【徹底解説】Talk Head Viewとは?メリット・デメリットから配信準備までを紹介
児玉 弘基
こんにちは。D2C Rメディア部所属の児玉と申します。
今回は国内最大級のSNSメディア「LINE」に出稿可能なLINE広告の中でも予約型のメニューである
Talk Head View(トークヘッドビュー)について紹介していきたいと思います。
「Talk Head Viewって名前は知ってるけど、どう配信するか分からない」
「どんなメリットのあるメニューなのか分からない」
そんなお悩みを解決する記事となっております。是非参考にしていただければと思います。
目次
Talk Head Viewとは
Talk Head Viewは、「LINE」の広告掲載枠で最大のDAUを誇るトーク画面上部の「トークリスト面」に出稿可能な、
国内でも最大級のリーチ力を誇る純広告メディアとなります。
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/download/
LINE Business Guide 2022年10月-2023年3月期より
メリット
大きく下記3つのメリットのあるメニューとなっております。
①圧倒的なリーチ力で、あらゆる年齢/性別の日本人にバランスよくアプローチすることが可能
②掲載枠が一社独占枠につき、競合とのバッティングを気にすることなく配信が可能
③配信データをLINE広告に連携することで、Talk Head Viewでアプローチしたユーザーを追跡することが可能
デメリット
デメリットとしては、1日買い切り枠であるため、商品価格が他の純広告メディアと比較しても高単価であることです。
(※リーチ数を調整することで1,000万円~4,000万円まで調整が可能となります。)
それではTalk Head Viewの中身についてもう少し詳しく見ていきましょう。
Talk Head View 商品詳細
ここから
①商品スペック
②広告フォーマット
③調査・ブランドリフトサーベイ
の3点に分けて紹介していきます。
商品スペック
Talk Head Viewの商品スペックは下記表通りとなっており、
想定リーチ数と配信設定期間設定に応じて商品価格が異なっております。
目的とご予算に合わせて使い分けることが出来ます。
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/download/
LINE Business Guide 2022年10月-2023年3月期より
広告フォーマット
下図にTalk Head Viewに必要な入稿素材がまとまっております。
Video FMTで実施の場合はImage/Videoの両方のクリエイティブ素材(①+②)とアクションバーテキスト(③)、遷移先URL(④)を、
Static FMTで実施の場合はImageファイル(①)と遷移先URL(④)が必要となりますので
ご確認の上ご準備下さい。
素材をご準備いただく際の注意点として、Image素材の表示領域がございます。
下図のように、掲載時には中心線を軸に画像がトリミングされた状態で表示されます。
そのため、
①画像が見切れることで不自然なものにならないこと
②表示領域内に広告の主体者名が明記されるようにする
といった2点に注意していただきますようお願いいたします。
(上記が理由で広告の審査落ちになるケースがあります。)
入稿素材をご準備いただく際、制作したクリエイティブを事前に確認できるプレビューツールがLINE社から用意されております。
ご入稿いただく前に、制作したクリエイティブにロゴやテキスト見切れ、要素の被りがないかご確認ください。
ツールURL:https://admanager.line.biz/pages/brandpreviewtool/index.html
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/download/
LINE Business Guide 2022年10月-2023年3月期より
また、広告審査に関するガイドラインは下記をご参照ください。
入稿素材をご準備いただく際には事前にご確認いただくことで審査落ちのリスクを軽減できるかと思います。
https://www.linebiz.com/jp/service/talk-head-view/guideline/
調査・ブランドリフトサーベイ
Talk Head Viewとあわせて、広告接触の有無でユーザーを分類/抽出し、
それぞれのユーザーに対して連携する調査会社によるブランドリフト調査を実施することが可能です。
調査レポートでは、回答者の基本情報や各調査設問のリフト効果、および各調査設問における性年代別のリフト効果などが確認出来ます。
また、調査結果とあわせて、LINE社からLINEリサーチの結果や動画の視聴傾向などの定量データをもとにクリエイティブの分析・考察レポートを提供いただけます。
認知施策との掛け合わせにより事業拡大のヒントとなる情報を集めることが出来ますので、是非ご検討ください。
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/download/
LINE Business Guide 2022年1月-6月期より
ブランドリフト調査の概要は下図にまとまっております。
また、実施に際しては調査項目の設定等で時間を要するため、Talk Head Viewの配信準備と並行して 準備を進めていただくことを推奨いたします。
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/download/
LINE Business Guide 2022年10月-2023年3月期より
それではここからは具体的にTalk Head Viewがどのように活用されるのか、
事例を交えて紹介していきたいと思います。
Talk Head Viewの活用事例
Talk Head Viewは単体でも国内Topクラスのリーチ力を誇る、非常に有益な広告メニューですが、
LINE広告との掛け合わせによってさまざまな事業課題の解決にアプローチすることが出来ます。
ここから、そんなTalk Head View×LINE広告の活用事例をご紹介していきます。
クロスターゲティングの活用
クロスターゲティングとは、
キャンペーンの開始時にTalk Head Viewを実施し、その後Talk Head Viewに反応を示したユーザーを指定してLINE広告にて配信することのできるターゲティング機能です。
Talk Head Viewによって興味度・利用意向がリフトしているユーザーへアプローチすることで、
キャンペーンページの閲覧・商品の購入へと導くことができます。
事例 Talk Head View接触ユーザーに対しての追いかけ配信
Talk Head Viewの接触度合いごと(imp,Video Start,complete view,etc…)にセグメントを作成し、LINE広告にて追いかけ配信を実施。
その結果、Talk Head Viewに触れていないユーザーに比べて、接触したユーザーのCVRが向上傾向となった事例が出ております。
では最後に、Talk Head View開始までのフローを見ていきましょう。
掲載までの流れ
掲載までの流れは
①代理店経由でお申し込みされる場合
②広告主様直接お申し込みされる場合
で少々異なりますので、それぞれ紹介していきます。
代理店経由でお申し込みされる場合
代理店への相談
代理店にTalk Head Viewについてご相談いただく際には、下記必要項目をお纏め頂いた上で
ご相談いただくとスムーズな進行が可能です。
<ご相談時必要項目>
・商材名
・商材公式URL
・想定配信開始時期
・ご予算感
・ターゲット
・ブランドリフト・調査の実施有無
・その他ご与件
ご相談後のフロー
配信までの流れは大きく分けると
①企業審査 ⇒ ②日程の仮押え ⇒ ③事前審査 ⇒ ④発注 ⇒ ⑤入稿
の5段階に分かれます。
それぞれ具体的には下図に示す通りとなっており、
ご与件が固まってから10営業日程度は必要になるため、入稿物の修正等が発生することも加味して
最低でも15営業日前から準備を進めていくことを推奨いたします。
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/download/
LINE Business Guide 2022年10月-2023年3月期より
まとめ
Talk Head Viewとは?
「LINE」の広告掲載枠で最大のDAUを誇るトーク画面上部の「トークリスト面」に出稿可能な、国内でも最大級のリーチ力を誇る純広告メディアです。
LINEのMAU9,300万人という日本人口の70%にリーチができる配信メニューです。
>> 商品詳細はこちら
Talk Head Viewのメリットとは?
①圧倒的なリーチ力で、あらゆる年齢/性別の日本人にバランスよくアプローチすることが可能
②掲載枠が一社独占枠につき、競合とのバッティングを気にすることなく配信が可能
③配信データをLINE広告に連携することで、Talk Head Viewでアプローチしたユーザーを追跡することが可能
>> デメリットはこちら
最後に
Talk Head Viewについてご理解いただけましたでしょうか。
この記事を参考にしていただき、
皆様が少しでもTalk Head Viewの活用を前向きにご検討いただけるようになりましたら幸いです。
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2019年11月にD2C Rへ中途入社。前職では総合カタログ通販会社に勤務。D2CR入社後は運用担当としてゲーム・アプリ・WEBと様々なジャンルの商材を担当。その後、2020年10月よりアカウントコンサルとして主に通信・保険商材の案件を担当しつつ、LINE /Yahoo!のメディアパートナーセールスを担当。WEBマーケーターとして「最高のパートナー」を目指して日々邁進中。