これを見れば大丈夫!?動画媒体の入稿規定まとめ【2023年版】Twitter/Facebook/Instagram/LINE/TikTok
樋口 師寿
目次
動画媒体の入稿規定
今回は、動画媒体の入稿規定をご紹介いたします。
入稿規定だけでなく、媒体毎の表示領域もご紹介させて頂きます。広告では、どのようにユーザーに表示されているのかを把握することが重要です。
例えば、2つの媒体があり、その両方の入稿規定が9:16だった際単純に「9:16のクリエイティブを入稿すればいいや!」となりがちですが、実際は、媒体毎に表示領域が異なっていて、片方の媒体で動画が見切れている!なんてことになりかねないからです。
そのため、入稿規定だけでなく正しい表示領域を把握することが大事です。
「Twitter」
Twitterは、モバイルアプリカード・ウェブサイトカードにおいて以下2種類のサイズが入稿可能です。
「Facebook&Instagram」
FacebookとInstagramはまとめてご紹介いたします。Facebookは様々な配信メニューがあるのが特徴的で、配信メニューに合わせて入稿可能なクリエイティブサイズも変化します。
特にややこしいのが、配信先によって、最適なクリエイティブサイズが異なるという点です。
例えば、FacebookFeedに広告を配信する際は、16:9や1:1サイズの動画の配信が可能ですが、FacebookStoriesとなると、最適な入稿サイズは9:16となります。(16:9も入稿可能となりますが、ユーザーへの見え方が不自然な形となります)
Facebook/Instagramを運用する際、できるだけ配信面を広げて媒体最適化が必要となるため、クリエイティブサイズの網羅も重要となります。
▼参考:Facebookキャンペーンの整え方!
入稿可能なクリエイティブのサイズ(と尺)を把握し、入稿を進めることが重要ですね。
「LINE広告」
LINE広告はLINEニュースや、LINEのタイムライン上などで2サイズの動画が配信可能で、タイムライン上でのみ縦長(9:16)の動画が配信可能です。
縦長(9:16)について注意しなければならないのが、ファーストビューでは「3:4」の比率で表示され、ユーザーが動画をタップすることで全画面再生が可能となる仕組みとなっているので、訴求したいポイントはなるべく中央に寄せておくことをお勧め致します。
加えて、FacebookやTwitterと異なり、動画部分をクリックしても遷移先ページは表示されないということです。ユーザーを遷移させたい場合は、動画クリエイティブの下部にあるバナーをクリックさせる必要があります。
そのため、動画内で下部にあるバナーを強調するようなデザインにするのも遷移先リンクをクリックさせる1つの手かもしれません。
SNSの入稿規定まとめ
ここまでTwitter、Facebook、LINE広告の動画の入稿規定をご紹介してきましたが、一覧でまとめるとこのようになります。
媒体 | メニュー | 課金形式 | 課金タイミング | 推奨入稿サイズ | 尺 |
---|---|---|---|---|---|
PromoVideo | CPV |
1.50%表示で2秒再生 2.100%表示で3秒再生 3.50%表示で6秒再生またはクリックして動画を拡大/ミュート解除 |
16:9/1:1※PromoVideoのみ、 2:1~1:1の間であれば入稿可 ただし1:1を超えるとトリミングされる。 |
~600秒 140秒以上要申請 |
|
WebSite ClickorConversions | CPC | 1.リンクへのクリック時 | |||
MobileAppPromotion | CPC/CPM | 1.リンクへのクリック時 | |||
FacebookFeed |
1.CPM 2.CPV 3.CPC |
1.1秒再生でCPM課金 2.10秒再生でCPV課金 3.クリック時課金 |
16:9/1:1/4:5/9:16 | ~240分 | |
FacebookStories | 9:16 | ~15秒 | |||
InstagramFeed | 16:9/1:1/4:5 | ~60秒 | |||
InstagramStories | 9:16 | ~15秒 | |||
AudienceNetwork | 16:9/1:1/4:5/9:16 | 配信先によって変化 | |||
LINE広告 | VideoAd | CPM | 該当クリエイティブ表示でimp発生 | 16:9/1:1/9:16 | ~120秒 |
※2021年10月時点での規定です。
▼SNS媒体のまとめはこちら
【2023年版】SNS広告媒体入稿規定まとめ|画像サイズ・動画サイズを一挙紹介
ここからは、最近利用者が増えてきているTikTok for Businessの入稿規定をご紹介させていただきます。
「TikTok」
若年層を中心に、圧倒的な利用数を誇るTikTok。一時期YouTubeで動画を見ていると、必ずと言っていいほどTikTokの広告が出てきましたね。そんなTikTokでも動画広告の配信が可能となっています。
入稿規定は下記のようになっています。
媒体 | メニュー | 課金形式 | 課金タイミング | 推奨入稿サイズ | 尺 |
---|---|---|---|---|---|
TikTok for Business | TikTok |
1.CPC 2.oCPC 3.CPM 4.CPV |
1.クリック時 2.クリック時 3.imp発生時 4.2秒/6秒/視聴完了時 |
9:16(推奨)1:1/16:9 |
~5~15秒(9秒~15秒推奨) |
※2021年10月時点での規定です。
こちらはフルスクリーンで訴求できるため9:16が入稿推奨サイズとなっています。しかし、入稿する動画のデザインに気を付けなければいけません。
TikTokの広告の表示領域は下記となります。 表示領域以外には、
・プロフィール画像
・ブランド名・アプリ名
・テキスト
・CTA
等が表示されるため、この領域に動画内テキスト等を置かないことが重要です。現時点でTikTokへ広告配信をしていて、動画内テキストの位置を考慮できていない方がいらっしゃいましたらクリエイティブを見直しましょう。9:16サイズで且つ、表示領域にて適切にデザインされている動画が必要です。
「BuzzVideo」
BuzzVideoは幅広いジャンルのコンテンツを提供してる無料動画配信サービスアプリです。
ユーザーの興味や関心・行動に合わせてパーソナライズ化された動画を効率的に届けています。
そんなBuzzVideoの入稿規定は下記となります。いずれのサイズもBuzzVideo内にて、インフィード形式で表示されます。
媒体 | メニュー | 課金形式 | 課金タイミング | 推奨入稿サイズ | 尺 |
---|---|---|---|---|---|
TikTok for Business | BuzzVideo |
1.CPC 2.oCPC 3.CPM 4.CPV |
1.クリック時 2.クリック時 3.imp発生時 4.2秒/6秒/視聴完了時 |
9:16/1:1/16:9 | ~5~制限なし(9秒~60秒推奨) |
※2021年10月時点での規定です。
「Pangle」
Pangleはさまざまなアプリジャンルに配信でき、幅広いユーザーにリーチできる広告配信をサービスです。
入稿規定は下記となります。指定はできませんが、リワード動画やネイティブ動画また別途プレイアブル動画も入稿可能です。
媒体 | メニュー | 課金形式 | 課金タイミング | 推奨入稿サイズ | 尺 |
---|---|---|---|---|---|
TikTok for Business | Pangle |
1.CPC 2.oCPC 3.CPM |
1.クリック時 2.クリック時 3.imp発生時 |
9:16(推奨)/1:1/16:9 | 10~30秒 |
※2021年11月時点での規定です。
TikTok for Businessの特筆すべきは、やはりTikTokですね。多くの若年層にリーチすることが可能であり、現在利用者数も伸びています。複雑な表示領域を把握した上で、見切れさせることなく適切な動画広告を準備しましょう!
まとめ
本記事で説明した動画媒体の入稿規定のポイントを以下にまとめました。
動画媒体の入稿サイズとは?
動画広告では、主に以下の3種類のサイズを利用するケースが多いです。
・9:16(縦長)
・1:1(スクエア)
・16:9(横長)
>> SNSの入稿規定まとめはこちら
TikTokの入稿規定とは?
若年層を中心に、圧倒的な利用数を誇るTikTokでも動画広告の配信が可能です。
全画面での配信になるため、9:16での作成はもちろん必要ですが、表示領域に注意する必要があります。
>> 表示領域の注意点はこちら
さいごに
媒体の入稿規定は「16:9」や「9:16」と表示されることが多いですが、実際に配信される際、ユーザーにどのような形で表示されるのかを確認し、表示領域を把握した上で動画広告の制作をしましょう。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
▼SNS媒体のまとめはこちら
【2023年版】SNS広告媒体入稿規定まとめ|画像サイズ・動画サイズを一挙紹介
前職でメディア運営、SEM運用業務を経験。Web広告に魅力を感じ、知見を深めたい思いから2014年D2C Rに中途入社。クライアントパートナーとして、顧客に寄り添うマーケターを目指している。2児のパパ。趣味は子供とドライブに行くこと。