Media 2022.03.03

【Apple Search Ads 基礎知識】~クリエイティブセット 編

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CANVAS編集部

こんにちは!D2C R運用部の木村です。

iOS14のアップデートに媒体社・代理店・広告主様が振り回されておりますが、
D2CRでも日々情報キャッチアップに奔走しております。

そんな中、唯一広告配信にIDFAを用いずApple IDにてユーザー計測を行う
Apple Search Adsの需要は、今後自然に高まるのではないかなと思っております。

そこで、本日はそんなApple Search Ads配信の広告効果を高めるクリエイティブセットについてご紹介させて頂きます。

そもそもApple Search Adsってどんな媒体?という方は、
以下の記事も用意しておりますのでご参照頂けますと幸いでございます。

8月2日リリースApple Search Ads概要【前編】

他媒体とは違う!Apple Search Adsのポイント【後編】

この記事を読んでいる方へ

▼2024年8月の媒体アップデート情報
・Googleの配信先にXが追加
・Yahoo!の配信面/FMTアップデート
・MetaのFQのアップデート
・LINEのFMTアップデート
など広告担当者必見の内容になっています。

詳しく知りたい

Apple Search Ads クリエイティブセットとは

Apple Search Adsクリエイティブセットとは

クリエイティブセットとは、表示するクリエイティブを広告グループごとにコントロールできる機能です。

Apple Search Adsでは、クリエイティブセットの設定がなくてもApp Storeに登録してある
スクリーンショットや説明文を使用し、テキスト広告かイメージ広告を
デフォルト広告として自動作成してくれますが

クリエイティブセットを活用することで、
広告グループのキーワードテーマやオーディエンスに合わせて異なるパターンの広告を表示できます。

実施のメリット

検索するユーザーに合わせてクリエイティブを表示できるため、広告のパフォーマンス向上が見込まれます。

・デフォルト広告に加え、広告グループごとに最大20個の広告パターンを設定できるため、同時配信することで効果的なクリエイティブの比較検証が可能になります。

では、実際にクリエイティブセットを利用する際の注意点と作成方法について説明していきます。

クリエイティブセットの作成方法と注意点

前提:クリエイティブセットはApp Storeプロダクトページにある全てのアセットの
スクリーンショットとアプリのプレビューを使用します。
なので、プロダクトページに設定したいアセットをアップロードした上で、
管理画面にて別途設定が必要です。

App Storeプロダクトページにて準備するもの

(必須)
iPhone:縦向きの4つ以上のアセット、もしくは横向きの2つ以上のアセット
iPad:縦向きの3つ以上のアセット、もしくは横向きの2つ以上のアセット

注意点

・アセットアップロードの順序

アセットは、App Storeにアップロードされた順序でしか利用できません。
選択されたアセットの順序は、セット内のアセット数にかかわらず、
アカウントで左から右に表示されます

iPhoneの例:

プロダクトページにABCDの順序で4つのアセットをアップロードした場合、
ABC
ACDBCDの組み合わせで広告を表示することができますが、CBAは表示されません。
(仮にCBAで選択しても、実際にはABCの順序で表示されます)

プロダクトページの変更がクリエイティブセットに影響を与える可能性があります
プロダクトページのアセットを削除した場合など、必要なアセット最小値を下回ると
クリエイティブセットが一時停止することがあります。
プロダクトページのアセットに変更を加える際は注意が必要です。

Apple Search Ads管理画面の設定方法

管理画面では、クリエイティブセットを変更したい広告グループ内の
Creative Sets
から作成が可能です。

(選択必須)
iPhone:横向きを少なくとも1つ、または縦向きを少なくとも3つ選択する必要があります。
iPad:横向きを少なくとも1つ、または縦向きを少なくとも2つ選択する必要があります。

注意点

・クリエイティブセットを利用できるのはAdvanceキャンペーンのみになるので、
実施をご検討の際は、代理店に相談しましょう。
・クリエイティブセットを作成しても、デフォルト広告が並行して表示されるため、
完全に指定したアセットのみを表示させる事はできません。

クリエイティブセットの活用例

①キーワードテーマに合わせたクリエイティブ表示

広告グループでグルーピングしているキーワードテーマごとにクリエイティブを出し分け、
ユーザーの検索語句とマッチしたものを表示
する事で、TTRCVRの向上が見込まれます。

例:コスメ系アプリ

②オーディエンス属性に合わせたクリエイティブ表示

オーディエンスごとにクリエイティブを出し分け、より自分事化させることで
TTRCVRの向上が見込まれます。

例:マッチングアプリ

※写真はイメージです。弊社チャットボットるぼっと君(ちゃん)にご協力いただきました。

男性が検索した際には女性のクリエイティブ、女性が検索した際には
男性のクリエイティブを見せてあげる事で、ダウンロード意欲を高めます。

上記は極端な例になりますが、カップルのクリエイティブを見せてあげるなど
複数パターンでの検証も効果的だと思います!

その他にも店舗アプリであれば、地域ごとにクリエイティブセットを作成し、
地域名をスクリーンショットに含めるなどの訴求も可能です。

単純に、ファーストビューに持ってくるクリエイティブを静止画と動画とで出し分ける事で、
ユーザー反応がどう異なるのか、等も検証が可能なため、様々な検証軸をもって実施してみて下さい。

まとめ

以上、Apple Search Adsのクリエイティブセットについてご紹介させていただきました。

Apple Search AdsでのクリエイティブセットのA/Bテストや検証結果は、
広告に限らずASOにも活用が可能なガイドラインになります。

オーガニック流入や、どの広告チャネルで流入しても、
最終的にユーザーがたどり着くストアの最適化は、継続的に実施すべき重要な施策になります。

D2CRでは、Apple Search Adsの運用に加えASOの最適化やテスト実施も積極的に行っております。Apple Search Adsでの広告配信やASOに興味がある方は是非お問い合わせください!

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▼2024年8月の媒体アップデート情報
・Googleの配信先にXが追加
・Yahoo!の配信面/FMTアップデート
・MetaのFQのアップデート
・LINEのFMTアップデート
など広告担当者必見の内容になっています。

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CANVAS編集部

デジタルマーケティング情報を発信する『CANVAS』の運営&編集担当。中の人としてTwitterはじめました(@canvas_d2cr)。テキストは標準語ですがしゃべると関西弁。オンライン社内報「R-ibrary」も兼務で運営担当をしています。

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