「データ分断」という長年のマーケティング課題に終止符を。 ドコモデータが拓く、Single ID Marketing
マーケティングプロセスにおける「データの分断」は、一貫した顧客理解を阻む構造的な課題でした。この課題に対し、D2Cは世の中にドコモデータを活用した「Single ID Marketing」という新たな答えを提示します。
これまで類推的に紐づけていたデータを1つのIDで繋ぎ、ユーザー理解を飛躍的に向上させるこの構想のもと、これまで積み上げてきた実績と経験を力に、この秋、社内の専門機能を集結させた新体制 Single ID Marketing本部が始動しました 。
今回Single ID Marketing本部のメンバーの皆さんに、「Single ID Marketing」が実現するマーケティングの世界についてお話を伺いました 。
目次
国内唯一無二のデータが
マーケティングの常識を変える
左から
・D2Cマーケティングエージェンシー事業本部 Single ID Marketing本部 本部長 伊藤 真二
・D2C マーケティングエージェンシー事業本部 統括本部長 江藤 雄大
・D2Cマーケティングエージェンシー事業本部 Single ID Marketing本部 データインサイト部 部長 兼 データソリューション部 部長 木下 定知
・D2Cマーケティングエージェンシー事業本部 Single ID Marketing本部 データデザイン部 部長 児玉 弘基
「Single ID Marketing」の素材となるドコモデータとは、どのようなものなのでしょうか?
伊藤:国内No.1キャリアであるドコモは、オンラインとオフラインを横断した、広範かつ精度の高いデータを保有しています
具体的には、キャリアならではの高精度な位置情報や正確な契約者情報を基盤に、1億以上の会員基盤を持つdポイントクラブの属性情報、d払いをはじめとする決済情報、さらにはdポイント加盟店様の購買(POS)データまで、様々なデータを企業のマーケティングに活用できる状態として保有しています
また、これらのデータはすべてお客様の同意に基づいて活用しており、プライバシーに最大限配慮しているのも特徴です
大手プラットフォーマーはもちろん、広告主も自社で多様なデータを保有していますが、それらのデータとドコモデータの違いは何でしょうか ?
木下:圧倒的な違いは、データの「種類」と「活用のしやすさ」です
例えば、決済データやアンケートデータなど、非常に優れたデータを保有する事業者は多くありますが、それらを横断して一つのIDで集計・分析までできるのは、国内ではドコモデータくらいじゃないでしょうか
児玉:個別に集めたデータをマーケティングに活かそうとすると、どうしても「類推」でデータを繋ぎ合わせることになって、精度が落ちたりカバーしきれない領域が生まれたりします
マーケティングで重要なのは、全体を「広く」見ることです
これまでもD2Cではドコモデータを取り扱ってきましたが、改めて、この「Single ID Marketing」とはどのような構想なのでしょうか ?
江藤:これまでも私たちはドコモデータを活用してきましたが、「Single ID Marketing」は、そのポテンシャルをさらに解放し、マーケティングのあり方を根底から変えようとする、より大きな構想です
その核心にあるのが、マーケティングが長年抱えてきた「データ分断」という構造的な課題の解決です。

児玉:少し具体的にご説明しますね
次に、Web広告を出すために、プラットフォームが持つ閲覧履歴などから「おそらく、この人たちがターゲットだろう」と類推して広告を配信します
このように、各段階で使っているデータが、すべてバラバラなんです
「Single ID Marketing」は、この分断をなくします。一つのIDを軸に、認知から興味関心、購買、さらにはその後の利用状況まで、一連のマーケティングプロセスを地続きで見られるようにする

そして、僕はオン・オフを統合したデータ分析を実現できるドコモのデータクリーンルーム「docomo data square」にも携わっています
木下:「広告配信」や「分析」に用いるIDは一つのIDで既に管理されていて、実際のデータを取り扱う環境も一つにまとまってきています
点在する“穴”を埋め、
組織の強みを再定義する
この秋から、社内外に点在していたドコモデータに関わるチームが一つとなり、「Single ID Marketing」構想の実現と加速にどのような風穴を開けるでしょうか ?
伊藤:これまで各所に点在していたドコモデータ関連の機能が、一つの本部に集約されましたが、これは我々がドコモデータ関連の全てを抱え込むということでは全くありません
「ドコモデータのことなら、まずSingle ID Marketing本部に相談しよう」と、グループの皆が同じ方向を向くための“旗振り役”になりたい
児玉:私のイメージは、「風穴を開ける」というより、すでに空いてしまっている「穴を埋めに行く」感覚に近いです
新本部の役割は、その穴を一つひとつ繋いで埋めていくこと
江藤:Single ID Marketing本部が組織としてめざす姿も「Single ID Marketing」と同じ思想です
「データ×クリエイティビティ」が生み出す
新たな価値
「Single ID Marketing」によって今までできなかった何が実現できるのか、もう少し具体的に伺えますか ?
児玉:「Single ID Marketing」の世界で実現できることは主に2つあって、〈マーケティングの精度の向上〉と〈新たな潜在層へのアプローチ〉としています
新たに施策を実施する場合、今まではどういったユーザー層をターゲットとするのかユーザー層の設定から仮説を立てて戦略設計をしていました
具体的な実績でいうと、あるメーカーの例では、購買データとドコモのユーザーデータを掛け合わせることで、これまで認識されていなかった潜在的なターゲット層を発見することができました
潜在層の発見だけでなく、効果改善でも一定の成果を得ています
江藤:提案においてゼロから全て探して100まで作っていたものが、「Single ID Marketing」の世界ではスタート地点が50になる
【事例】目的に応じてドコモデータの使い方は無限大
戦略的なデータの活用で顧客の解像度を飛躍的に高めた好事例を紹介!
飲料メーカー
■MISSION:
既存商品の新たなファン層開拓
■HOW:
自社の購買データとドコモデータを掛け合わせ
■RESULTS:
✅企業側も認識していなかった優良顧客層を発見
✅この新ターゲット層へ広告を配信した結果、
広告に接触しなかった層と比べ購買率が最大4倍に向上
✅顧客理解から広告配信までを一気通貫で 行うことの価値を実証
カー用品販売店
■MISSION:
競合からの顧客転換を最大化
■HOW:
実際に乗り換えたユーザーの人物像をドコモのオンライン・オフライン統合データで詳細に分析
■RESULTS:
✅CPA(顧客獲得単価)だけでは測れない 各メディアの役割を可視化
✅次に狙うべきターゲットと有効なアプローチを特定
✅納得感の高いメディア戦略の立案に成功
サービス業
■MISSION:
アクティブ率の高いAppユーザーを獲得
■HOW:
アプリのDLと起動ログデータを時系列×デモグラ別に分析
■RESULTS:
✅現在のメイン層以外で、将来的にアクティブ率の高い見込みターゲットを発掘
✅そのターゲットに直接アプローチする戦略的なコミュニケーションプランを構築
▼資料ダウンロード
▼お問い合わせ
▼ドコモマーケティングソリューション
編集者
CANVAS編集部
編集者
CANVAS編集部
X(旧Twitter)はじめました。デジタルマーケティングに関する最新記事を公開日にご紹介しているので是非フォローしてください!@canvas_d2cr








