Tips 2018.12.13

Apple Seach Ads~再DLの価値/評価方法~

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常世田 拓

D2CRの常世田です。メディアセールスチームとして、Apple Search Ads(アップルサーチアズ)とFacebookのセールスを担当しております。

Apple Seach Adsについての記事はこれまでもいくつかご紹介してきましたが、今回はリリースから4か月たった今もあまり認知が進んでいない「再DL(再ダウンロード、以下「再DL」)」についてお話ししていきたいと思います。

Apple Search Ads「再DL」は新規DLと同等、もしくはそれ以上の価値があります。また、他媒体とは異なる方法ですが、計測SDK上でも効果を追うことが可能です。

 「再DL」の価値を正しく理解して、評価していく事がApple Search Adsで成果を最大化させるためのポイントです。

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再DLとは?

再DLとは「一度アプリをDLしたユーザーによって再度DLされたDL」を指します。

例えば、新しくリリースされたゲームアプリをDLし、1か月後に削除したユーザーが1年後にDLした場合は再DLに該当します。また端末変更したユーザーが同じアプリを別端末でDLした場合でも再DLとして認識されます。

Apple Search AdsApple IDでの計測になるため、IDFAが異なったとしても一度アプリをDLした全ユーザーが「再DL」の対象となるのです。その「再DL」はApple Search Adsと計測SDKによって数字が計上される項目が異なります。

理由は、計測基となる識別子が違うためです。
 

上記を踏まえて、それぞれのインストール数の上がり方を確認していきましょう。

Apple Search Ads/計測SDKでのインストール数の上がり方

アプリ削除ユーザーの場合

【新規でDLした場合】
Apple Search Adsの管理画面⇒新規DL
・計測SDK          ⇒インストール

 【アプリ削除後、再DLした場合】
Apple Search Adsの管理画面⇒再DL
・計測SDK          ⇒リアトリビューション

計測SDKの定義を経てインストールされた場合はリアトリビューションとして計上されます。

※休眠期間や計上される定義/項目は各計測SDKによって異なるため、事前に確認することをお勧めいたします。

端末変更ユーザーの場合

【新規でDLした場合】
Apple Search Adsの管理画面⇒新規DL
・計測SDK          ⇒インストール

【アプリ削除後、端末変更した場合】
Apple Search Adsの管理画面⇒再DL
・計測SDK          ⇒インストール

端末変更した段階で新たにIDFAが付与されることから計測SDKでは2度インストールに数値が計上されます。

LAT ONユーザーの場合

【新規でDLした場合】
Apple Search Adsの管理画面⇒新規DL
・計測SDK          ⇒未計測

【アプリ削除後、再DLした場合】
Apple Search Adsの管理画面⇒再DL
・計測SDK          ⇒未計測

LAT ON※1)ユーザーはIDFAが付与されないため、計測SDKには数値は計上されません。

 1LAT ONユーザーとは、端末上で追跡広告制限をしているユーザー。デフォルトだとオフになっており、ユーザー側で任意に選択可能。

上記の通り、ユーザーの行動次第でApple Search Adsと計測SDKに数字がどう上がるのかが決まっていきます。しっかりと理解した上で、再DLを評価することが重要です。

再DLの価値

DLはユーザー母数が多く、LTVが高い傾向にある点から評価していくべきと考えています。

DLのユーザー数はタイトルがリリースされてからの期間が長くなるにつれて必然的に増加していきます。USの調査では、下記のような結果も出ています。

LTVについても新規ユーザーよりも再DLユーザーが高い数値を記録することがあるという調査結果も出ているため、評価をしっかりできていないのはもったいないことです。

再DLの評価方法

DLの評価方法として、1つの例を挙げさせていただきます。

上記の通り、計測SDK内で「新規インストール」「リアトリビューション」と分け、それぞれ転換率を算出して評価していきます。もちろん前述のLAT ONユーザーは計測SDK上では数値が上がってこないので、それ以外の結果を評価する形になります。

実際のレポートに落とし込むと下記のようになります。

「新規ユーザー」と「再DLユーザー」とキャンペーンを分けることでそれぞれの数値をレポーティングしていきます。新規ユーザーと再DLユーザーで何を指標として運用していくかもとても大事なポイントになります。

終わりに

今まで評価することが難しかった再DLですが、しっかりと価値と評価方法を理解する事で、今までできていなかったユーザーの評価が出来るようになります。

 D2C RではApple Search Ads以外にもSNSADNWなど運用型広告の幅広い媒体を取り扱っております。Apple Search Adsでお悩みの方はもちろん、他媒体でお悩みの方もお問い合わせいただけますと幸いです!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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常世田 拓

D2C R 人事部、採用担当。2017年、新卒でD2Cに入社。メディア本部 運用部に配属され、主にADNW、SNSの広告運用に従事。 2年目からメディアセールスチームのFacebook、Apple Serch Adsのメディア担当を経て、人事部へ参画。柴犬が好き。

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