YouTube広告とは?種類・ターゲティング・目的別に徹底解説!
幸地 翼
P&D本部メディア部の幸地です。 現在はGoogleの窓口担当を務めております。
今回は認知目的の広告では、必ず選択肢に入ってくるYouTube広告の基礎について纏めました!
知らない方は要チェックで、詳しい方はおさらいの意味を込めて、ぜひご一読ください!
目次
動画広告市場規模と成長予測
YouTubeやTikTok、ニコニコ動画など、ユーザーが動画をアップロードする動画プラットフォームは、
コロナ禍のおうち時間増加によって大きくユーザー数を伸ばしました。
その中で、動画広告内に挿入されるインストリーム動画広告を中心に、動画広告市場は成長しています。
引用元:サイバーエージェント 2021年国内動画広告の市場調査
サイバーエージェントによる「2021年国内動画広告の市場調査」によると、
2021年の動画広告市場は、昨年対比142.3%となる4,205億円に達する見通しです。
以降は、2022年に5,497億円、2023年に7,095億円、2024年に8,746億円、2025年には1兆465億円に成長する見込みとなっています。
また、広告商品別では、インストリーム広告とインフィード広告が大きく伸びる予測となっています。
YouTubeの利用者数と利用動向
特に、YouTubeはコロナ禍で視聴人数が増加し、2020年に月間利用者数が6,500万人を超えています。
総務省が発表した、令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査によれば、
YouTubeの利用率は全世代平均で85.2%となっており、各世代別では、10代が96.5%と最も高い数値となっています。
さらに20代から50代で80%以上の利用率があり、60代でも58.9%が利用しています。
※参考:令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査|総務省
また、Googleが実施した「なくなったら最も寂しいプラットフォーム」のアンケートで1位になるなど、
18~64歳の幅広いユーザーに支持されている、日常生活に欠かせないプラットフォームです。
このように、動画広告市場と共にYouTube広告が成長していくことが予想されます。
引用元:Google公式サイト「Think with Google」より
YouTube広告とは?
YouTube広告のメリット
費用対効果が高い
動画広告はスキップされれば料金は発生しないので、興味をもつユーザーに向けて動画を届けることができます。
ターゲットを絞って配信できる(セグメント機能)
[地域・性別・年齢・好み・キーワード・時間帯・曜日]などを設定できるので、
よりリーチしたいユーザーに絞った形での配信も可能となります。
ターゲティング例:若者向けレディスファッションのショッピングサイトの場合
→20代女性のみに配信
興味をもつユーザーを自社サイトへ直接誘導できる
動画内にサイトへのリンク(CTAボタンなど)を表示でき、ユーザーが商品サイト等にすぐアクセスすることが可能です。
テレビCMと異なり、視聴者の行動を促しやすいという強みがあります。
(6秒以上の動画の場合)スキップされるまでの間はユーザーに広告を届けることが可能
テレビのようにCM中はチャンネルを変えたり、録画で早送りされたりすることがありません。
興味をもつユーザーを追跡できる、リマーケティング機能
YouTube広告はGoogle広告と連携しているため、視聴ユーザーに対してプラットフォーム横断でアプローチ可能です。
[リマーケティング例]
購入したことのあるユーザーへ、リピート購入のための広告配信をする
まだ購入したことのないユーザーにのみ広告配信する
YouTube広告の種類
バンパー広告
引用元:Google広告ヘルプ「バンパー広告」より
バンパー広告とは、6秒間のスキップできない広告のことで、動画広告と同様、動画の再生前、再生中、または再生後に流れます。
スキップができず最後まで見てもらえることや、長さが6秒間と短いためユーザーへのストレスも少ないとされています。
そのため、伝えたいことを簡潔にまとめて伝えることが重要です。
バンパー広告は、YouTubeとGoogle動画パートナー上のWebサイトやアプリに表示されます。
幅広い層へのブランド認知やリーチなどが期待できます。
実際、バンパー広告の80%はブランド効果測定で広告想起率が有意に上昇すると言われています。
バンパー広告では目標インプレッション単価制が採用されており、広告が表示数に基づいて課金します。
▼詳しく解説した記事はこちら
YouTubeの動画広告「バンパー広告」とは? 徹底解説
TrueViewインストリーム広告
YouTube広告で最も利用頻度の高いインストリーム広告。
インストリーム広告は、YouTubeで動画を閲覧している際に動画の最初や最後、
もしくは動画の途中で動画コンテンツと同じ場所に流れる広告を指します。
動画本編が始まる前に流れる広告を「プレロール」、動画本編の途中に挟み込まれている広告を「ミッドロール」、
動画本編が終わった後に流れる広告を「ポストロール」と言います。
また、インストリーム広告は動画視聴5秒後にスキップの選択が可能な「スキップ可能なインストリーム広告」と、
強制視聴型の「スキップ不可のインストリーム広告」の2種類から配信ができます。
スキップ可能なインストリーム広告とスキップ不可のインストリーム広告
「スキップ可能なインストリーム広告」は広告再生開始から5秒が経過すると、
広告をスキップするオプションがユーザーに表示されます。そのため、最初の5秒間でユーザーを惹きつけることが重要になります。
引用元:Google広告ヘルプ「スキップ可能なインストリーム広告」より
一方、「スキップ不可のインストリーム広告」は他の動画の再生前、再生中、または再生後に再生される 15 秒以下の動画広告のことです。
引用元:Google広告ヘルプ「スキップ不可のインストリーム広告」より
スキップできずユーザーに動画が最後まで表示されるため、
メッセージ全体を伝えることができるというメリットがある一方、強制的に動画が表示されるため
ユーザーによっては悪印象を与えてしまう可能性があるというデメリットがあります。
「スキップ可能なインストリーム広告」では、入札方式によって単価制が異なります。
視聴またはクリックによる課金
→CPV 単価制:ユーザーが動画を 30 秒間(30 秒未満の広告の場合は最後まで)視聴したか、
30 秒経つ前に動画を操作した場合に料金が発生します。
インプレッションに基づいた課金
・目標コンバージョン単価:1 件あたりのコンバージョンに対してお支払いいただける平均額を指定します。
・コンバージョン数の最大化:指定の予算を消化しつつ最大限のコンバージョン数が得られるよう、入札単価を自動設定します。
・目標インプレッション単価:目標インプレッション単価制では、広告が 1,000 回表示されるごとに支払う平均金額を指定します。
「スキップ不可のインストリーム広告」の場合は、「目標インプレッション単価制」のみ利用可能となります。
インフィード動画広告(旧:TrueViewディスカバリー広告)
引用元:Google広告ヘルプ「インフィード動画広告」より
インフィード動画広告とは、YouTube上の右側にある関連動画や検索結果一覧に表示される広告です。
インフィード動画広告は動画内では配信されず、広告をクリックすることで再生されます。
既に興味を持っているといえるユーザーの能動的なアクションによって配信されるため、
ネガティブな印象を与えにくく商品購買やサービス利用に繋がりやすい広告です。
AndroidやiOSのYouTubeアプリのトップページでは、
モバイルビデオマストヘッドが掲載されていない場合にインフィード動画広告が掲載されます。
ユーザーがサムネイルをクリックして広告を視聴した場合のみ課金されます。
▼詳しく解説した記事はこちら
インフィード動画広告(旧TrueViewディスカバリー広告)とは?掲載面や設定方法を解説
アウトストリーム広告
引用元:Google広告ヘルプ「アウトストリーム広告」より
アウトストリーム広告は、Google動画広告を用いて配信することができます。
広告出稿のメリットは、動画のリーチ数をリーズナブルな費用で配信できることです。
画面に広告が表示されると自動的にミュートの状態で再生され、タップしてミュートを解除ができるほか、
スクロールして動画を飛ばしたり自社のサイトへ誘導できます。
アウトストリーム広告は視認可能なインプレッション単価(vCPM)に基づいて請求が行われるため、
動画再生が 2 秒以上視聴された場合にのみ料金が発生します。
マストヘッド広告
引用元:Google広告ヘルプ「マストヘッド広告」より
マストヘッド広告とは、YouTubeのホーム画面最上部に掲載される動画広告です。
YouTubeのトップページの最も目立つ場所に広告が表示されるため、
最大限にYouTubeユーザーへのリーチができる広告とも言えるでしょう。
マストヘッド広告は予約ベースでのみ利用できるため、インプレッション単価(CPM)制で課金されます。
▼詳しい商品内容はこちら
YouTube広告の予約型メニューとは?マストヘッド・YouTube Selectを徹底解説
YouTube広告の入札・課金方式
ファネル | 広告タイプ | 広告フォーマット | 課金形態 |
認知
|
動画リーチキャンペーン(VRC) | バンパー広告 スキップ可能なインストリーム広告 |
CPM |
YouTube Select 広告 | YouTube Select 広告 | ||
マストヘッド広告 | マストヘッド広告 | ||
アウトストリーム広告 | アウトストリーム広告 | vCPM | |
TrueView リーチ | スキップ可能なインストリーム広告 | CPM | |
バンパー広告 | バンパー広告 | ||
比較検討
|
TrueView インストリーム | スキップ不可のインストリーム広告 | CPV |
インフィード動画広告 (旧:TrueView ディスカバリー) |
インフィード動画広告 | CPC | |
行動
|
TrueView アクション | TrueView アクション広告 |
CPV
|
動画アクションキャンペーン(VAC) | スキップ可能なインストリーム広告 インフィード動画広告 |
CPC :広告のリンク先に1クリックするたびに課金される形式です。
ユーザーが動画広告のサムネイルもしくは見出しをクリックすると、広告料金が発生します。
CPV :広告動画を1回再生するたびに、料金が発生する形式です。
YouTubeの場合は、ユーザーが広告動画を30秒以上(動画が30秒未満の場合は、最後まで)視聴された場合に費用が発生します。
CPM :インプレッション単価とも言われ、1000回表示されるごとに広告費用が発生します。
YouTube広告のターゲティング
YouTube広告では、大きく2つの軸でターゲティングが用意されています。
・オーディエンスターゲティング (人を軸にしたターゲティング)
・コンテンツターゲティング (配信面を軸にしたターゲティング)
それぞれのターゲティングに利用できる設定があるため、
配信の目的や商品・サービスに適したターゲティングを利用することが重要です。
特にGoogleが提供するターゲティングは幅広いため、効果改善の打ち手を作るには全て知っているに越したことはありません。
更にターゲティングを詳しく解説した記事はこちら
【2022年版】Google広告のターゲティング全種類と使い方を解説
オーディエンスターゲティング
人を軸にしたターゲティング手法で、年齢・性別などのデモグラフィック情報から、
ライフイベント、購買意向に至るまで、ユーザーのファネルごとに異なるターゲティングが可能です。
ターゲティング項目 | 説明 |
ユーザー属性グループ | ユーザーの年齢や性別、子供の有無世帯年収の指定 |
地域/エリア | 商品・サービス提供地域や店舗の周辺地域の指定 |
詳しいユーザー属性 | 配偶者の有無や教育、住宅所有状況、就業状況の指定 |
アフィニティセグメント | 特定のジャンルに興味や関心を持ったユーザーの指定 |
ライフイベント | 結婚や住宅購入、転職など人生の節目にいるユーザーの指定 |
カスタムインテントオーディエンス | 特定のキーワードを指定 |
購買意向の強いセグメント | 商品・サービスのジャンルごとに、購入に至る可能性が高いユーザーを指定 |
リマーケティング | 一度アクションしたユーザーを指定 |
ユーザー属性グループ
性別・年齢・子供の有無・世帯収入からターゲットの絞り込みができます。
年齢:18~65才以上の間で設定
世帯収入:上位10%~下位50%の間で設定
地域/エリア
国・国内の特定の場所・特定の地点を中心とする一定の範囲への絞り込みができます。
店舗をお持ちのサービスや地域ごとに販促施策を行う際に役立ちます。
詳しいユーザー属性
ユーザー属性グループよりも細かいセグメントでターゲットの絞り込みができます。
・子供の年齢(乳児から17歳まで)
・配偶者の有無(独身/交際中/既婚)
・教育(最終学齢など)
・住宅所有状況(所有/賃貸)
・就業状況(業種/社員数)
アフィニティセグメント
ユーザーが興味・関心を持った特定のジャンルをターゲットとして絞り込みができます。
・スポーツ、フィットネス
・テクノロジー
・フード、ダイニング
・旅行
・美容、健康
・銀行、金融
など、12個の大きなカテゴリに分かれて用意されていて、各カテゴリごとに更に詳細なセグメントで設定できます。
ライフイベント
マイホーム購入・引っ越しのような住宅関連のイベントから、起業・転職などの仕事関連のイベント、
その他に結婚など、人生のターニングポイントとなるタイミングで絞り込みができます。
カスタムセグメント
キーワードを設定することで、ユーザーがGoogle検索で使用した検索語句を基に、
購入を検討しているターゲットの絞り込みができます。
利用の際には検索語句のボリューム数に注意が必要です。
購買意向の強いセグメント
提供する商品やサービスに似たものを調べているユーザーの検索行動や、購入を前向きに検討している
というアクセス傾向から、購買意向の強いユーザーに対して絞り込みができます。
特に行動(購入・登録)に繋げたい商材で活用するべきターゲティングです。
・アパレル/アクセサリ
・ビジネスサービス
・不動産
・教育
・旅行
など、25個の大きなカテゴリに分かれて用意されていて、各カテゴリごとに更に詳細なセグメントで設定できます。
中でも、「季節的な買い物」は、クリスマス・新学期・母の日など季節イベントで活用できます。
広告主様のデータ(旧:リマーケティング)
ウェブサイト、モバイルアプリ、動画にアクセスしたことのあるユーザーなど、
すでに商品やサービスに興味を示しているユーザーに絞り込みができます。
コンテンツターゲティング
配信面を軸にしたターゲティング手法で、広告の表示場所を指定したターゲティングが可能です。
プレースメント
YouTubeチャンネル、YouTube動画、動画パートナーアプリ/ウェブサイトの配信先を指定して絞り込みができます。
以下が配信面の一例です。
引用元:Google媒体資料より
トピック
特定のトピックに関する複数のウェブページ、アプリ、動画に絞り込みができます。
・インターネット、通信
・ゲーム
・ショッピング
・健康
・旅行、交通
など、26個の大きなカテゴリに分かれて用意されていて、各カテゴリごとに更に詳細なセグメントで設定できます。
キーワード
キーワード ターゲティングは、関連性の高いYouTube 動画やチャンネルに広告を表示できるよう、
商品やサービスに関連する語句を設定して絞り込みができます。
既にある商品ページから関連するキーワードを取得することもできるため、設定が簡単です。
デバイス
パソコン、スマートフォン、タブレット、TV画面など、ユーザーが利用するデバイスに対して絞り込みができます。
動画広告の場合には、端末によって視聴率や視聴完了率が異なるため、設定の際には注意が必要です。
YouTube広告の目的別利用方法
VRC:動画リーチキャンペーン
2021年9月にローンチされたプロダクトとなります。
「スキップ可能なインストリーム広告」「スキップ不可のインストリーム広告」「バンパー」を1つの広告グループで併用することができます。
VRCは複数の動画クリエイティブを平行して配信し、Googleの機械学習が目標(≒入札方式)に対して最も効率的な組み合わせを提供します。
▼詳しい内容や設定方法はこちら
動画リーチキャンペーン(VRC)とは?メリットや入稿規定・設定方法を解説
VAC:動画アクションキャンペーン
動画アクションキャンペーンは、費用を抑えつつコンバージョン獲得に特化した動画を配信できる広告のことです。
スキップ可能なインストリーム広告とインフィード動画広告のフォーマットを用い配信をすることができ、YouTubeおよび YouTube以外の多様な場所に自動的に広告を掲載できます。
▼詳しい内容や設定方法はこちら
動画アクションキャンペーン(VAC)とは?TrueViewアクション広告との違いを解説
VAS:動画広告シーケンス
「スキップ可能なインストリーム広告」「スキップ不可のインストリーム広告」「バンパー」を組み合わせて、個々のユーザーに特定の順序で表示して、ストーリー形式でメッセージを伝えることができます。
入札方式も「目標インプレッション単価」と「上限広告視聴単価」の2つを選択できます。
▼詳しい設定と事例はこちらから
【VASって何?】Google動画広告シーケンスの活用方法
YouTube広告の配信におけるポイント
動画冒頭の5秒間にメッセージを盛り込む
TrueViewやバンパー広告の場合には、ユーザーがスキップするまでに5~6秒間しかありません。
そのため、動画冒頭にブランド名やロゴ、伝えたい情報やポイントを盛り込んでおくことが重要です。
また、スキップ可能になった後も動画が見たいと思えるような構成になっていることも重要です。
特に、ユーザーにクリックや検索などの行動変容を起こすことを目的にしている場合には、動画視聴後に何をして欲しいのかを端的に述べることで、ユーザーが行動を起こすきっかけを与えることができます。
目的に応じた広告の種類を選択する
YouTube広告は様々なフォーマットが用意されているため、目的にあった広告商品を選ぶことが重要です。
・ 認知ファネルへの配信の場合
動画で商品・サービスを認知してもらう際には、「バンパー広告」「スキップ可能なインストリーム広告」2つを組み合わせたVRC、「マストヘッド広告」「アウトストリーム広告」の活用が望ましいです。
特に、バンパー広告とスキップ可能なインストリーム広告を利用することで、動画の再生時間は短いですが、多くのリーチが見込めます。
先ほども述べたように、5~6秒間でいかにインパクトを出せるかで効果が変わるためクリエイティブが非常に重要です。
・ 比較検討ファネルへの配信の場合
動画で商品・サービスを比較検討してもらう際には、「スキップ不可のインストリーム広告」「インフィード動画広告」の活用が望ましいです。比較検討フェーズでは、各商材の魅力を最大限に伝える必要があるため、「スキップ不可のインストリーム広告」の長尺動画によって魅力を伝えることができます。
また、インフィード動画広告はYouTube動画内では再生されず、トップページや関連動画の横などで再生されるため、関心度の高いユーザーに視聴を促すことができます。
・ 行動ファネルへの配信の場合
動画でユーザーの購入や登録などのアクションしてもらう際には、「TrueView アクション広告」や「動画アクションキャンペーン(VAC)」の活用が望ましいです。
ただ動画を視聴させるだけでなく、行動を促すフレーズを挿入できるため、ユーザーの行動に繋がりやすくなります。
【TrueView For Actionとは?】効果最大化のためのベストプラクティス
オーディエンスに合わせて複数パターンの動画を作成する
動画広告の配信は、オーディエンスごとに最適なパターンを見つけることが動画キャンペーン成功の秘訣です。
キャンペーンの対象とするオーディエンス像に対して、それぞれ伝えたいメッセージを盛り込んだ動画クリエイティブを制作することが、最も早く動画クリエイティブの最適化を進める方法です。
複数の動画フォーマットを利用する
動画キャンペーンでは、横長の動画(16:9)だけではなく、縦長の動画も利用することが推奨されています。
縦長(9:16)の動画クリエイティブは、モバイル端末など異なる端末に適した方法で表示され、ユーザーのエンゲージメントを促進することができます。
まとめ
本記事で説明したYouTube広告を以下にまとめました。
YouTube広告とは?
月間利用者数が6,500万人を超えた巨大動画プラットフォームです。
認知から獲得まで様々なフォーマットが用意されているYouTube広告では、Google広告と同様に精度の高い機械学習によって効果的な広告配信が可能になっています。
>> メリットはこちら
YouTube広告の種類とは?
YouTube広告には多様な配信方法が存在します。
・バンパー広告
・スキップ可能なインストリーム広告
・スキップ不可のインストリーム広告
・インフィード動画広告
これらを組み合わせたフォーマットも用意されています。
・動画リーチキャンペーン(VRC)
・動画アクションキャンペーン(VAC)
それぞれが異なる課金形態ですので、注意して選んでください。
>> 種類ごとの課金形態はこちら
YouTube広告のターゲティングとは?
YouTube広告はGoogle広告と同様に、人と面の2つを軸に利用できるターゲティングが用意されています。
・オーディエンスターゲティング (人を軸にしたターゲティング)
・コンテンツターゲティング (配信面を軸にしたターゲティング)
>> 利用できるターゲティングの詳細はこちら
さいごに
本記事で説明したYouTube広告を以下にまとめました。
いかがだったでしょうか?
今回はYouTube広告の基本的な情報と運用で抑えるべきポイントを簡単にお伝えさせていただきました。
YouTubeは利用者の多いプラットフォームのため、しっかりとターゲティングを行い、戦略的に活用すれば集客やブランディングの向上に役立ちます。
ぜひ本記事を参考にしていただき、YouTube広告運用を試していただけます幸いです。
▼YouTubeに関する記事はこちら
YouTube広告の予約型メニューとは?マストヘッド・YouTube Selectを徹底解説
【VASって何?】Google動画広告シーケンスの活用方法
【BLSとは?】ブランドリフトサーベイの活用方法とアウトプット事例
▼Googleに関する記事はこちら
【2022年版】Google広告(旧アドワーズ)とは?広告の種類と強みを徹底解説
P&D本部 コミュニケーションデザイン部所属。新卒で広告事業会社に入社後、D2C Rに参画。 現在の部署で広告運用コンサルタント、Googleメディアパートナーセールスを担当。多趣味で、海外在住経験もあり、数十か国渡航経験も。今ハマっているのは、料理とサウナ。