Twitterの予約型広告とは?種類と広告効果について解説

小林拓夢

目次
ご挨拶
自己紹介
こんにちは。運用部の小林です。 今回は私からTwitter広告における予約型メニューについてご紹介させて頂きます。 こちらのメニューは「認知拡大施策」や「ブランディング施策」に特化したメニューとなっておりますので、上記でお悩みの方は是非ご一読ください。 Twitterの予約型メニューの配信経験がない方や、使い分けに自信がない方などの参考となれば幸いです。
追記 (2020/10/23 更新)
Twitterより、【2021年1月】より予約型商品の名称変更の発表がありました。
詳細は下記をご確認ください。
■変更タイミング:2021/1/1~
■対象メニュー:
●ファーストビューオンリー
⇒ファーストビュー
●ファーストビュー
⇒ファーストビュー + プロモトレンド
●ファーストビュー + スポットライト
⇒ファーストビュー + プロモトレンドスポットライト
2021年1月の実施より、名称・価格ともに変更されますので、
ご検討の際はくれぐれもご注意ください。
※以降 本記事内では2020年10月現在の名称のままで情報を記載しております。
はじめに(Twitter広告とは)
Twitter概要(母数、ユーザー層、特徴)
Twitterはグローバルの日別アクティブユーザー数が1億6,600万人を誇る大型SNS媒体です。 日本ではユーザーの平均年齢が35歳と若年層~成人層まで幅広く使われています。 また、「リツイート」や「いいね」といった機能から拡散性が高く、他の媒体と比較してユーザーの「匿名性」が高いため本音で発信しやすく、ユーザー間の会話が盛り上がりやすいといった特徴もあります。
Twitter広告
クリエイティブは、ユーザーが投稿するツイートに類似した形式となっており、ユーザーのタイムラインに自然な形で表示されます。 配信手法は、アプリのインストールなど獲得向けのメニューや、企業アカウントのフォロワー増加を促すCPFメニュー、認知拡大を促すリーチメニューなど様々です。 その中でも認知拡大施策やブランディング施策で圧倒的な効果を持つのがTwitterの「予約型広告」となっております。
Twitterの予約型広告とは
予約型広告の種類
【Twitterの予約型広告の種類】
(1)プロモトレンド(PTr) (2)ファーストビューオンリー(FVO) (3)ファーストビュー(FV) (4)プロモトレンドスポットライト
各メニューの詳細
関連ツイート数の増加 流行感の醸成 |
リーチ最大化 | 動画視聴数最大化 | |
プロモトレンド(PTr) | 〇 | △ | △ |
ファーストビューオンリー(FVO) | △ | 〇 | 〇 |
ファーストビュー(FV) | 〇 | 〇 | 〇 |
(1)プロモトレンド(PTr)
「話題を検索」ページの「おすすめ」と「トレンド」タブに掲載されるトピックの一番上、利用者のタイムライン、利用者のプロフィールページに表示される。 プロモトレンドをクリックすると、検索結果に企業アカウントのツイートおよび紐付けツイートを表示できます。 日本時間の0時から24時までの24時間、日本中のユーザーのTwitter上に表示ができ、流行感の醸成やブランド絵文字やハッシュタグの認知向上に効果的です。
(2)ファーストビューオンリー(FVO)
1日1社24時間限定でその日にユーザーが最初にアクセスするタイムラインの最初の広告枠(タイムラインの上から二番目のツイート) に掲載される。 上記のプロモトレンド以上のインプレッション量・エンゲージメント数が担保できます。 TVCMではリーチできないユーザーに幅広く広告を届けることが可能で、インプレッション量やエンゲージメント数、動画再生数を大量に確保したい場合に有効です。 また、新商品の発売、新サービスの開始時に利用されることが多く、PV動画の視聴数やリツイートキャンペーンのリツイート数を増やしたい場合にも効果的です。
※対応フォーマットについて:プロモビデオ、ビデオウェブサイトカード、カンバセーショナルビデオ、ビデオアプリカードに対応します(GIFや静止画像、文字のみのツイートなどは非対応です。ビデオアプリカードはPCではカードは表示されません)。
(3)ファーストビュー(FV)
(1)と(2)の両方をセット価格にて配信でき、それぞれのよさを掛け合わせたメニュー。動画再生、エンゲージメントの獲得、ツイートのインプレッション、話題化など、全てを網羅したい場合に効果的です。
(4)プロモトレンドスポットライト
2020年1月にローンチした比較的新しい予約型メニューで、「話題を検索」タブの上部に表示される動画枠と動画枠内のテキストを組み合わせたメニュー。 プロモトレンド、もしくはファーストビューと併用することでのみ利用可能で、臨場感のあるフルサイズ幅のクリエイティブはユーザーの注目を集めやすく、新規ローンチ時やブランドメッセージのアピールに効果的です。 また、通常のプロモトレンドよりも更に関連ツイート数の増加、流行感の醸成が見込めます。
ファーストビューオンリーとの併用による効果
ファーストビューオンリーとスポットライトを併用すると広告想起が70%以上、 ブランド連想が1%以上、購買を考慮する確率が12%以上、そして購買率10%以上あがる傾向にあります。 上記の通り、ファーストビューオンリーと併用する事で「想起」から「購買」まで、ファネル全体のパフォーマンスをさらに高めることが可能です。
・プロモトレンドとの併用による効果
プロモトレンドからスポットライトにアップグレードするとインプレッション数が約3倍以上になり、CPMやCPVが30%ほど抑制される傾向にあります。また、平均的に広告想起が1.1倍、将来のブランド利用意向が1.7倍、CTRが3倍ほど上がるとされています。 ※スポットライトのフォーマットについて:6秒の動画、 GIF、静止画像。 ※利用者が [話題を検索] タブにアクセスする最初の2回まで画面上部に表示されます。
3回目以降は、通常のプロモトレンドと同じ表示(画像なし)となります。
予約型広告の利用ケースまとめ
(1)プロモトレンド(PTr)
・ブランド絵文字を認識させたい場合 ・ハッシュタグを流行させ、ツイート数を醸成し話題化させたい場合
(2)ファーストビューオンリー(FVO)
・PV動画をできるだけ多く視聴させたい場合 ・RTキャンペーンのRTを増やしたい場合
(3)ファーストビュー(FV)
・動画再生、エンゲージメント、ツイートのインプレッション、話題化を網羅してブランド認知を最大限高めたい場合
(4)スポットライト
➀スポットライト+プロモトレンド ・Twitterをジャックし、インパクトを残したい場合 ・ブランド、キャンペーン認知を向上させ、ツイート数を醸成し話題化させたい場合 ・ファーストビュー単体よりもツイート遷移を増やしたい場合
➁スポットライト+ファーストビューオンリー ・Twitterを1日ジャックし、複数の配信面でインパクトがある広告をより多くのユーザーにリーチさせることで認知を最大限高めたい場合 ・ファーストビュー単体よりもツイート遷移を増やしたい場合
まとめ・挨拶
いかがでしたでしょうか。 このようにTwitterの予約型広告は他媒体のメニューや、Twitterの運用型広告と比較してもユーザーに与えるインパクトがとても大きなメニューとなっております。 目的に合わせてTwitterの予約型広告を上手く使い分けて「ブランディング施策」や「認知拡大施策」に活かしてみてください。
Twitterの予約型広告についてご質問がある方は是非お問い合わせください。
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メディア本部運用部。 SNSやADNWを中心に運用型広告の運用を担当。 音楽が大好きでDJをやっていた時期もありましたが、最近はウクレレに熱中しております。