Tips 2024.07.23

現役Z世代に就活・キャリアの本音を聞く!|ゼットモ

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ゼットモ

みなさんこんにちは。ゼットモです。

現在、幅広いライフステージの人が存在するZ世代。その中でもひときわ大きなポイントは社会人になる瞬間ではないでしょうか。
最近は「ガクチカ(学生時代力を入れたこと、の略語)」のような言葉も世に広まっており、調査データも数多く存在します。

そこで今回は、D2C Rが産学提携をしている日本工学院八王子専門学校ご協力のもと、就活現役生のおふたりに就活やキャリア観についてインタビューを行いました。定量情報からは見えない、彼らの本音を探っていこうと思います。

この記事を読んでいる方へ

▼SNS×広告 意識調査レポート
・広告表現別の印象
・インフルエンサー/コラボ/UGC風
・好きな広告
・煩わしい広告
・買いたくなる/シェアしたくなる広告
などZ世代の実態を知ることができる内容です。

詳しく知りたい

就活の軸はモチベーション


※今回インタビューしたおふたりのプロフィールはこちら!

それぞれの就職の経緯や活動を進める上での軸についてプロフィール情報に準ずるような話を聞く中で、共通して「好きな事を仕事にしたい」という情熱を感じました。

それを裏付けるかのように、「企業選びの優先順位」について聞くと、ふたりとも業務内容を重視し、福利厚生や給料面はおまけみたいなもの、と答えてくれました。

ハイブリッドな就活に苦労することもしばしば

続いて、コロナ禍のオンライン・オフライン環境の就活について聞いてみました。

  Aさん
  
・9:1でオンライン
・移動時間が無いのは楽だった一方、相手の声が聞きにくかったり、オフィスや社員の雰囲気など、
 肌感で感じにくい所がやり
づらかったりした。
・通信環境は関係ないが、面接がなかなか通らなかったとき、面接官からのFBが無いので次に活かしづらく苦労した。
 雰囲気が良かった面接の後など特に困った。

 

  Bさん

・面接は9:1でオンライン、インターンはオフラインがメインのものを選び2:8程度。
・オンライン会議は複数人との話がしづらかったり、相手の顔を見ると視線がPC画面に向かい、
 うつむいた姿勢になったりしてしまうので困る。相手の顔をなるべく上部に寄せて、目を合わせやすくする工夫などしてい
 た。

いずれもオンライン就活に苦労している様子が見受けられます。「相手の顔を見ると相手と目が合わない」問題は社会人の私たちも現在進行形で感じる悩みだと思いますが、印象がものをいう就活の現場だと、より身に迫る困りごとなのではないかと感じます。

情報収集はTwitter。そこから繋がる新たなコミュニティも

続いて、就活で活用したSNSについて聞いてみると以下のような話が聞けました。

  Aさん

・Twitter利用が圧倒的。それまでの一般アカウントを就活用にプロフィール変更し、企業情報なども就活支援アカウントなど
 フォローしながら収集していた。
・IGは日常、Twは情報収集という線引きあり。FBはアカウントだけ作りほぼ未利用。
・Twitterをきっかけに、Discordを使って外部学生や志望業界のプロと繋がるコミュニティに参加。
 オフラインで会う予定も立てるほど良い就活仲間に。
・大手就活サイトは企業情報のまとめサイトのような使い方

 

  Bさん

・使うとしたらTwitter、ただメインは学校説明会などオフラインの情報を活用した
・SNSを介した就活コミュニティも参加していたが見る専門。
・相談先は学校教員が多かった。
・大手就活サイトは企業情報のまとめサイトのような使い方

ひとくちにZ世代の就活と言っても、当然ながら個人に焦点を当てればそのプロセスには大きなグラデーションがあります。
今回のふたりは特に対照的な印象でした。その上で、やはり情報収集におけるTwitterの有用性が高いのは変わらないのだな…と感じます。

一方でBさんがインタビュー中「(就活に関わらず)SNSは炎上のリスクもあるし、登録はしてるけど何を発信したら良いか分からない」と話してくれたのも印象的でした。


取材はオンラインで実施。お顔は隠していますが、終始和やかな雰囲気でインタビューに協力してくれました。

長い社会人生、転職は自己スキルアップの手段

続いて、就活の先の働き方、キャリア形成について聞いてみました。

  Aさん

・リモート勤務だけの環境より、出社を交え温度感のあるコミュニケーションが取りたい
・就職先に不満があるのではなく、自己のスキルアップとして転職は視野に入れている。

 

  Bさん

・出社を面倒だと感じる部分もあるが、直接語り合える楽しさもあるので極力出社したい。
・仕事で目指したい夢を叶えるには、業界内で色々な企業の視点を学ぶ必要があると考えているので転職はしたい。

上記の通り、新卒入社企業は「ファーストキャリア」である、という意識を感じる回答でした。
働き出してから
やりたい事や明確な目標がある人ほど、転職をポジティブ・カジュアルに捉えるのかもしれません。

インタビューを終えて

いかがだったでしょうか?
現役就活生のふたりの話を通して、以下のようなPOINTが見えてきました。

今回はこの2人の1年先輩となる弊社1年目の社員と実施しましたが、インタビュー後に改めて気付いたのは「先の見えない現代社会において、就活は安定のため、ではなくスキルアップの第一歩」という意識が強いことでした。

だからこそ、
「そこで自分が何をモチベーションにして働くのか?」
「共に働くのはどんな人か?」
といった点におのずと意識が向くのかなと感じます。

また、就活にあたりTwitterは非常に重要な情報収集手段であり、更には様々なコミュニティへと繋がるハブの役割を担っているのも新しい発見でした。こちらも弊社1年目社員に話を聞いたところ「(Discordではないが)Twitter経由で就活コミュニティを見つけ参加していた」という声が上がったので、共感するZ世代は少なくないかもしれません。

夏~秋にかけて、また来年度の就活が本格化する時期ですが、本記事が就活生をターゲットにコミュニケーション・プロモーションを検討する際の一助となれば幸いです。

それでは、ゼットモの次回記事をお楽しみに!

この記事を読んでいる方へ

▼SNS×広告 意識調査レポート
・広告表現別の印象
・インフルエンサー/コラボ/UGC風
・好きな広告
・煩わしい広告
・買いたくなる/シェアしたくなる広告
などZ世代の実態を知ることができる内容です。

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