Media 2024.11.11

【YDA】広告アクションユーザーとは?

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小川 夏子

こんにちは。D2C Rメディア部の小川です。

今回はYahoo!ディスプレイ広告(YDA)のオーディエンスリストの1つである「広告アクションユーザー」についてご紹介します。
サイトリターゲティングとの違いなどを、詳しく説明しておりますので、
是非ご一読ください。

この記事を読んでいる方へ

▼2024年10月の媒体アップデート情報
主要広告媒体の最新アップデート情報
・Googleの最適化されたターゲティングの設定
・LINE GAME公式アカウントのトークルーム広告
など広告担当者必見の内容になっています。

詳しく知りたい

YDAのターゲティングとは

まず、YDAで利用できるターゲティング機能についてご紹介いたします。
以下の通り10種類の中から配信目的に応じて柔軟に利用することが可能です。

・性別ターゲティング
・年齢ターゲティング
・オーディエンスリストターゲティング
・サーチキーワードターゲティング
・コンテンツキーワードターゲティング
・サイトカテゴリーターゲティング
・プレイスメントターゲティング
・曜日・時間帯ターゲティング
・地域ターゲティング
・デバイスターゲティング

YDAのターゲティングをより横断的に知りたい方はこちらの記事をご確認ください。
今回紹介する広告アクションユーザーは、上記のうち、オーディエンスリストターゲティングに含まれます。

参照:ディスプレイ広告(運用型)のターゲティングはどんな種類がありますか?

オーディエンスリストターゲティングとは

オーディエンスリストターゲティングとは、データ(オーディエンスソース)を基にした
オーディエンスリスト・共通オーディエンスリストを広告グループに設定することで、
ターゲティングまたは配信除外できる機能です。
オーディエンスリストには以下のような種別があります。

■オーディエンスリスト
・広告アクションユーザー
・ウェブサイト訪問ユーザー
・アプリユーザー
・顧客データ
・Yahoo! Audience Discovery
・高度なセグメント
・類似ユーザー
・組み合わせ

■共通オーディエンスリスト
・興味関心
・購買意向
・属性・ライフイベント
・ヤフー提供(ディスプレイ広告(予約型)のみ)

参照:オーディエンスリストとは

広告アクションユーザーとは

広告アクションユーザーとは、2024年4月に追加されたオーディエンスリストの1種です。
アカウント内の配信実績を基に、クリックや動画視聴など、広告に対しての行動を起こしたユーザーへのターゲティングが可能です。
このオーディエンスリストを利用する場合、以下3つの設定箇所があります。

広告アクション種別

「クリック」「コンバージョン」「動画視聴」の中から1つ、リストに蓄積したいユーザーのアクションを指定します。(複数選択不可)
「コンバージョン」はクリック経由のコンバージョンと推定コンバージョンが含まれ、ビュースルーコンバージョンは含まれません。

※推定コンバージョン・・・Yahoo!広告で直接測定できないコンバージョンを、測定可能なデータを用いて推定したコンバージョンのこと

・参照:推定コンバージョンについて【運用型】

広告アクションデータソース

「キャンペーン」「広告グループ」「広告」の中から1つ、
リストに蓄積したいユーザーの広告アクションの基となる階層を指定します。

データの有効期間

オーディエンスリストに蓄積したデータの有効期間を指定します。
1~90日間まで設定可能で、初期設定は90日間となっています。

サイトリターゲティングとの違い

広告アクションをクリックで指定した場合の広告アクションユーザーと、
サイトリターゲティングが混同しがちかと思います。
大きな違いはリストに蓄積される対象のユーザーです。

対象ユーザーがどのように違うのか

サイトリターゲティングでは、タグを使ってウェブサイト訪問者を追跡し、
広告経由に限らずウェブサイトに訪れたユーザーが対象となります。
一方、広告アクションユーザーは広告にアクションしたユーザーに限定されます。

広告アクションユーザーのメリット

クッキー規制の影響を受けない

広告アクションユーザーはサードパーティーデータを活用せずファーストパーティーデータのみを活用する為、
サードパーティーデータ規制の影響を受けないというメリットがあります。
一方、サイトリターゲティングにおいては、サードパーティーデータの規制によって、
タグから送信されるユーザーの行動データが減少するリスクがあります。

タグ設置が不要

広告アクションユーザーでは、広告アクションに基づいてリストを生成するためタグの設置が不要です。
一方、サイトリターゲティングではタグの設置が必要となる為、広告アクションユーザー対比では追加の作業が発生します。

広告アクションユーザーのデメリット

配信対象となるユーザー数が狭まりやすい

広告アクションユーザーにおいては、広告にアクションしたユーザーのみが対象となります。
そのため、実際に配信対象としたい確度の高いターゲットの範囲が狭まる可能性があります。
一方、サイトリターゲティングにおいては、広告経由ではなく直接Webサイトに訪れた人もターゲットに含めることが可能です。

設定方法

最後に、設定方法を説明いたします。

参照:オーディエンスリストの作成

①広告管理ツールの[ツール]をクリック

①広告管理ツールの[ツール]をクリック

②[ライブラリー]の[オーディエンスリスト]を選択

②[ライブラリー]の[オーディエンスリスト]を選択

③[オーディエンスリストを作成]をクリックし、[広告アクションユーザー]を選択

③[オーディエンスリストを作成]をクリックし、[広告アクションユーザー]を選択

④各設定項目を入力

④各設定項目を入力

詳細な入力情報は下記のとおりです。

項目
オーディエンスリスト名 任意のオーディエンスリスト名を入力します。
広告アクション種別 「広告クリック」「コンバージョン」「動画視聴」から選択します。
「動画視聴」を選択した場合、さらに再生時間や再生割合を指定します。
広告アクション
データソース
ユーザーのデータを蓄積する「キャンペーン」「広告グループ」「広告」を選択します。
データの有効期間 ユーザーのデータの有効期間(日数)を入力します。
説明 オーディエンスリストの説明を入力します。(任意)

 

⑤[作成]をクリックし、オーディエンスリストを保存

 

注意点

サイトリターゲティングと重複する注意点

・広告アクション数が1,000件未満の場合は配信できません。
※「組み合わせ」に利用して配信の場合は、広告アクション数が1,000件未満でも配信可能
・リストの審査がある為、すぐに配信開始することはできません。
・予約型キャンペーンには広告アクションユーザーを紐づけることはできません。
※広告アクションデータソースとして予約型キャンペーンを指定することは可能

広告アクションユーザー特有の注意点

・広告アクションデータソースとして設定可能なキャンペーン/広告グループ/広告は、いずれも上限50件となります。
・キャンペーン目的「商品リスト訴求」の「キャンペーン」「広告グループ」「広告」は指定できません。

まとめ

いかかでしたでしょうか。
広告配信において、ターゲティングは効果を大きく左右します。
広告アクションユーザーをうまく活用すれば、より効率的にターゲティングが可能です。
今回の内容をご参考に、是非ご活用ください。

 

YDAのターゲティングとは?その種類と特徴について解説!

この記事を読んでいる方へ

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小川 夏子

MD本部 プラットフォームソリューション部所属。新卒でD2C Rに入社し、GoogleとYahoo!の広告運用を担当。趣味は旅行。

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