Media 2022.11.29

Yahoo!広告とは?特徴や種類・Google広告との違いも解説

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小宮山 智大

みなさん、こんにちは。
D2C Rのメディア部の小宮山です。 現在はYahoo!担当として窓口を務めております。

日本の方なら誰しも利用したことがあるYahoo!JAPANやYahoo!ニュース。
今回はそんなYahoo!のサービスを利用しているユーザーに広告配信ができる、Yahoo!広告について解説します。
また、Yahoo!広告で提供されている、検索広告とディスプレイ広告の2つのメニューについても詳しく解説していきます。

そして、比べられがちなGoogle広告との違いについてもこの記事でご紹介しますので、ぜひご一読ください。

この記事を読んでいる方へ

▼2024年10月の媒体アップデート情報
主要広告媒体の最新アップデート情報
・Googleの最適化されたターゲティングの設定
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など広告担当者必見の内容になっています。

詳しく知りたい

Yahoo!広告とは?

Yahoo!広告とは、Yahoo!JAPANを中心としたヤフー株式会社が提供するサービスに広告配信できるプラットフォームです。
Yahoo!ニュースやYahoo!知恵袋をご覧になる方も多いのではないでしょうか。
また、検索エンジンと言えば、Googleを思い浮かべる方も多いですが、Yahoo!、Bingと日本3大検索エンジンの1つにもなっています。

2021年の検索シェア:Google・Yahoo!・Bing

Yahoo!広告には「検索広告(Yahoo! Seach Ads:YSA)」「ディスプレイ広告(Yahoo! Display Ads:YDA)」の2つの広告商品を展開しています。どちらも直近1年間でリブランディングやアップデートを行い、大きく機能拡充が行われてきました。
それぞれの商品について解説していきます。

検索広告(YSA)とは?

検索広告(YSA)は、Yahoo!JAPANで検索を行った際に検索結果の上部や下部に広告を表示することができる広告サービスです。
ユーザーの検索キーワードを指定して広告配信をすることができ、テキスト形式の広告が表示されます。

Yahoo!検索広告の掲載イメージ

引用:Yahoo!サービス概要より

現在は、検索連動型ブランディング広告(BSA)という新しい商品で、検索結果に画像や動画を同時に表示することで、
より大きなインパクトをユーザーに与えることが可能になりました。

▼検索広告(YSA)について詳しく解説した記事はこちら

Yahoo!リスティング広告とは?Googleとの違いを解説

ディスプレイ広告(YDA)とは?

ディスプレイ広告(YDA)は、Yahoo!サービス内のウェブサイトや提携しているウェブサイトやアプリに
ディスプレイ広告を表示することができる広告サービスです。
テキスト広告以外に、画像や動画など様々な形式で広告を表示することができます。

Yahoo!ディスプレイ広告の掲載イメージ

引用:Yahoo!サービス概要より

また、ディスプレイ広告には運用型と予約型の2つがあります。
予約型:vimps購入型・時間帯ジャック購入型 ・枠購入型のいずれかで購入し、配信後のコントロールはできない広告
運用型:日々入札調整を行い、細かく掲載状況をコントロールできる広告

2つの掲載方法はファネルごとに活用方法が異なり、運用型は獲得や比較検討層への配信、予約型は認知や比較検討層への配信に適しているため、プロモーションの目的によって使い分けが必要となります。

▼予約型広告のオススメ記事はこちら

Yahoo!ブランドパネルとは?予約型・運用型の違いや配信方法などを徹底解説

【Yahoo!広告運用者へ】ディスプレイ広告(予約型)とは?

 

Yahoo!広告を利用するメリット

ここでは、Yahoo!広告のメリット3点をご紹介します。

圧倒的なユーザー数

日本最大級のポータルサイトYahoo!JAPANを中心に多数のサービスを展開しており、その数は100サービスを超えています。その中で、月間ページビュー数は約840億と非常に大きなリーチ力があります。スマートフォンのアクティブユーザーは約7000万人、パソコンのアクティブユーザーは約1800万人とあらゆるデバイスでリーチが可能です。
また、男女幅広いユーザーが利用しており、社会人の年代層が厚いことがYahoo!の特徴です。


Yahoo!広告の年齢・男女比

引用:Yahoo!媒体資料より抜粋

Yahoo!サービスを使ったデータ活用

Yahoo!が取り扱っている多数のサービスからデータを活用することで、高度なデータマーケティングの実現が可能です。
検索エンジン:検索キーワードデータ
メディアサイト:閲覧データ
PayPay・カード:決済データ
ショッピングサイト:購買データ

透明性に対する取り組み

Yahoo!は広告事業者・メディア運営事業者の2つの領域で、デジタル広告品質認証機構(JICDAQ)の第三者認証を取得しており、
広告配信における品質が評価されています。更に、Yahoo!独自の取り組みとして「広告品質のダイヤモンド」を掲げており、
透明性や広告品質の改善に日々取り組んでいます。広告品質のダイヤモンド

引用:広告サービス品質向上のための取り組みより

Yahoo!広告の配信面

検索広告とディスプレイ広告では掲載面が異なり、Yahoo!が提供するサービス外にも配信可能ですので、一部をご紹介します。

検索広告(YSA)の配信面

検索広告では、複数の企業に検索エンジンシステムを提供しているウェブサイトへの広告掲載が可能です。

提携しているウェブサイトでは以下のメディアに掲載することができます。

Yahoo!検索広告の提携ネットワーク

引用元:Yahoo!広告 ネットワークパートナー

ディスプレイ広告(YDA)の配信面

ディスプレイ広告では、Yahoo!サービス(Yahoo!ニュースやYahoo!知恵袋など)や、Yahoo!提携サイトに広告が表示されます。

提携サイトでは以下のメディアに掲載することができます。

Yahoo!ディスプレイ広告の提携ネットワーク

引用元:Yahoo!広告 ネットワークパートナー

Yahoo!広告のターゲティング

Yahoo!利用ユーザーのデータを利用して、配信するユーザーをターゲティングする事ができます。

ターゲティングの種類 YSA YDA(運用型) YDA(予約型)
性別
年齢
デバイス
地域
曜日・時間帯
サイトリタゲ
サーチキーワード
オーディエンスリスト
オーディエンスカテゴリー
プレイスメント
コンテンツキーワード
サイトカテゴリー
TV&YouTube視聴者
ファン

▼ターゲティングに関する記事はこちら

Yahoo!広告のサーチターゲティングとは?仕組みや設定・運用方法を解説

Yahoo!広告の費用

ここでは、Yahoo!広告の費用相場についてご紹介します。
検索広告やディスプレイ広告は、1クリックあたり数十円から数百円程度なので、1日にかけられる予算を決めて運用ができます。

クリック単価は競合によって変動しますが、全体の費用は広告予算に合わせる形で問題ありません。

広告種別 課金方式 目安費用
検索広告(YSA) クリック課金(CPC)

クリック当たり
数十円~数百円

ディスプレイ広告(YDA)
運用型
クリック課金(CPC)

クリック当たり
数十円~数百円

ディスプレイ広告(YDA)
予約型
vimps購入型
時間帯ジャック購入型
枠購入型
20万円~数千万円

Yahoo!広告とGoogle広告の違い

Google広告とYahoo!広告のプラットフォームごとでの特徴や違いについてご紹介します。

ユーザー層の違い

全世代で利用されているGoogleに対し、Yahoo!のユーザーは比較的年齢層が高く、30代~40代が多いとされています。
そのため、Yahoo!で効果の良い商材は、比較的年齢層が高いサービスが多い傾向にあります。
また、年齢層が高いユーザー向けの訴求を行う事で、獲得効果を高める事ができます。

広告配信面の違い

Google広告では、Googleが提供するサービスを始め、多数の配信面が良いされています。
提携サイト数では、遠く及ばないものの、Yahoo!広告は国内ユーザー利用率No.1のYahoo!JAPANを中心に
多くのサービスを配信面に抱えています。

そのため、単体サービスとしてみても個別に広告配信する価値が非常に高いと言えます。

ターゲティングの違い

近年のアップデートによって、Google広告とYahoo!広告のターゲティングの種類にほとんど差が無くなりました。
更に精度が課題として挙げられていた予測方法もYahoo!広告が大規模なアップデートを追え、
シグナルを拡張し、類似ユーザーの活用も進んでいます。

特にYDAで利用できるYahoo!社提供データは独自性が高く、
Yahoo!ショッピングの閲覧履歴や携帯キャリアごとのターゲティングが活用できます。

広告表示オプションの違い

広告表示オプションは、Google広告とYahoo!広告で名称が異なります。

また、Google広告の方が設定できるオプションが多くなっています。
Google広告では住所表示オプションや価格表示オプションなど独自性の高いオプションが用意されています。
一方、Yahoo!広告ではGoogle広告でも利用できる電話番号に加え、テキスト補足オプションやカテゴリ補足オプションが用意されています。

入稿規定の違い

Google広告とYahoo!広告では、入稿規定にも違いが存在します。
リスティング(GSA/YSA)では、一部利用できる記号が限られていたり、片方の媒体でしか利用できないケースがあるので注意が必要です。
ディスプレイ(GDA/YDA)では、Google広告のフォーマット数が圧倒的に多いため、
Google広告の入稿物を転用するとYahoo!広告では利用できないケースがあるので注意が必要です。

Yahoo!広告の詳しい入稿規定はこちら

まとめ

本記事で説明したYahoo!広告のポイントを以下にまとめました。

Yahoo!広告とは?

Yahoo!広告とは、Yahoo!JAPANを中心としたヤフー株式会社が提供するサービスに広告配信できるプラットフォームです。
Yahoo!広告には「検索広告(Yahoo! Seach Ads:YSA)」「ディスプレイ広告(Yahoo! Display Ads:YDA)」の2つの広告商品を展開しています。

>> 検索広告(YSA)の詳細はこちら
>> ディスプレイ広告(YDA)の詳細はこちら

Yahoo!広告を利用するメリットとは?

Yahoo!広告のメリットは大きく3つあります。
①圧倒的なユーザー数
②Yahoo!サービスを使ったデータ活用
③透明性に対する取り組み

>> メリットの詳細はこちら
>> Yahoo!広告とGoogle広告の違いはこちら

さいごに

いかがでしたでしょうか。
この記事では、Yahoo!広告についてご紹介いたしました。

日本最大級のポータルと言われるYahoo!に対して広告出稿を行えるのは、Yahoo!広告のみです。。
広告業界でも有名なYahoo!ブランドパネルやリスティング広告をご利用の際には、ぜひご検討ください。

他のYahoo!広告については、以下の記事にてまとめておりますので、ぜひご確認ください。

【Yahoo!広告運用者へ】ディスプレイ広告(予約型)とは?

Yahoo!ブランドパネルとは?予約型・運用型の違いや配信方法などを徹底解説

【Yahoo!広告運用者へ】YDAキャンペーン設計~虎の巻~

 

この記事を読んでいる方へ

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小宮山 智大

M&S本部 戦略企画室所属。新卒で総合情報メディア会社に入社後、不動産事業会社を経て、D2C Rに参画。 広告運用コンサルタントやプランナーを経験後、プロジェクト推進に従事。3匹の愛猫とリモートワーク。

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