Z世代がつい見てしまうTikTok広告|ゼットモ
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目次
スキップされないTikTok広告とは?
みなさんこんにちは、ゼットモです。
Z世代へ商品を訴求する手法の1つとして TikTok広告は昨今メジャーであると言えるかと思います。
ジャンル問わず様々な商品の広告が工夫を凝らしながら配信している印象です。
そんな中、実際TikTokにおいて「Z世代は、どのような広告であれば見てくれるのか」
気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
筆者も気になっている中の1人でしたので、 弊社の現役Z世代である新卒1年目メンバー(大半が2000年生まれ)に
独自アンケートを実施し、 TikTok広告における、気になる広告・気にならない広告を調査しました!
実際の事例を用いながらご紹介していきます。
TikTok広告についてアンケートを実施
アンケートとしては、TikTokにて2023年8月にタイムライン上に流れていた 12種類の広告クリエイティブ(動画)を見て頂き、
「気になる広告(スキップせずについ見てしまう広告)」と、「気にならない広告(スキップしてしまう広告)」 を
それぞれ3つずつ回答頂きました。
結果、かなり広告によって「気になる/気にならない」の差が開いており、 スキップされない広告の特徴が浮き彫りになってきました。
「気になる広告」TOP3を発表
「気になる広告(スキップせずについ見てしまう広告)」第1位
■日本コカ・コーラ株式会社「#バヤシと肉にはコーク」の訴求
▼キャンペーンサイト
https://www.cocacola.jp/coke_meat/
1位にはコカ・コーラ株式会社の「#バヤシと肉にはコーク」キャンペーンの動画が君臨しました。
アンケートを行った22名のZ世代メンバーのうち、
およそ72.73%が「気になる広告(スキップせずについ見てしまう広告)」として選択しており、 圧倒的1位となりました。
広告にも関わらず、いいねは約1万8千件(2023年8月時点)まで伸長している人気動画です。
実際に動画を見たメンバーからは
「料理の音もASMRっぽくなっていて、ついつい聞いてしまう」
「迫力のある料理の撮影方法で目に留まる」
「高画質で美味しそうな料理が流れてきて最後まで見てしまった」
といった声があがりました。
動画のコメント欄においても、
「何回もこの広告出てきてるのにうざいと思わないのすごい。美味しそう。」
「何故かこの広告いつも最後まで見てしまう…なぜだ…」
と広告に対するポジティブなコメントが見受けられました。
また、有名料理・ASMR系TikTokerである 「バヤシ🥑Bayashi」さん(フォロワー数5,200万人 ※2023年8月時点)を起用しており、
TikTok自体とも親和性の高い動画になっていることも人気の理由と言えます。
「気になる広告(スキップせずについ見てしまう広告)」第2位
■METoA Ginza「リサイクル DISCO 夏フェス」の訴求
▼イベントサイト
https://metoa.jp/event/sodateru-town/
2位は「東急プラザ銀座」内のイベントスペースであるMEToA Ginzaの 「リサイクル DISCO 夏フェス」のイベントPR動画となりました。
アンケートを行った22名のZ世代メンバーのうち、
およそ半数以上である54.55%が「気になる広告(スキップせずについ見てしまう広告)」 として選択する結果となりました。
実際に動画を見たメンバーからは
「普段TikTokで遊び先を取集していることもあり“夏休みに行きたい”という冒頭の文言が目に留まった」
「よくタイムライン上で流れてくる投稿で聴く音源と一緒でついつい聞いてしまう」
といった声があがりました。
旅行先・遊び先を投稿している有名TikTokerである
「くぼたび|旅に生きるアラサー夫婦」さん(フォロワー数57.1万人 ※2023年8月時点) も同様の音源を活用していることから
本音源が「旅行先・遊び先に関する投稿」の音源としてTikTokユーザーに認知されており、
こちらの音源を活用した広告もユーザーに受け入れられている可能性が高いと言えます。
「気になる広告(スキップせずについ見てしまう広告)」第3位
■『Apex Legends』新シーズン「アーセナル」の訴求
▼サイト
https://www.ea.com/ja-jp/games/apex-legends/arsenal
3位はエレクトロニック・アーツ株式会社の 『Apex Legends』新シーズン「アーセナル」の訴求動画となりました。
アンケートを行った22名のZ世代メンバーのうち、
およそ半数以上である40.91%が「気になる広告(スキップせずについ見てしまう広告)」 として選択する結果となりました。
実際に動画を見たメンバーからは
「高画質かつ没入感満載の迫力映像が惹きこまれる」
「声優さんが知っている人かつ声が目立つ動画なのでつい何回か見てしまった」
といった声があがりました。
TikTokにおける「気になる広告」「気にならない広告」の特徴とは?
今回のアンケート結果を踏まえた上で、
ゼットモチームが思う 「気になる広告(スキップせずについ見てしまう広告)」の特徴としては、 5つ挙げられると考えました。
①音源が特徴的であること
(例:ASMR風、実況風、声優さんのセリフが目立つ等)
②高画質であること
(例:普段見慣れている画質またはそれ以上の画質であること)
③フルスクリーンを活かした動画であること
(例:動きのある映像、迫力のある映像)
④冒頭のテキストを工夫していること
(例:動画の目的、内容が明確であること)
⑤TikTok上で認知のあるインフルエンサーのキャスティング、または類似した動画の構成
(例:有名TikTokerの起用、有名TikTokerのフリー音源を活用、有名TikTokerの動画構成を転用)
一方で、アンケートにて 「気にならない広告(スキップしてしまう広告)」として選択されていたTikTok広告の特徴としては、
下記が挙げられました。
・フォントが「いかにも広告らしい」もの
(例:文字を色で囲んでいるもの)
・冒頭で「何の動画か分かりづらい」もの
・音源と動画の内容があまり一致していないもの
まとめ
今回は現役Z世代に独自アンケートを実施した TikTok広告における、気になる広告・気にならない広告の特徴をご紹介しました。
TikTok上で流れる投稿にて縦長の動画が比率として多いことから、 フルスクリーンならではの工夫をしている広告が評価されたり、
音を出しながら見るメディアであることから 「音源」が重視されるという特徴などが まさにTikTok特有だなと感じました。
今後、Z世代にTikTok広告を訴求する際に是非ご参考になれば幸いです。
また、弊社でもTikTok広告クリエイティブを多く制作してきた実績がございますので お悩みの方は是非お問い合わせ頂ければと思います。
今後もゼットモでは、最新SNS情報を始め、Z世代マーケティングにまつわる情報をご紹介していきます。 次回もお楽しみに!
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