Tips 2022.02.26

教えます、追及し続けるTikTok Ads配信のウラ側

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佐藤 久実子

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▼SNS×広告 意識調査レポート
・広告表現別の印象
・インフルエンサー/コラボ/UGC風
・好きな広告
・煩わしい広告
・買いたくなる/シェアしたくなる広告
などZ世代の実態を知ることができる内容です。

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はじめに

こんにちは!D2C R TikTok戦略室の佐藤です。
TikTok Adsで配信している案件の広告効果を最大化させるために、日々提案やセールス業務に従事しております。

今回は、TikTok戦略室がどのようにTikTok Adsと向き合っているか、設立背景からクリエイティブ制作のこだわりなど様々な観点からお話しします。

「TikTok戦略室」の設立背景

TikTok戦略室」とは、各案件が高パフォーマンスで配信できるよう、アカウント設計から配信後の結果まで追うTikTok Ads配信専門チームです。
各案件の日次進捗やKPI達成状況を把握するため、営業部・運用部と連携し全案件を一元管理しています。

また、TikTok戦略室の設立背景にはSNS市場の変化が関わっています。

当時、TwitterFacebookLINE Ads Platform等が主流だったSNS運用型広告に、「TikTok」が参戦しました。
今までのSNS媒体にはなかったUIや、音楽に合わせたリップシンクや先端技術を用いたスタンプを使った動画撮影など、アプリ特有の文化を持ったTikTokが運用型広告をリリースしたことは広告業界にも大きな衝撃を与えました。

日本より先にTikTokがリリースされた中国では、TikTokMAUが驚くほど多く、日本でも流行すると予測していた中での運用型広告リリースでした。

中国のように日本でもユーザー増加が見込め、それに伴い媒体が成長、広告媒体としての価値も上がると予想し、注力するために「TikTok戦略室」を設立しました。

※TikTok Adsについての記事:「今話題のTikTok広告を始める3つのメリット~初級編~」

「TikTok戦略室」設立後のTikTok Ads配信における変化

設立前は社内に散在していた運用知見が統一され、運用レベルは日に日に上がっています。

そのこともあり、TikTok Ads配信をお客様にお任せいただける機会も増えていきました。

また、201810月にリリースされた新しい運用型広告媒体ということでアップデートも多く、情報の把握漏れも懸念されていました。
そこでTikTok戦略室が情報を取りまとめ、週に数回行われる社内会議や社内連絡ツールにて情報発信することで、均一に情報共有・情報蓄積ができるようになりました。

TikTok Ads配信で重視している3つの要素

運用型広告の基本ですが、TikTok Ads配信では特に下記3点を大切にしています。

①案件の状況に合わせた丁寧な配信設計

TikTok Adsの仕様や媒体推奨を基に、弊社実績も加味した配信設計を行っています。

配信設計は、日予算スケジュール・入札調整スケジュール・広告セット本数・クリエイティブ本数など多岐に渡ります。
仮に配信中にユーザー獲得効率が落ちてきた場合も、社内の運用チームと連携を取って迅速に再設計を行い改善を図ります。

②良質かつPDCAを回したCR制作

クリエイティブは、営業担当・クリエイティブプランナー・クリエイティブクリエイターが連携を取り制作しています。ここで、D2C Rがどのようなことに重点を置いてクリエイティブ制作をしているか簡単にご説明します。

1.ベネフィットまで伝わるようなコピーを書く
2.媒体に合わせてクリエイティブを最適化する

1.…明確な訴求軸を設定後、伝えたいことを決定します。
   さらに、ユーザーにどのようなメリットがあるかを言語化してクリエイティブ制作しています。

2.…媒体毎に異なるユーザー特性や広告の見え方に合わせてクリエイティブの設計をします(=最適化)。
   特にTikTokの場合、アプリのUIに合ったクリエイティブ設計がカギとなるため特に力を入れています。

このように、1本のクリエイティブにじっくり時間をかけて制作していることもありクライアントから高評価を受けることが多いです。

また、TikTokは「コメント」機能によりユーザーの広告に対する反応を直に見ることができます。
「コメント」を意識したクリエイティブを制作し、「数値」だけではないユーザーの反応を追うことでコミュニケーション設計を測っています。

※クリエイティブの制作についての記事:「クリエイティブプランナーって何やってるの?」

③最善な配信手法の開拓

成長スピードが早い媒体なので、様々な検証を行いより最善な配信手法を開拓しています。実際に、検証したことで判明した最善な配信手法により効果改善した例も多くあります。

また、運用担当者がそれぞれの知見を共有し合い運用全体のレベルも確実に上がっています。

今後の展望

媒体の成長とともにユーザーインサイトも常に変化しています。過去の実績を活かしつつ、引き続き運用手法・クリエイティブともに新しい挑戦を続けていきます。

また、最近TikTokにおいてはユーザーの使い方に変化が見られます。
以前は「踊ってみた」系の動画投稿が多かったのですが、最近ではInstagramのような「体験したこと」を発信するユーザーがかなり増えました。

このように、「見てほしい」という承認欲求だけでなく「知ってほしい」という“共有欲求”を持ったユーザーが増加しているということは、同じく「知りたい」というユーザーもTikTok内で増加していると予想できます。
「知りたい」ユーザーに対して、適切な商品・アプリ・サービスを「知る機会を与える」ことが広告の役割の一つでもあります。TikTokにしかできない方法でユーザーにアプローチし、それだけでなく「知れてよかった」と思ってもらえるような広告配信ができたら、広告代理店で働く身としてこれほど嬉しいことはありません。

配信設計はもちろん、特にクリエイティブのチャレンジがしやすい媒体なので、新たな角度や訴求方法で広告主様のアプリ・商品・サービスをユーザーに伝えていきたいです。

まとめ

TikTok戦略室設立によって情報集約や社内連携が可能になり、TikTok Adsの強みを最大限に活かした広告配信が可能になりました。

「興味があるけど、自社のアプリ・サービスが合うか分からない」
「とにかく配信してみたい!」
「どのような運用手法やクリエイティブが良いか分からない」

など、TikTok Ads配信にご興味があるクライアント様がいらっしゃいましたらぜひお気軽にご相談ください。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

株式会社D2C Rは、アプリ・Web配信企業やコンテンツプロバイダをはじめとする広告主のニーズにマッチした、効果的な広告の開発・提供を行うデジタルマーケティング会社です。

D2C Rでは、企業が提供する良質なコンテンツやサービスに関する情報を、より多くの生活者に届けることを通じて、生活者の生活をより豊かにします。また、モバイルコンテンツ市場の健全な発展に寄与すべく、安心かつ効果的なデジタルマーケティングサービスを提供しています。

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佐藤 久実子

営業本部メディアセールスチーム。 TikTok戦略室の一員として日々TikTok Adsと向き合っています。岩手県から上京し数年経ちますが、時々「イントネーションがおかしい」と言われます。文章ならイントネーションは関係ないので、自信を持ってCANVASで情報発信していきます。

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