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最終更新日: 2025年11月17日

【LINE広告×Yahoo!ディスプレイ広告】ついにプラットフォーム統合!LINEヤフー広告関連の変更点などポイントを解説

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山内 菜摘

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【ドコモデータ×LINE広告】

配信面×クリエイティブが肝
D2C RのLINE広告運用では
・認定資格を持った専門担当者
・認知から獲得まで一気通貫
・自社内製クリエイティブ制作
他社には"できない"ご提案をいたします。

こんにちは。D2C メディア部の山内です。

今回はLINE広告とYahoo!広告 ディスプレイ広告(以降YDA)の統合についてご説明します。
LINEヤフー社より、2026年春頃にLINE広告とYDAは統合され、「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」として提供が開始されることが発表されました。
(出典:https://www.lycbiz.com/jp/news/20250925/

この統合は、LINE広告とYDAが持つリソースを掛け合わせることで、広告効果の向上をもたらす大きなアップデートと言えます。
そこで今回、統合の背景から実際の移行方法について、現時点で公開されている情報をもとに説明します。
統合の2カ月前に詳細が周知されるとのことですが、本記事ではまずは概要をご理解いただけるよう解説していきます。

統合の背景

今回の統合は、LINE公式アカウントを起点に様々なビジネスソリューションと連携させ、企業や店舗のビジネス支援を目指す、LINEヤフーの新プロダクトコンセプト「Connect One」の一環として行われます。
これにより、企業や店舗は、LINE公式アカウントを通じて、メッセージやチャット機能だけでなく、広告、予約、顧客分析などを、1億人を超えるLINEヤフーのユーザー基盤に向けて活用できるようになります。
2025年6月より運用基盤の統合に向けた取り組みがスタートしており、その一つとして、LINE広告とYDAのプラットフォーム統合が予定されています。

統合による影響

2つのプラットフォームの統合によってどのような影響があるのでしょうか?
統合による変更点とこれまでと変わらない点について整理してご説明します。

変更点

サービス・ネットワークの名称

LINE広告とYDAの統合により、以下の通りそれぞれ名称が変更になります。
サービス内容や契約条件等に変更はなく、名称のみの変更です。

Yahoo!広告ネットワーク・LINE広告ネットワーク→「LINEヤフー広告ネットワーク」
Yahoo!広告 検索広告→「LINEヤフー広告 検索広告」
LINE広告・Yahoo!広告ディスプレイ広告→「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」

管理画面

統合後の管理画面の基本的な仕様は、YDAの操作性・UI/UXが引き継がれます。

広告掲載基準

ガイドラインについても統合が予定されており、広告掲載基準が変更になる可能性があります。

LINE広告の配信挙動

LINE広告をLINEヤフー広告 ディスプレイ広告に移行した場合は、配信挙動が変わる可能性があります。
詳細については現時点では不明となっており、今後明確になると思われます。

LINE広告のタグ

LINE広告のタグのみ使用している場合は、YDAで使用できるタグの設置が必要となります。
今後新たにタグを設置する場合は、計測タグの設置が推奨されています。

▼計測タグについてはこちらのヘルプをご確認ください。
https://ads-help.yahoo-net.jp/s/article/H000054772?language=ja

LINE広告のコンバージョンAPI

YDAのコンバージョンAPIを使用しておらず、LINE広告のコンバージョンAPIのみ使用している場合は、
統合後はYDAの新しいコンバージョンAPIを利用する必要があります。

これまでと変わらない点

LINE広告、YDAともに主要機能は基本的に継続して利用できるとのことですが、特に主要な点をご説明いたします。

広告在庫

統合後の広告在庫は、LINE広告とYDAを合わせたものになります。
LINE広告のみで配信していた場合は、YDAの広告在庫分が増える形になります。
これまでLINE広告とYDA両方で広告配信をしている場合は、在庫数に大きな変化はありません。

YDAの配信挙動

LINE広告では前述の通り、配信挙動が変わる可能性がありますが、
YDAは統合後も学習データが引き継がれるため、配信挙動が大きく変わることはありません。

YDAのタグ

LINE広告では前述の通り新たなタグの設置が必要ですが、YDAで使用しているタグは統合後も継続して利用できます。

YDAのコンバージョンAPI

LINE広告では前述の通り新たなコンバージョンAPIを利用する必要がありますが、YDAのコンバージョンAPIは統合後も利用可能です。
※従来版コンバージョンAPIも利用可能ですが、将来的に提供が終了される予定のため、
2025年6月より提供が開始されている新しいコンバージョンAPIへの移行が推奨されています。

プラットフォーム統合による各項目の変化
項目 LINE広告 YDA
名称 変化あり 変化あり
管理画面 変化あり
広告掲載基準 変化あり 変化あり
配信挙動 変化あり
タグ 変化あり
コンバージョンAPI 変化あり
広告在庫 変化あり

 

統合によるメリット

続いて統合によりどのようなメリットがあるのか、主要なポイントをまとめました。
1つのプラットフォームにリソースを集中することで学習、運用、開発の効率化が可能になります。

広告効果の向上

統合の特に大きなメリットは学習改善による広告効果の向上です。
LINE、Yahoo!双方のユーザー行動や広告実績をもとに学習が可能になるため、機械学習モデルの性能が改善し、広告効果の向上が期待できます。

運用・開発の効率化

1つのプラットフォームで広告運用・管理が可能になることで、工数を削減することが出来ます。
また、LINEヤフー社も開発の面でリソースを集中させることができるため、新機能の提供や性能改善が加速することが予想されます。

LINE広告からLINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行作業

LINE広告についてはLINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行作業が必要です。
移行を円滑にするためのサポート機能(移行ツールなど)の提供が予定されています。
移行方法や提供終了に関する詳細は、統合の2カ月前をめどに案内される予定です。
YDAについては移行作業の必要はありません。

▼移行作業のサポート機能について現状公開されている情報
・2026年春頃、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告の提供開始と同時期に提供開始
・LINE広告での広告配信を、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告に移行するためのサポート機能の提供開始
・LINE広告のグループやアカウント単位で、広告配信の情報などをLINEヤフー広告 ディスプレイ広告にコピー可能
・ツール利用には統合ビジネスIDが必要

スケジュール

現状公開されている統合までのスケジュールは以下の通りです。

現時点での統合関連のスケジュール

▼提供開始2か月前
詳細案内

▼2026年春
LINEヤフー広告 ディスプレイ広告、移行ツールの提供開始 

▼2026年春以降
LINE広告:ツールによる移行
YDA:LINEヤフー広告ディスプレイ広告に自動移行

予約型広告について

概要

2026年春頃から、予約型広告についても一本化されます。
「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(予約型)」として
LINE掲載面、Yahoo! JAPAN掲載面にかかわらず、統合プラットフォームから提供が開始されます。
現行のLINE広告の予約型広告は、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告の提供をもって掲載終了となります。

変更点

LINE広告のアップデート

プラットフォームの統合に伴い、『LINE Talk Head View』『LINE Talk Head View Premium』『LINE
NEWS TOP AD』の広告仕様のアップデートが実施されます。
アップデートの内容ついて、現在発表になっている情報は以下の通りです。
詳細の案内は年内を予定しています。

▼アップデート内容
・入稿やレポート面における広告仕様の統一
・ビューアブルインプレッション購入型(vimps購入型)配信の提供開始
 ※最低購入価格以上で、在庫数に対してビューアブルインプレッション(vimps)数・通期予算・リーチ数を自由に設定可能

変更点は運用型と基本的には変わりません。

スケジュール

現状公開されている予約型広告の統合までのスケジュールは以下の通りです。

現時点での統合関連のスケジュール

▼2025年12月
セールスシート公開

▼2026年1月
新プラットフォームで予約開始

▼2026年 春頃
LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(予約型)提供開始

▼2026年春以降
LINE広告:掲載終了
YDA:LINEヤフー広告ディスプレイ広告に統合

注意事項(推奨対応)

統合にあたり、留意したいポイントを以下にまとめました。
重要な内容になりますので是非ご確認ください。

タグ

前述の通り、YDAで使用しているタグは統合後も継続して利用できますが、LINE広告のタグのみ使用している場合は、YDAで使用できるタグの設置が必要となります。

コンバージョンAPI

前述の通り、YDAのコンバージョンAPIは統合後も利用可能ですが、LINE広告のコンバージョンAPIのみ使用している場合は、統合後はYDAの新しいコンバージョンAPIを利用する必要があります。

LINE広告からLINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行

現時点ではYDAと比較してLINE広告の方がより豊富なデータを基にした最適化が可能です。
そのため、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告の提供前に移行すると、期待したパフォーマンスが得られない可能性があります。
上記を踏まえ、移行ツールの提供まではLINE広告からYahoo!広告 ディスプレイ広告への移行は行わず、LINE広告での配信を継続することが推奨されています。

今から準備できること

移行ツールの提供までに計測タグの設置が推奨されています。
また移行ツールの利用を検討している場合は、認証済のビジネスマネージャーのLINE広告アカウントとの接続を進めることで、移行ツール提供後にスムーズに利用できます。

最後に

いかがでしたでしょうか。
LINE広告とYDAが統合されることで、運用や学習が効率化され、広告効果の向上が期待できます。
詳細の内容は、統合が開始される2026年春の2カ月前を予定しているとのことです。
統合に向けて今後案内される情報をキャッチアップの上、本記事をご活用いただけますと幸いです。

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編集者
山内 菜摘

編集者
山内 菜摘

MD本部 プラットフォームソリューション部所属。新卒で入社し、GoogleとYahoo!の広告運用を担当。趣味は展示鑑賞。

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