InstagramGIFスタンプ×クリエイティブ
井口 萌香
【CreatorZine転載分】
はじめまして!クリエイティブプランナーをしている井口萌香です。
今回は、InstagramGIFスタンプ×クリエイティブについてお話しします!
InstagramのGIFスタンプは特に若年層に向けた商材・訴求と相性が良いです。
そこで、GIFスタンプを作成することで、商材にとってどんな役割が果たせるのか・作成する際のポイントなど、一緒に考えていければと思います。
Instagramを活用し、若年層へ商材認知を行っていきたい方にはぜひ!読んでいただけたら嬉しいです。
目次
「InstagramのGIFスタンプ」とは
そもそもInstagramのGIFスタンプってなんだろう…?と思われている方にご説明します。
「GIF(ジフ)」とは、画像ファイルのフォーマットの一種です。jpegやpngと同じジャンルです。
GIFは簡単なアニメーションや、いくつかの写真を組み合わせて作成することが多く、動画よりはパラパラ漫画に近いです。
そして「GIFスタンプ」とは、Instagramのストーリーズ機能で使用することができるスタンプのことを指します。
ストーリーズで写真をシェアする際、デコレーションとして使用されることが基本です。
最近では「大人かわいいGIF5選!」「おすすめのGIF加工例」など、Instagramの投稿で特集が組まれていたり、GIFを使って友人の誕生日をストーリー上で祝う若年層が増加しています。
GIFスタンプを作成するメリット
次に、「なぜGIFスタンプを作成すると良いのか」をお伝えします。
企業側がInstagramのGIFスタンプを作るメリットは、ズバリ!「商材認知度の向上」です。
Instagramのユーザーに自社が作成したGIFスタンプを利用してもらえれば、そのユーザーのフォロワーにもGIFスタンプが目に留まることになります。
もしスタンプを見たユーザーが、自分も利用してみたいと感じたならば、きっとスタンプを利用していた友人に「そのスタンプはどこのスタンプか」と聞いて、検索してくださるはずです。
スタンプを見た人が必ずしもこうなる!とは言い切れませんが、自社アカウントのフォロワー以外のユーザーにリーチできる手段が多いに越したことはありません。
GIFスタンプの利用が広まれば、必然的に企業としての認知度も高まっていきます。
企業が自社のGIFスタンプを作成するメリットは、ここに詰まっています。
更に、ストーリーズの利用年代を見てみると、10代のストーリーズ利用が圧倒的に高いことが分かります。
加えて、InstagramへのGIF登録に関して費用はかかりません。
通常、認知目的の施策を行うと、広告配信やイベント実施・テレビCMの放映など、様々な費用が発生します。
その点GIFスタンプは、デザインさえあれば、登録から配信まで無料で行えるので、非常に費用対効果の良い認知施策となります。
GIF制作の3つのポイント
商材や企業の認知を上げるために、ただ自社キャラクターが動くGIFを作成するだけでは拡散が狙えません。
ここでポイントとなるのは「ユーザーが通常の投稿で使用しやすいデザインになっているか」ということです。
例として、架空のクレジットカード会社「アール株式会社」が制作したGIFデザインをお見せします。
①商材をGIF化する時はリアルにしすぎない
スタンプと言えど商材を認知してもらうからには、しっかり凝ったデザインにしないと…と思ってしまうかもしれません。
しかし、凝れば凝るほど「ユーザーのストーリー内容との親和性」は低くなってしまいます。
例のような線画で描く程度のラフなデザインの方が投稿写真に馴染みやすく、選ばれやすいです。
②商材に関連性のあるデザインも作成する
ただ商材だけのスタンプを作るのではなく、商材に関連のあるデザインもあわせて作成することで、認知してもらえる可能性を高めます。今回のアール株式会社は、クレジットカードの会社なので、金融関連で普段使いしやすいデザインを連想してみると、下記のようなスタンプも作成できます。このようなデザインの方がユーザーは普段使いしやすいため、より企業認知に繋がりやすくなります。
③使いやすいテキストもGIFスタンプの1つになる
スタンプを作るぞ!と思うとついイラストが動くものを考えてしまいがちです。
しかし、動くテキストもInstagramユーザーに使用されるGIFスタンプの1つです。
商材に関連のあるテキストスタンプとなると、下記のようなスタンプが作成できます。
テキストスタンプはイラストよりもユーザー投稿に馴染みやすいため、利用へのハードルが低いです。
まとめ
InstagramのGIFを利用し、どのように商材認知を広めていくかをテーマにお届けしましたがいかがでしたか?
若年層の流行はめまぐるしいからこそ、ターゲットに沿った認知施策を打ち出すことは難易度が高いかもしれません。
しかし、既存のプラットフォームに企業参入することで、一気に若年層との接点が増え、二次拡散が生まれます。
いかに自然にユーザーとの接点を持たせ、商材に対するロイヤリティユーザーを増やすのかも大事なクリエイティブの役目の1つです。
弊社クリエイティブチームの業務としては、デジタル領域にて配信するクリエイティブ制作が中心となりますが、今回私がお話ししたような、GIFクリエイティブのような認知提案も数多く行っています!
Instagramを利用した認知施策はまだまだ沢山あると思うので、今後も広告配信だけに囚われるのではなく、新たな方法を追求していきたいです。
それでは次回もお楽しみに!
1998年生まれ。千葉県出身。新卒でD2CRへ入社し、コスメアプリ・金融商材等のクリエイティブプランニングや、インフルエンサー動画のディレクションも担当。飲料メーカーにてSNSアカウント運用・オペレーションを実施し、若年層とブランドの接着に寄与。