LINEアップデート:自動最適化機能『動画3秒再生最大化』を試した結果
廣重 明理
こんにちは。D2CR 運用部の廣重です。
日々いろんな媒体でアップデートがされていくなか、
それが「本当に機能をするのか?」「どれくらいのインパクトがあるのか」をしっかり検証し、
事実を確認することは、運用担当者としての使命だと感じています!
そこで今回は、直近アップデートされた、
LINE広告の『動画の3秒再生の最大化』について、検証を行ってみました!!
『動画3秒最大化』とは
2020年6月29日のアップデートで、
新キャンペーン目的『動画の再生』と
その配下の広告グループで『動画の3秒再生数の最大化を目的に自動で設定』が選択可能になりました。
こちらは名前の通り、より動画を視聴しやすいユーザーに向けて配信を行う設定をなっており、動画でしっかりと訴求を行いたい案件だったり、ブランディングの案件に有効だと言われています。
テストの詳細
今回はKPIが「視聴完了単価」の案件で検証を行いました!
検証内容はキャンペーン目的、「トラフィック」VS「動画の再生」の比較で実施。
トラフィック目的については手動入札、動画の目的については「動画3秒最大化」を選択し、
同期間配信した際に、どのような数字の違いが出るのかを検証しました。
また本件では、長尺動画(約30秒)においても、3秒再生だけでなく再生完了にもどこまで有効なのかを、合わせて見ることにしました。
▼概要
検証内容:「トラフィック(手動入札)」VS「動画の再生(3秒最大化)」
配信期間:10日間
素材:30秒の長尺動画
検証項目:3秒再生率と単価、再生完了率と単価
テストの結果
検証の結果、3秒再生・再生完了ともに「動画3秒最大化」が良効果となりました。
詳細データは下記画像を見ていただきたいのですが、
3秒再生率で約3倍、再生完了率で約2倍の差がでる結果となりました。
単価についても、3秒再生で45%減、再生完了でも43%減と大きく改善しています。
30秒という長尺の動画でありながら、
再生完了までも大幅に改善することができたので、
『動画の3秒再生数の最大化』は視聴目的においては、大変有効であることが分かりました。
一方で、CTRについては0.01ptしか差が出ず、
遷移させる・CVさせるが目的であれば、あまり有効ではないようです。
まとめ
以上、LINE広告の『動画の3秒再生の最大化』の配信結果についてご説明いたしました。
まだ試したことのない方は、ぜひチャレンジしてみてください。
今回、キャンペーン目的の変更によって効果が改善したとはいえ、
クリエイティブ制作や、今回お伝え出来なかった細かい運用ノウハウもございます。
動画広告の配信に興味のある方は、是非お問い合わせください!
M&S本部 メディアイノベーション室所属。2019年にD2C R中途入社。音楽と海外旅行が大好きな1児の母です。実体験をベースに広告運用についてわかりやすく発信していきます!