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最終更新日: 2025年06月30日

Meta広告とは?ターゲティング・広告フォーマット・運用方法まで要点を徹底解説!

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古川 慧

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【ドコモデータ×Meta広告】

自動最適化に頼りがちなMeta広告
D2C RのMeta広告運用では
・認定資格を持った専門担当者
・ドコモデータを使った独自分析
・自社内製クリエイティブ制作
他社には"できない"ご提案をいたします。

こんにちは!
D2C Rソーシャルメディアソリューション部の古川です。
今回はオンライン広告において必須メディアとも言える、Meta広告の基礎についてお話します!
最新動向を交えてわかりやすく解説させていただいた為、せひご一読いただけますと幸いです。

Meta広告の概要

Metaの全世界での利用者数は、2024年時点でMAUが39.8億人と世界人口の約半分を占めております。
日本でのMAUも3,300万人を超えており、多くのユーザーが実名で登録し、同級生や同僚など、実際に会ったことのある人とつながる場として利用されています。

そして、Meta広告とは、Meta社(旧Facebook社)が提供する広告プラットフォームを活用したデジタル広告のことを指します。主にFacebook、Instagram、Messenger、Audience Networkなど、Meta社が運営する複数のプラットフォームに対して広告を配信することができます。これにより、企業や個人事業主はターゲットユーザーに対して効果的にアプローチし、認知拡大、見込み客の獲得、購買促進などのマーケティング目標の達成が見込めます。

Meta広告の特徴とは

Meta広告の大きな特徴は「ターゲティング精度の高さ」「自動最適化」です。

Meta自体の登録が「実名制」であることや、プロフィール情報(年齢、性別、住んでいる地域など)に加えて、学歴、勤務先までを登録されていることが多く、
さらに、ユーザー自身が興味のあるコンテンツ(いいね、などのアクティビティ)をもとに正確かつ多様なターゲティング配信が可能となっている為、リアルなユーザーにかなり近しいターゲット設定を行うことができます。

また配信時の「自動最適化」も優れており、パフォーマンスが最大になるよう、配置/リンク先の選定に加えて、複数のオーディエンスに訴求するクリエイティブをAIが動的に作成することで、広告配信する際のあらゆる目的(認知、購入など)に対して、成果の最大化を行うことができます。

Meta広告の基本情報

配信面ついて

前述している通り、Facebook、Instagram、Messenger、AudienceNetworkへの配信が可能となっております。
Facebook面のみ/Instagram面のみなど手動配置で面を絞ることも可能ですが、その都度最もコストが安価/効果がでやすい配置面を探し、自動で配信比率を変えてくれる自動配置が推奨となっております。

前述している通り、Facebook、Instagram、Messenger、AudienceNetworkへの配信が可能となっております。

(出典元:2024年度 媒体資料)

配置面について

各メディアの中でも、フィード/ストーリーズ/リールといった多岐にわたる配置面に広告を出稿することができます。
今回は今トレンドとも言われているリール面についての説明をしていきます。

リール面に掲載される短尺動画は近年推進しており、
・FacebookとInstagramの利用時間に動画が占める割合は60%
・Instagram利用時間にリールが占める割合は50%
・リール動画を見てビジネスをフォローしたZ世代の割合は87%

と言われております。
また、縦長動画CRを入稿することでリール面の配信が伸びやすいと言われております。
改善案に悩んでいる方はぜひリール×縦長動画の配信を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

▼リールについて詳しく知りたい方はこちら

Instagramリール広告とは?特徴や配信事例を解説

 

広告フォーマット

Meta広告の広告フォーマットは多岐にわたりますが、
抑えるべきフォーマットは「動画」「静止画」「カルーセル」の3種類となります。

それに加えて「動画」の制作が難しい場合は、静止画をもとに動きや音声を管理画面上でつけることのできる「スライドショー」を活用することをおすすめします。
運用担当者として議論に上がりやすいことの一つに、広告フォーマットに優劣はあるのか?ということがありますが、
Meta広告においては、上記の3フォーマットを網羅的に作成し一つの広告G内に入稿しておくのがベターです。

これもMeta広告の「自動最適化」に起因するのですが、ユーザー、配信面によって最適な広告フォーマットが異なるため、網羅的に入稿しておくことで最適な広告を配信してくれ、良い結果に繋がりやすいです。

これもMeta広告の「自動最適化」に起因するのですが、ユーザー、配信面によって最適な広告フォーマットが異なるため、網羅的に入稿しておくことで最適な広告を配信してくれ、良い結果に繋がりやすいです。

(出典元:2024年度 媒体資料)

これもMeta広告の「自動最適化」に起因するのですが、ユーザー、配信面によって最適な広告フォーマットが異なるため、網羅的に入稿しておくことで最適な広告を配信してくれ、良い結果に繋がりやすいです。

(出典元:2024年度 媒体資料)

ターゲティング

Meta広告におけるターゲティング設定は大きく分けて4つになります。

ターゲティング 説明
デモグラ/ブロード Metaが保持しているデータに基づき、以下のような属性を指定してユーザーを絞り込むことが可能。
ex)年齢、性別、地域、使用言語
詳細ターゲット 利用者データ、興味関心、行動に基づいて多岐多様なオーディエンスを絞り込むことが可能。
ex)子供がいる、ダイエット飲料、就職転職
カスタムオーディエンス ①カスタムオーディエンス(カスタマーファイル)
広告主/が保有する顧客データをもとにターゲットを設定
②カスタムオーディエンス(ウェブサイトトラフィック)
Metaの「ピクセル」や「アプリイベント」を通じて、ウェブやアプリ上の行動履歴をトラッキングし、
そのデータを広告に設定しターゲティングが可能(ex.リターゲティング)
類似オーディエンス カスタムオーディエンスをもとに、そのユーザーと近しいと考えられる潜在顧客を自動化により見つけ、配信することが可能。
類似度(元のユーザーにどれくらい近いか)を設定することができ、類似度の幅は1%~10%で設定することができる。

 

上記の通り様々なターゲティングが可能なものの、AIの促進により、自動最適化機能が優れております。AIは与えられた候補が多いほど最適なターゲットを選別することが可能になる為、ターゲティングはできるだけ幅広く設定し、システムが潜在顧客を見つけられるようにするのが推奨となっております。

Meta広告の入稿規定/クリエイティブ

Metaのクリエイティブ入稿については、画像/動画×テキストの組み合わせが基本となります。


▼具体的な入稿規定については、別の記事にまとめてありますので、ぜひこちらをご参照ください。

【2023年版】SNS広告媒体入稿規定まとめ|画像サイズ・動画サイズを一挙紹介

本記事では入稿規定とは別にMetaにおけるクリエイティブの注意点を記載します。
①画像内に含まれるテキスト量
②タイトル/説明文について、重要な情報/伝えたい情報はなるべく前半に記載
③クリエイティブの優先度は、画像/動画 > テキスト

①画像内に含まれるテキスト量

こちらは画像内に記載されるテキストの占有率がどれくらいなのか?という話なのですが、
テキストの占有率が20%を超えると、配信量に悪影響がでると言われています。
以前は専有率20%を超えると広告審査に落ちてしまう仕様でしたが、現在は撤廃をされています。
しかしながら、画像内の過度なテキストはMetaとしても良しとしていないため、
配信量が抑制されてしまうという仕様に変更となっています。

②タイトル/説明文について

Meta広告では文字数制限に余裕があるため、ついついあれこれ詰め込みがちになりますが、入稿したテキストすべてが広告表示されるわけではありません。表示される文字数は配信面や広告枠、端末によっても異なるため一概に明言はできませんが、
できれば冒頭十数文字以内に重要な情報は入れておくのが良いです。

③クリエイティブの優先度

画像/動画とテキストの組み合わせになりますが、クリエイティブとしての優先度が高いのは、画像/動画になります。

これはFacebookやInstagram上で流れてくる膨大な情報の中で、ユーザーが思わず手を止めて広告を見てくれるかがとても重要になってきます。ユーザーは基本的に情報を流し読みするため、視認性の高い画像/動画の重要性が高まってきます。

特に動画については、
冒頭3秒でどれだけユーザーの興味を引けるかが勝負になるため、
ユーザーが興味を持ちそうな情報や大手企業であれば企業ロゴなどを冒頭に持ってくるのが良いとされています。
また、先ほどの説明にもある通り、リール×縦長動画は今の伸びている配置面×CRFMTなので、まだ試していない方はぜひお試しください。

Meta広告のキャンペーンの目的

これまでは、Meta広告の配信面、ターゲティング方法をお話しましたが、ここからは目的によって使いわけるキャンペーンについて解説いたします。

キャンペーンの目的は「認知度アップ」「トラフィック」「エンゲージメント」「リード」「アプリの宣伝」「売上」 という6つに分けられ、上記の目的によって選択できる最適化も異なります。その為、広告主ごとのKPIを正しく理解した上でCPN/ADG設計を行うことをおすすめします。

認知度
目的 詳細
リーチ ブランドに関心を持つ可能性のあるユーザーにできるだけ多くリーチ。
ブランドの認知度アップ ブランドを覚えてもらえる可能性が高いユーザーにリーチ。
動画の再生数アップ 動画を視聴する可能性が高いユーザーにリーチ。
店舗所在地の認知度 ビジネス、団体または店舗セットの位置を利用して利用者にリーチ。

トラフィック
目的 詳細
リンクのクリック ウェブサイト、アプリ、Metaイベントのリンククリックを促す。
ランディングページビュー ランディングページでのコンテンツの閲覧を促す。
Messenger、Instagram、WhatsApp ビジネスとのスレッドを開始できるよう、Messenger、Instagram、WhatsAppに誘導が可能。
通話 ビジネスに関心を持ちそうなユーザーに電話での連絡を促す。
Instagram
プロフィールのアクセス
Instagramプロフィールにユーザーを促す。

エンゲージメント
目的 詳細

Messenger、
Instgaram、WhatsApp

ビジネスとのスレッドを開始できるよう、Messenger、Instgaram、WhatsAppに誘導が可能。
動画の再生数アップ 動画を視聴する可能性が高いユーザーにリーチ。
投稿のエンゲージメント 投稿でのアクションの実行を促す。
コンバージョン
コンテンツの閲覧、ビジネスへの連絡、ウィッシュリストへの追加、ウェブサイトまたはアプリでの他のアクションの実行を促す。
通話 ビジネスに関心を持ちそうな人に電話での連絡を促す。

リード
目的 詳細
インスタントフォーム 連絡先情報や他の詳細情報をフォームに記入して共有してくれるユーザーを見つけられる。
Messenger 連絡先情報や他の詳細情報をチャットにて共有してくれるユーザーを見つけられる。
コンバージョン
連絡先情報のシェア、登録フォームの入力、応募の送信、ウェブサイトやアプリでの他のアクションの実行を促す。
通話 ビジネスに関心を持ちそうなユーザーに電話での連絡を促す。

アプリの宣伝
目的 詳細
アプリのインストール ユーザーのアプリのインストールを促す。
アプリイベント アプリ内購入またはアプリでの他のアクションの実行を促す。

売上
目的 詳細
コンバージョン
カートへの商品追加、購入、サブスクリプションの登録、またはウェブサイトやアプリでの他のアクションを実行を促す。
カタログ販売 カタログからの商品やサービスの購入を促す。
Messenger、Instagram、WhatsApp Messenger、Instagram、WhatsAppを通じた購入の開始を促す。
通話 ビジネスに関心を持ちそうなユーザーに電話での連絡を促す。

 

Meta広告のオークション

Meta広告では広告が表示される度にオークションが発生します。
では、このオークションに勝って広告表示されるには何を考慮すれば良いのでしょうか?

Meta広告のヘルプページには下記のように記載されています

利用者とビジネスの両方に最大の価値をもたらす広告が落札されるため、
全体的な価値が最も高い広告がオークションの勝者となります。

ここで重要なのは「利用者」と「ビジネス」の両方に「最大の価値をもたらす広告」と定義していることです。
つまり、「入札単価」だけではなく「ユーザーからの反応率(CTR)」「CVR」、更には「広告品質」と呼ばれるユーザーからのポジ/ネガのフィードバックまで考慮されます。

そのため全体的な価値は、主に次の3つの要素から判断されています。

① 入札価格 
広告主がその広告に対して設定した入札価格(つまり、広告主が目的達成のために支払う用意がある金額)です。

② 推定アクション率 
特定の利用者がその広告でアクションを実行するか、
その広告経由でコンバージョンに至る可能性(つまり、その利用者に広告を表示することが広告主の目的達成につながる可能性)を示す推計値です。

③ 広告品質 
広告を見た人や非表示にした人からのフィードバックや、
低品質とみなされる広告の特徴(情報の隠ぺい、扇情的な表現、エンゲージメントベイトなど)といったさまざまな要素から判断された広告の品質指標です。

①②については管理画面上で数値化されるので良し悪しの判断が付きやすいですが、
③については、管理画面上で数値上で可視化されないため要注意です。

広告品質については、ポジティブ要素とネガティブ要素に分けられ、
「いいね」などのポジティブな反応が増えると上がり、「広告非表示」などのネガティブな反応が増えると下がると言われています。
特にネガティブ要素はポジティブ要素よりも品質により大きな影響を与えるので、ユーザーに対して不快感を与えたり、誤認を与えるようなクリエイティブにならないように気を配る必要があります。

また上記に加え、
Metaが指標の良し悪しを適切に判断するための、十分な配信実績(データ量)が必要となります。
そのため、適切な日予算設定もMetaの運用には重要な指標となってきますのでご留意ください。

Meta広告における運用のポイント

以上のことを踏まえた上で、実際にどのように広告運用を行っていけば良いのでしょうか?

ここで抑えておくべきポイントは、記事の冒頭でもお伝えした
Meta広告最大の強みである「自動最適化」を考慮することです。
では「自動最適化」を考慮するとはどういうことでしょうか?

ポイントは大きく2つ。
1つ目は、自動最適化を行うためのデータ量(配信実績)を十分に確保すること。
2つ目は、設定をこまめに変更を加えない(変更を加える場合はできるだけ変更のタイミングをまとめる)ことです。

この2点を抑えた上で、「アカウント設計」と「日予算設定」について解説していきます。

Meta広告のアカウント設計

Metaにおいてアカウント設計は、日々の運用調整よりも圧倒的に重要です。
ただ、必ずしもこれが正解!というのがないのも現実です。
代理店や運用担当者によっても、細かいところは必ず意見が別れてきますし、案件の状況によっても変わってきます。

しかしながら必ず共通する点としては、
①ターゲットを細分化しすぎない
②キャンペーン/広告セットでのターゲットのカニバリを起こさない
の2点が挙げられます。

これを踏まえた上で、D2C Rとして推奨するアカウント設計の一例を今回お話します。

キャンペーンの目的は一つとした前提で、かつコンバージョンを目的としたケースにて説明します。

キャンペーンでは日予算の管理、広告セットではターゲットの管理を行います。

この場合、リターゲティングとそれ以外でまずはキャンペーンを分けます。
これは一般的に効果の良いとされるリターゲティングは予算を最大化したいので、予算とCPAコントロールのために切り出しています。

広告セットでは、年齢/性別・興味関心・類似配信やリータゲティングのポイント別で細分化しています。
人によっては最適化してくれるから細分化する必要がないという意見もありますが、
最適化が完了するまではCPAが上振れたり、コントロールするのが難しいケースがあります。
そのため、こちら側でも調整するための変数を持たせるためであったり、
ターゲット別による効果の違いを把握し、調整できるようにしておくのがベターだと考えます。

ただし、ここで気をつけなえればいけないのが、
このターゲットの分け方をしたときに「自動最適化」を活かせているのかを判断する必要があります。

そこで重要になってくるのが「日予算設定」です。

Meta広告の日予算設定

自動最適化を最低限活用するために重要になってくるのが日予算とお伝えしましたが、
正確には、キャンペーン目的に応じた成果地点の十分なデータ量です。

今回はコンバージョンを目的にしているため、コンバージョンを例に上げて話します。

Metaおいて必要なデータ量(コンバージョン数)は、
広告セットあたりの1週間のコンバージョン数が50件以上となっています。

しかし、管理画面上でコンバージョン数を設定する項目はありません。
そこで設定するのが日予算/月予算の設定になります。

例えば、目標CPAが3,000円の案件があったとします。
1週間で50CV必要ということは1日あたり平均7件のコンバージョンが必要になります。
そのため、3,000円×7件=21,000円が1日あたりに必要な日予算です。

月になおすと、21,000円×30日=630,000円となるので、
この金額が広告セットあたりに一ヶ月で必要な月予算となります。

この630,000円が広告セット数だけ発生するので、
必然的にクライアントから預かってる月予算の上限によって、作れる広告セット数が決まってきます。

広告セットあたりのコンバージョン数が確保できない場合は、
ターゲットの優先度を決めて順序立てて配信を行うか、もう少し広告セットをまとめて配信することを検討する必要があります。

最後に

いかがだったでしょうか?
今回はMeta広告の基本的な情報と運用で抑えるべきポイントを簡単にお伝えさせていただきました。
少しでもMeta広告出稿に興味を持っていただけた企業様は、お気軽にお問い合わせくださいませ。
また、Meta以外の媒体の広告についてもご紹介しておりますので、他の記事も是非ご覧ください。

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