
①商品スペック
Talk Head Viewの商品スペックは下記表通りとなっており、
想定リーチ数と配信設定期間設定に応じて商品価格が異なっております。
目的とご予算に合わせて使い分けることが出来ます。
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/download/
Talk_Head_View_ProductGuide_20250401-20250630.pdfより
②広告フォーマット
Talk Head Viewのには4パターンのフォーマットで広告が掲載できます。
・Static banner
・Expand video
・Auto play video
・Talk Head View Premium
1日で約6,500万UUという爆発的なリーチ力があり、商品認知やブランドリフトに大きく貢献するため、
適切なフォーマットを選択するようにしましょう。
Static banner・Expand video
Auto play video
動画の自動再生後、動画のタップ有無によって遷移の流れが分岐するフォーマットです。
ユーザーが動画をタップした場合は動画が拡大されて表示されます。
ユーザーが動画をタップしなかった場合は、最初の表示と同じサイズのまま、動画が再生されます。
Talk Head View Premium
Talk Head View Premiumは、2025年1月にリリースされた、Talk Head Viewのフォーマットの中でも新しく、
よりリッチな演出が可能なフォーマットです。
全画面でダイナミックなアクションを演出できるため、
インパクト重視、話題性喚起を目的としたプロモーションに最適です。
1Day Half以上のメニューでのみ実施が可能となりますのでご注意ください。
下図にTalk Head View(Static banner・Expand video・Auto play video)に必要な入稿素材がまとまっております。
静止画フォーマットの場合は、Imageファイルと遷移先URLを準備ください
ビデオフォーマット(Expand video・Auto play video)の場合は、全ての素材の入稿が必要です。
ご確認の上ご準備下さい。
Talk Head View Premiumの入稿規定は下記になりますので、ご確認の上ご準備ください。
※下記を媒体社に提出し、静止画バナー・演出部分については媒体社側での作成になります
素材をご準備いただく際の注意点として、Image素材の表示領域がございます。
下図のように、掲載時には中心線を軸に画像がトリミングされた状態で表示されます。
そのため、
①画像が見切れることで不自然なものにならないこと
②表示領域内に広告の主体者名が明記されるようにする
といった2点に注意していただきますようお願いいたします。
(上記が理由で広告の審査落ちになるケースがあります。)
入稿素材をご準備いただく際、制作したクリエイティブを事前に確認できるプレビューツールがLINE社から用意されております。
ご入稿いただく前に、制作したクリエイティブにロゴやテキスト見切れ、要素の被りがないかご確認ください。
ツールURL:https://admanager.line.biz/pages/brandpreviewtool/index.html
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/download/
Talk_Head_View_ProductGuide_20250401-20250630.pdfより
また、広告審査に関するガイドラインは下記をご参照ください。
入稿素材をご準備いただく際には事前にご確認いただくことで審査落ちのリスクを軽減できるかと思います。
https://www.linebiz.com/jp/service/talk-head-view/guideline/
③調査・ブランドリフトサーベイ
Talk Head Viewとあわせて、広告接触の有無でユーザーを分類/抽出し、
それぞれのユーザーに対して連携する調査会社によるブランドリフト調査を実施することが可能です。
調査レポートでは、回答者の基本情報や各調査設問のリフト効果、および各調査設問における性年代別のリフト効果などが確認出来ます。
また、調査結果とあわせて、LINE社からLINEリサーチの結果や動画の視聴傾向などの定量データをもとにクリエイティブの分析・考察レポートを提供いただけます。
認知施策との掛け合わせにより事業拡大のヒントとなる情報を集めることが出来ますので、是非ご検討ください。
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/download/
Talk_Head_View_ProductGuide_20250401-20250630.pdfより
ブランドリフト調査の概要は下図にまとまっております。
また、実施に際しては調査項目の設定等で時間を要するため、Talk Head Viewの配信準備と並行して 準備を進めていただくことを推奨いたします。
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/download/
Talk_Head_View_ProductGuide_20250401-20250630.pdfより
それではここからは具体的にTalk Head Viewがどのように活用されるのか、
事例を交えて紹介していきたいと思います。
Talk Head Viewの活用事例
Talk Head Viewは単体でも国内Topクラスのリーチ力を誇る、非常に有益な広告メニューですが、
LINE広告との掛け合わせによってさまざまな事業課題の解決にアプローチすることが出来ます。
ここから、そんなTalk Head View×LINE広告の活用事例をご紹介していきます。
ターゲティング機能の活用
ビジネスマネージャを活用することで、
キャンペーンの開始時にTalk Head Viewを実施し、
その後Talk Head Viewに反応を示したユーザーを指定してLINE広告にて配信することができます。
Talk Head Viewによって興味度・利用意向がリフトしているユーザーへアプローチすることで、
キャンペーンページの閲覧・商品の購入へと導くことができます。
※今まではクロスターゲティング機能にて実施が可能だったが、2025年3月26日をもって機能終了
参考:https://data.linebiz.com/business-manager/manual/other2
事例 Talk Head View接触ユーザーに対しての追いかけ配信
Talk Head Viewの接触度合いごと(imp,Video Start,complete view,etc…)にセグメントを作成し、
LINE広告にて追いかけ配信を実施。その結果、Talk Head Viewに触れていないユーザーに比べて、
接触したユーザーのCVRが向上傾向となった事例が出ております。
では最後に、Talk Head View開始までのフローを見ていきましょう。
掲載までの流れ
掲載までの流れは
①代理店経由でお申し込みされる場合
②広告主様直接お申し込みされる場合
で少々異なりますので、それぞれ紹介していきます。
代理店経由でお申し込みされる場合
代理店への相談
代理店にTalk Head Viewについてご相談いただく際には、下記必要項目をお纏め頂いた上で
ご相談いただくとスムーズな進行が可能です。
<ご相談時必要項目>
・商材名
・商材公式URL
・想定配信開始時期
・ご予算感
・ターゲット
・ブランドリフト・調査の実施有無
・その他ご与件
ご相談後のフロー
配信までの流れは大きく分けると
①企業審査 ⇒ ②日程の仮押え ⇒ ③事前審査 ⇒ ④発注 ⇒ ⑤入稿
の5段階に分かれます。
それぞれ具体的には下図に示す通りとなっており、
ご与件が固まってから10営業日程度は必要になるため、入稿物の修正等が発生することも加味して
最低でも15営業日前から準備を進めていくことを推奨いたします。
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/download/
Talk_Head_View_ProductGuide_20250401-20250630.pdfより
Talk Head View Customについて
以上、Talk Head Viewについてのご紹介でしたが、
「予算規模が大きすぎて実施ハードルが高い」と思った方もいらっしゃったのではないでしょうか。
LINE広告ではTalk Head View Customという、最低金額50万から実施できるメニューがあります。
掲載箇所はトークリスト上部になるため、Talk Head View Customと同じ形式での広告掲載が可能ですが、ターゲティングや配信期間、入札などフレキシブルに設計が可能な運用型のメニューになるため、配信量が保証されず、設定や配信金額によって変動する点に注意が必要です。
ぜひこちらもご検討くださいませ。
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/download/
Talk_Head_View_ProductGuide_20250401-20250630.pdfより
最後に
Talk Head Viewについてご理解いただけましたでしょうか。
この記事を参考にしていただき、
皆様が少しでもTalk Head Viewの活用を前向きにご検討いただけるようになりましたら幸いです。
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