Tips 2022.02.25

動画広告の「サイズ」がもたらす影響ってなに?

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佐藤 久実子

初めまして!
D2C Rの佐藤 久実子と申します。
今年5月に新卒として動画チームに配属となり、日々動画広告の提案やプランニングを行っています。
今後皆様に動画広告に関するフレッシュな情報をお届けしていきたいと思います!

今回は「動画広告のサイズがもたらす影響」についてお話させていただきます。

突然ですが、プロモーションを担当している方で、運用型広告のCVRを改善するために日々頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。

CVRを高めるための施策としては、
・CVRの高い時間帯に配信を絞る
・ターゲティングを見直す
・クリエイティブを見直す
・媒体のプランニングを変更する
等様々な手法があります。

今回、クリエイティブ軸においてCVR改善に相関する指標がないか、Twitter広告でクリエイティブサイズの検証をするに至りました。

この記事を読んでいる方へ

▼SNS×広告 意識調査レポート
・広告表現別の印象
・インフルエンサー/コラボ/UGC風
・好きな広告
・煩わしい広告
・買いたくなる/シェアしたくなる広告
などZ世代の実態を知ることができる内容です。

詳しく知りたい

Twitterの動画広告の種類

はじめに、Twitterの動画広告の種類についてご説明します。
以下、名称と特徴です。

①プロモビデオ
動画に遷移先を付与せず、ユーザー投稿に最も近い形で広告配信を行えるメニュー。

②プロモライブビデオ
リアルタイムで広告配信が可能。

③ビデオウェブサイトカード
動画をクリックすると、動画が再生され続けながら下部にウェブサイトが表示される。

④ビデオアプリカード
動画をクリックすると、動画が再生され続けながら下部にアプリストアのインストール画面が表示される。

⑤カンバセーショナルカード
ハッシュタグを含んだ選択肢としてのCTA(コールトゥーアクション)ボタンを活用し、選択すると引用リツイートできる。(静止画も可能)

⑥インストリーム動画広告
他企業の動画コンテンツツイートの冒頭に動画を追加して配信できる。

今回は④ビデオアプリカードにて検証を行いました。
仕様の詳細に関しては、こちらの記事をご参照ください。
Twitterクリエイティブ大解剖! ~クリエイティブフォーマットと考えるべきポイント・動画編~

動画広告のサイズ

Twitterにおける動画広告の出稿条件は以下の通りです。

▼サイズ
①16:9
②1:1

ちなみに、動画の長さは2分20秒以内220秒以上の場合は問い合わせが必要)と決められています。
参照元:Twitter
https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/advertiser-card-specifications.html
しかし、ユーザーの動画広告の平均視聴時間は23秒と言われているからか、Twitter上では10~15秒で端的に内容を伝える動画広告が多いですね。

では、さっそく検証結果に移ります。

検証結果

今回は2か月間配信したクリエイティブで検証しました。
下図は、4つのゲームアプリの1:116:9の数値をまとめたものです。

このデータから、1:1のCVRが高い傾向にあることが分かります。
一方、その他の数値はサイズとの相関性はなさそうです。

しかし、この数値は「各案件で配信されている1:1と16:9のまとめ」なので、「同じクリエイティブ内容のサイズ違い」だとどのような結果になるのか検証しました。

こちらでも1:1のCVRが高い傾向が出ました。
その他、定常的に配信するクリエイティブ/イベント時のクリエイティブも全て同じ結果となっています。

まとめ

以上の検証から、1:1のCVRが高い傾向にあることが分かりました。

要因として、1:1の方がスマホの画面占有率が高く、ユーザーがより動画広告の内容を理解した上でストアに遷移するためCVRが高くなることが考えられます。

そのため、
・どちらのサイズを制作するか悩んでいる
・予算や本数に限りがある

以上に当てはまる方はこの記事を参考にして頂き、1:1を優先的に制作することをお勧めします。

今回はクリエイティブサイズがCVR向上に関係することが判明しましたが、それ以外でCVRCPIROASなどの各数値に影響を及ぼす要素として、下記が挙げられます。
・クリエイティブの訴求軸
・ターゲティング
・テキスト

今後はこれらの要素についても検証を進めていきたいと思います。

また、今回1:116:9サイズの検証結果をご紹介しましたが、動画制作に興味・お悩みがある方はぜひD2C Rの動画チームにご相談ください。

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました!

この記事を読んでいる方へ

▼SNS×広告 意識調査レポート
・広告表現別の印象
・インフルエンサー/コラボ/UGC風
・好きな広告
・煩わしい広告
・買いたくなる/シェアしたくなる広告
などZ世代の実態を知ることができる内容です。

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佐藤 久実子

営業本部メディアセールスチーム。 TikTok戦略室の一員として日々TikTok Adsと向き合っています。岩手県から上京し数年経ちますが、時々「イントネーションがおかしい」と言われます。文章ならイントネーションは関係ないので、自信を持ってCANVASで情報発信していきます。

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