Media 2023.10.13

【2023年最新版】Google広告の身元確認とは?

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福田 歩美

こんにちは。D2C R プラットフォームソリューション部の福田です。

現在Googleでは、広告を出す上で身元確認を行うことが必須となっています。
本記事では、身元確認とは何か、行う目的から具体的な手順についてご紹介します。

この記事を読んでいる方へ

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詳しく知りたい

Google広告の身元確認とは

2020 年 4 月以降に導入された適格性確認プログラムに則り、
Google広告を利用する全ての広告主は身元確認を求められるようになりました。

参考:広告主様の身元確認に関するポリシー(2021年10月)

「身元確認」とは、Googleに広告主の情報を提出することで実在する会社であることを証明し、
広告の信頼性と透明性を高めることを目的とした取り組みです。

Googleに表示される広告が誰によるものなのかを可視化することで広告の信頼性を向上させ、
ユーザーにもより広告について理解してもらうために行われています。
加えて、広告を表示しているGoogleというプラットフォームの質を高めることにもつながります。

身元確認の期限

まず初めに、Googleから身元確認依頼のメールが届きます。
身元確認には期日があり、このメールが届いてから30日以内に行う必要があります。

この期日を過ぎても対応が完了していなかった場合、
アカウントが一時停止され、広告が掲載できなくなってしまいます。
もちろんメールが来る前にも身元確認を進めることは可能なため、なるべく早めに対応するようにしましょう。

なお、30日を過ぎた後でも身元確認を行えば配信を再開することができます。

 

身元確認を始める前に準備すること

実際に身元確認を始める前に、以下の3つを確認しましょう。

・身元確認を行う主体者は誰か
・作業者が管理者権限を持っているか
・手続きに必要な書類

身元確認を行う主体者について

まずは誰が身元確認を行うのかについてです。
身元確認を行う人は、広告主と代理店の状況によって異なります。

・広告運用までを自社内で行っている場合
 →その組織の代表者が行う

・代理店が運用を行い、広告主がGoogle広告アカウントに紐づけられたお支払いプロファイルを所有している場合
 →その組織の代表者が行う(代行として代理店の代表者でも可)

・代理店が運用を行い、かつGoogle広告アカウントに紐づけられたお支払いプロファイルも所有している場合
 →代理店の代表者が行う

状況に合わせて、適した人が対応を進めましょう。

管理者権限について

身元確認を行うには、
「Google広告アカウントの管理者権限」か「お支払いプロファイルの管理者権限」が必要になります。

そのため、身元確認の作業を行う前に、それらの権限が付与されているかを確認しておきましょう。

アカウントの管理者権限

Google広告では、必ず一人一人にアカウントへのアクセス権が付与されています。
こちらは管理画面で確認することが可能です。

対象のアカウントを開き、右上のメニューにある「ツールと設定」から
「設定」列の「アクセスとセキュリティ」を開きます。

対象のアカウントを開き、右上のメニューにある「ツールと設定」から「設定」列の「アクセスとセキュリティ」を開きます。

以下のようにアカウントに紐づけられているユーザーと
そのアクセス権限が表示されますので、ご自身のメールアドレスの行をご確認ください。

アカウントに紐づけられているユーザーとそのアクセス権限が表示されますので、ご自身のメールアドレスの行をご確認ください。

Google広告アカウントへのアクセス権は5種類に分かれています。

・メール専用
・お支払いとご請求
・読み取り専用
・標準権限
・管理者権限

これらの中で最も広いアクセス権が、「管理者権限」になります。

「身元確認」を行うには必ず「管理者権限」が必要になるので、
付与されていない場合は管理者権限を持っている人に依頼し、権限を付与してもらいましょう。

お支払いプロファイルの管理者権限

続いてはお支払いプロファイルの権限についてです。
このお支払いプロファイルの権限も、管理画面から確認することが可能です。

対象のアカウントを開き、右上のメニューにある「ツールと設定」から「料金」列の「設定」を開きます。

対象のアカウントを開き、右上のメニューにある「ツールと設定」から「料金」列の「設定」を開きます。

一番下にある「お支払いサービスのユーザーを管理」をクリックします。

一番下にある「お支払いサービスのユーザーを管理」をクリックします。

すると、ユーザーの一覧が表示され、それぞれの権限を確認することができます。

すると、ユーザーの一覧が表示され、それぞれの権限を確認することができます。

こちらも権限が複数種類ありますが、
お支払いプロファイルに関するあらゆる操作を行うことができるのが「お支払いプロファイルの管理者権限」です。
管理者権限がない場合には、アカウントの管理者権限同様に管理者権限を持っている人に権限を付与してもらいましょう。

必要な書類について

続いて、手続きに必要な書類を用意しましょう。
組織としての身元確認に必要な書類は以下のいずれかになるので、
どれか1つをpdfなどのデータとして用意してください。

・会社設立証書または登録証明書
・税務署からの書類の抜粋
・納税証明書
・DUNSナンバー証明書

また、個人および正式な代理人として身元確認を行う場合は、
下記のような「日本政府機関発行の写真付き身分証明書」のいずれかを提出する必要がありますので
こちらも同じくどれか1つをデータとして準備しましょう。

・パスポート
・運転免許証
・永住権カード

ここまでの準備が完了したら、身元確認の手続きに入ります。

身元確認を行う手順

まず、身元確認を行うアカウントに入ります。

上部の「ツールと設定」から、「料金」列の「広告主様の適格性確認」を選択します。

上部の「ツールと設定」から、「料金」列の「広告主様の適格性確認」を選択します。

以下のような画面に遷移しますので、「身元確認を開始する」から進めていきましょう。

以下のような画面に遷移しますので、「身元確認を開始する」から進めていきましょう。

はじめに事業内容について以下のような質問がいくつかありますので、合うものを選んでください。

はじめに事業内容について以下のような質問がいくつかありますので、合うものを選んでください。

続いて組織に関する情報を入力するページが表示されますので、正しいものを選択し、「次へ」をクリックします。

続いて組織に関する情報を入力するページが表示されますので、正しいものを選択し、「次へ」をクリックします。

ここで、身元確認を行うために必要な文書などが表示されます。

ここで、身元確認を行うために必要な文書などが表示されます。

事前に準備ができている場合は、このまま「身元確認を開始する」を選択しましょう。

あとは指示に沿って必要事項を入力していきます。
入力する内容は以下の通りです。

①組織名の確認
広告主の正式名称とそれを証明する文書をアップロード。

②組織の住所の入力
アップロードした文書の内容と異なる箇所がないよう、住所と正式名称を入力。

③組織の登録番号の追加(省略可)
任意で法人番号を入力。

④名前とIDの提供
申請している本人の名前を入力し、身分証明書をアップロード。

⑤住所の入力
最後に身分証明書と異なる箇所がないように、申請者本人の住所を入力。


以上の入力が完了したら、このような画面が表示されます。

以上の入力が完了したら、このような画面が表示されます。

ここまで来たら、確認結果のメールを待つだけです。

確認結果のメールは、通常5~7営業日以内に届くとされています。
これで身元確認は完了となります。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。
身元確認について少しでもご理解を深められていたら幸いです。

なお、下記のヘルプページにも身元確認の方法が記載されていますので、併せてご覧ください。
参考:Googleヘルプ – 身元確認を実施する方法

事前準備や権限の確認など、始めるまでは大変かもしれませんが
実際の作業自体は15分程度で終わりますので、広告の信頼性を高めるためにも
期日に余裕をもって早めに対応するようにしましょう。

 

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福田 歩美

M&S本部 プラットフォームソリューション部所属。新卒でD2C Rに入社し、GoogleとYahoo!の広告運用を担当。趣味は漫画を読むこととアニメを見ること。他にも家の中で楽しめる趣味を模索中です。

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