Tips 2024.06.19

Z世代に刺さりやすいUGCって?
-TikTok編-|ゼットモ

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ゼットモ

みなさんこんにちは、ゼットモです。

先日公開した前編に続き、Z世代に刺さりやすいUGC投稿(ユーザー生成コンテンツ)をご紹介していきます。
前回はX (旧Twitter)編をお届けしましたが、今回はTikTok編についてです!

前編をまだお読みでない方はこちらから!

Z世代に刺さりやすいUGCって?-X (旧Twitter)編-|ゼットモ

この記事を読んでいる方へ

▼SNS×広告 意識調査レポート
・広告表現別の印象
・インフルエンサー/コラボ/UGC風
・好きな広告
・煩わしい広告
・買いたくなる/シェアしたくなる広告
などZ世代の実態を知ることができる内容です。

詳しく知りたい

TikTokはスキップされない工夫が重要

TikTokでのバズったUGC収集結果

TikTokでは下記条件でZ世代に刺さるバズったUGC投稿を70件収集しました。

・収集メンバー :実際のZ世代7名
・収集内容   :各々が自分でエンゲージメントしたいと感じたバズ投稿を「TikTok」で収集。
         あわせてその投稿のラベル分け(面白い/わかる/可愛い/癒し/…etc)を実施。※ラベルは複数回答可
・バズ投稿の定義:TikTok :いいね10,000件以上

これらのラベルを頻出順に並べたものが以下の画像です。

「面白い」「シュール」では、有名な曲の替え歌動画や学校でのおふざけ日常動画などコンテンツ内容そのものが凝っている投稿が多く、
X (旧Twitter) と同様、「面白い」と感じた投稿に対してエンゲージメントが多い結果となりました。
一方で、赤ちゃんと遊ぶ動画や動物の日常動画、美男美女がダンスを踊る動画など「癒し」「かわいい」のジャンルも多く見受けられました。

これらの傾向が見られた理由として、TikTokではTwitterのようなテキストメインの投稿スタイルではなく、
動画メインの媒体のため、「赤ちゃん」「動物」「美男、美女」など海外ユーザーが見ても伝わりやすいビジュアルで勝負する投稿が多いことが影響していると推測できます。

また、タイパ重視のZ世代に対しては、「スキップされない投稿」であることが特に重要であり、
収集された投稿にはスキップされない工夫が多くありました。

TikTokでスキップされないUGCの特徴

収集したバズ投稿の共通点の洗い出したところ、
TikTokでZ世代にバズったUGCには必ずと言っていいほど「スキップされない工夫」がなされていました。
その中でも、下記3点いずれかの「スキップされない工夫」を取り込んでいることが多かった印象です。

①サムネイルの工夫
②音源の工夫
③映えの工夫

それぞれ解説していきます。

 

スキップされない要素3選

サムネイルの工夫

1点目の工夫ポイントは「サムネイル」の工夫です。
・タイムライン上で、馴染むようなフォントや配色を使用している
・オチを匂わせて最後まで見たくなるテキストをサムネイルに記載している
など、冒頭で違和感を与えず、動画の最後まで見たいと思わせることでスキップを防ぐことができているようです。

▼サムネイルが工夫されている投稿例
・タイムライン上で馴染むようなフォントや配色例
 ⇒Instagramのストーリーで使用されるシンプルなテキスト、
  質問返しであることがわかるようなサムネイルがタイムライン上に馴染んでいました。
  一方で、フォントが文字を色で囲んでいるような「いかにも広告らしい配色」の場合、
  タイムライン上に馴染まず、スキップされやすくなると考えられます。

・オチを匂わせるようなテキスト例
 ⇒サムネイル(冒頭)にて、オチを匂わせるようなテキストを使用することで、
  最後の展開まで見たくなるよう促し、スキップされづらい投稿になっていることが考えられます。

@animals7775

強気なじいちゃん(^O^)✌︎ #おすすめ #おすすめのりたい #じいちゃん #ハムスター #🐹

♬ オリジナル楽曲 – ハチマキ👴🏻 – ハチマキ👴🏻

音源の工夫

2点目の工夫ポイントは「音源」の工夫です。
・ASMR系の音源を用いている
・幼児系の音源を用いている
・AI音声系の音源を用いている
・電子音系の音源を用いている
など、音源を特徴的にする工夫が施された投稿も多く見受けられました。

音源を流しながら使用することが特徴的なTikTokだからこそ、ユーザーが思わず見てしまう (聞いてしまう) 特徴的な音源を活用することでスキップされにくく完全視聴を促すことができます。

また、一方で

音源と動画の内容がマッチしていない「何の動画かよくわからない」ような投稿は、エンゲージメントが少ない傾向が見受けられ、
スキップされやすいようです。音源を動画内で工夫した場合、動画表現でわかりやすくすることも一定重要かと思われます。

▼音源が工夫されている投稿例
 ⇒電子音系を用いながら、動画の表現として音が鳴っていることがわかるような動きをつけることで、
  スキップされづらく、音を一定の秒数聞きたくなるような投稿になっていると考えられます。

@dokokasannodareka0420

#息がどうでもいいような夜だけど #良い曲 #いいねフォロー大歓迎 #おすすめにのりたい

♬ Night Dancer Ringtone by Anytunz – Anytunz 💫

映えの工夫

3点目、最後の工夫ポイントは「映え」の工夫です。
・日常で「誰とどこで使うか」がわかりやすいTIPS系を載せている
・投稿の雰囲気(特に画質/音源のジャンル)を重視している
など、思わず真似したくなるような投稿もスキップされづらく、更にエンゲージメントされやすい傾向にありました。

高画質(ユーザーが使用しているiPhoneの画質と同じ、又はそれ以上の画質)の動画素材を用いることと、
洋楽やいわゆる「チル」っぽい音源(まったりとくつろげるような曲)など投稿自体の雰囲気をInstagramのように映え観点で重視することで
ユーザーに投稿及び投稿主へのちょっとした憧れを醸成することがまず重要です。

加えて

(コメントや動画内のテキストで)どこで誰と使えるかを明確にしたTIPSを投稿することで、「いつか真似してみたい」というメモの代わりとして、いいね(エンゲージメント)の獲得も狙いやすくなります。

▼映え工夫がされている投稿例
 ⇒海外でバズっているTIPSを活用して映える写真を撮り投稿しているようですが、
  しっかりと高画質・雰囲気の出る音源を活用しており、加えて「彼氏と」「写真を撮る時に」使用するTIPSであることが伝わる
  動画の内容になっている為、ユーザーが真似するハードルが低くなり、スキップされづらく、且つメモ代わりにいいねするユーザーが           続出していると考えられます。

@mmdiarys

撮ってる時笑止まらなかった😂やってみたら分かるよ😎🔥 #まこまり #fyp #撮り方

♬ original sound – puzhan_0

これら上記3つの表現方法を使い、動画の視聴においてユーザーの離脱を防いでいる投稿が多く見受けられました。
これらの表現方法を転用していくことで、Z世代ユーザーに対して、エンゲージメントされやすい(=スキップされづらい)投稿を作成することができると考えています。

まとめ

今回の分析では、X (旧Twitter)とTikTokのUGCの中でも、特に下記の要素を持った投稿Z世代に刺さりやすいという傾向が見受けられました。

本記事でご紹介した分析や事例はあくまでも一部となりますので、詳しい内容が気になる方は是非お問い合わせくださいませ!

ゼットモでは、最新SNS情報を始め、Z世代マーケティングにまつわる情報をご紹介していきます。
次回もお楽しみに!

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