Media 2023.09.25

Facebook リード獲得広告とは? 徹底解説!

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伊藤 感

こんにちは。D2C Rの伊藤です。

今回はFacebookのリード獲得広告に関して、その機能と特徴をご紹介させていただきます!
リード獲得広告とは端的にまとめると、
企業の商材やサービスを利用してくれそうな見込顧客の情報を獲得することを指します。

Facebookのリード獲得広告では、広告内にてインスタントフォームを使用し、
その商材やサービスに興味を持つユーザー情報を取得することが可能です。
取得可能なのは「名前/メールアドレス/電話番号」などの連絡先情報だけではなく、
インスタントフォームにカスタム質問を設定することで、ユーザー自体の様々な情報を取得することも可能です。

また、広告をクリックしてもLPには遷移せず、
インスタントフォーム上でユーザー登録や資料請求なども可能なため、
ユーザーの離脱を防ぎながらKPIとなるCVまで誘導することが可能です。

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リード獲得広告を使用する目的とは?

そもそもリード獲得広告には、以下のように様々な目的が存在します。

・ビジネスや商材に対しての潜在層を特定する
・メールマガジンやニュースレターなどの購読者情報を収集する
・ホワイトペーパーや商材パンフレットなどのダウンロードを促す
・ユーザーの興味関心や行動を把握する
・ユーザーのプログラムやウェビナーへの参加を促す など

インスタントフォーム内のカスタム質問では、
目的に合わせて自由に質問項目を設定可能なため、
知りたいユーザー情報を得ながらCVへと促すことができます。

リード獲得広告の特徴とは?

リード獲得広告は、主に以下の点が特徴となります。

①広告をクリックすると広告上でインスタントフォームが立ち上がる。

通常広告の場合、広告クリック後は基本的にLPに遷移します。
しかし、リード獲得広告ではクリック後すぐに広告上でインスタントフォームが立ち上がるため、
商材用のLPが存在しなくとも広告配信をすぐ開始できます。

②広告流入のユーザー離脱を最小限に抑えられる。

広告クリック後にLPに遷移しないということは、
ユーザーの離脱を最小限に抑えることと同義となります。
そのため、少しでも商材に興味を持ったユーザーを短時間でCVに誘導することができます。

③フォームでの入力する手間を省くことが可能。

Facebookに登録されたプロフィールから自動で取得された情報は、
あらかじめ反映された状態でフォームが最初から表示されます。
そのため、通常広告でユーザーがLP内でフォーム入力の際に感じる情報入力という煩わしさを軽減することが可能です。
あくまでも自動入力されるだけなので、フォーム立ち上がった段階で、
自動的にユーザー情報が取得されてしまうわけではないので安心して下さい。

➃CRMツールとの連携が可能。

広告主側で「CRM=顧客関係管理」ツールを導入している場合、Facebook広告との連携が可能となります。
上記の連携を行った上で、リード獲得広告を配信した結果、
ユーザーから何らかのアクションがあれば、CRMツール上での確認と管理ができます。
FacebookではSalesforceをはじめとする数多くのCRMと連携しており、
広告主の商材や粒度に合わせて、細かなユーザー情報の管理が可能です。

⑤インスタントフォームのA/Bテストが可能。

リード獲得広告では、インスタントフォームのA/Bテストが可能です。
インスタントフォームの項目を変更しつつ、いくつかのパターンを用意して配信した場合、
A/Bテスト機能にて、CV率の高いフォームを見極めることができるようになります。

リード獲得広告の注意点とは?

以上リード獲得広告の特徴をご紹介してきましたが、主に以下の2点注意すべき点が存在しています。

①リードの質が低い可能性がある。

リード獲得広告では、広告やフォーム内で得られる情報がLPに遷移するよりも限られているため、
その商材に深い興味を持ったユーザーだけが流入するわけではないことを念頭に運用する必要があります。
そのため、インスタンフォームの入力内容は厳選して、
なるべく質の高いリードが獲得できるように調整する必要があります。

②現状は「モバイルデバイス」のみに対応。

リード獲得広告は、現在「モバイルデバイス」のみに対応しています。
パソコン上でリード獲得広告をユーザーが閲覧した場合、フォーム入力することができません。

 

リード獲得広告の設定方法とは?

ここからは実際にFacebook管理画面上でどのように設定を行うのか確認していきましょう。

リード獲得広告のキャンペーン作成方法

まずはFacebookの広告マネージャーを開きます。
左上にある「+作成」を選択すると以下画像が表示されますので、
「キャンペーンの目的を選択」にて「リード」を選びつつ、右下の「次へ」を押下しキャンペーンを作成します。

まずはFacebookの広告マネージャーを開きます。 左上にある「+作成」を選択すると以下画像が表示されますので、 「キャンペーンの目的を選択」にて「リード」を選びつつ、右下の「次へ」を押下しキャンペーンを作成します。

続いて、広告セット内にて「コンバージョン」欄で「インスタントフォーム」を選択します。
ユーザーとのMessengerでのチャットを行う場合は、
「インスタントフォームとMessenger」を選択しても問題ありません。

続いて、広告セット内にて「コンバージョン」欄で「インスタントフォーム」を選択します。 ユーザーとのMessengerでのチャットを行う場合は、 「インスタントフォームとMessenger」を選択しても問題ありません。

また「パフォーマンスの目標」は、「リード数の最大化」を選択しましょう。
配信初速はリード数の最大化に焦点を当てて、機械学習を促進させることが重要です。
ある程度CVが蓄積されたタイミングで、「コンバージョンリード数の最大化」に切り替えると、
より質の高いリードを獲得することが可能となります。

また「パフォーマンスの目標」は、「リード数の最大化」を選択しましょう。 配信初速はリード数の最大化に焦点を当てて、機械学習を促進させることが重要です。 ある程度CVが蓄積されたタイミングで、「コンバージョンリード数の最大化」に切り替えると、 より質の高いリードを獲得することが可能となります。

その他の設定に関しては、通常広告と異なる点はないため、
ターゲティングに合わせて配信期間や配置面などをカスタムしましょう。

 

次に、クリエイティブの作成に移ります。
クリエイティブの作成画面を開いたら、通常広告と同様に静止画やテキストなどの素材を入稿します。
ここで重要となるのが、インスタントフォームの作成となります。

クリエイティブの作成画面を開いたら、通常広告と同様に静止画やテキストなどの素材を入稿します。 ここで重要となるのが、インスタントフォームの作成となります。

インスタントフォームの「フォームを作成」を押下すると、
以下画像のように、フォーム作成画面へと切り替わります。

インスタントフォームの「フォームを作成」を押下すると、 以下画像のように、フォーム作成画面へと切り替わります。

続いて、以下項目に沿ってインスタントフォームを一つずつ作成していきましょう。

・フォームタイプ
・イントロ
・質問
・プライバシーポリシー
・リード用メッセージ

①フォームタイプ

まず「フォームタイプ」を選択します。
デフォルトでは「大量用」が選択されています。
「大量用」とは、モバイルでのフォーム入力や送信が簡単にできるよう設定することで、
「高い意向」を選択する場合より、単純にリード数が増えることになります。
「高い意向」では、送信前の画面でユーザーに考える機会を設ける設定となるため、
「お問い合わせ」や「申込み」への興味関心が低いユーザーからの送信を防ぐことも可能です。

まず「フォームタイプ」を選択します。 デフォルトでは「大量用」が選択されています。

②イントロ

続いて「イントロ」を作成します。
省略すること自体は可能ですが、ユーザーに対してキャンペーン目的や特典を伝えることができるため、
出来る限りを「イントロ」を作成しておくことが推奨となります。

続いて「イントロ」を作成します。 省略すること自体は可能ですが、ユーザーに対してキャンペーン目的や特典を伝えることができるため、 出来る限りを「イントロ」を作成しておくことが推奨となります。

③質問

次に「[質問」を設定します。
FacebookやInstagramプロフィールに登録しているユーザー情報を自動入力させたい場合は「定型の質問」を使用します。
商材や目的に合わせた独自の質問を設定したい場合は、「カスタム質問」を使用します。
「+質問を追加」を押下することで質問形式を選択可能となります。
この「カスタム質問」は、最大3つまで設定が可能となるので注意して下さい。

次に「[質問」を設定します。 FacebookやInstagramプロフィールに登録しているユーザー情報を自動入力させたい場合は「定型の質問」を使用します。 商材や目的に合わせた独自の質問を設定したい場合は、「カスタム質問」を使用します。

➃カスタム質問

「カスタム質問」は以下の計4種類から選択が可能です。

・多肢選択式
質問とそれに対する選択肢を複数作成することで、
一つの質問に対して複数の選択肢からユーザーが回答する形式となります。

・短い回答
1~2行の短い質問を設定することで、ユーザーが自由記載で回答する形式となります。

・条件付き
質問に対するユーザーの回答によって、次の質問の選択肢が変わる形式となります。

・予約リクエスト
ユーザーに「日時」を回答してもらう形式となります。
ユーザーに合わせた時間帯で電話やメール送信が可能となります。

「カスタム質問」は計4種類から選択が可能です。  ・多肢選択式   ・短い回答  ・条件付き・予約リクエスト

⑤プライバシーポリシー

続いて「 プライバシー」を設定します。
Facebookにてリード獲得広告を実施する広告主は、
「プライバシーポリシー」を開示する必要があるため必ず入力を行います。

続いて「 プライバシー」を設定します。 Facebookにてリード獲得広告を実施する広告主は、 「プライバシーポリシー」を開示する必要があるため必ず入力を行います。

⑥リード用メッセージ

最後に「リード用メッセージ」にて、ユーザーのフォーム送信後に表示される画面を作成します。
「リンク」を使用すればフォームを送信したユーザーをLPへ誘導することも可能となります。

 最後に「リード用メッセージ」にて、ユーザーのフォーム送信後に表示される画面を作成します。 「リンク」を使用すればフォームを送信したユーザーをLPへ誘導することも可能となります。

 

リード獲得広告の効果的な設定方法

キャンペーンから広告の作成方法まで確認した上で、
最後にリード獲得広告の効果的な設定方法を見ていきましょう。

①情報提供のメリットをユーザーに明示する

リード獲得広告では、情報量がLPと比較して圧倒的に少ないため、
広告やインスタントフォーム自体に、ユーザーのクリックへと繋がりやすいメリットを明確化しておく必要があります。

例えば、
・フォーム送信による特典を明示する
・フォーム送信後にDLできる資料でどのような情報が得られるか明確に伝える
などインセンティブ内容をしっかりとユーザーに伝えることでリード獲得数の増加に繋がります。

②質問数は必要最小限とし、入力項目は少なめに設定する

リード獲得広告を実施する場合、ユーザーの会社名/部署/役職など様々な情報を取得したいところではありますが、
インスタントフォームでの入力項目を増やしてしまうと、ユーザーの離脱の原因となります。
「定型の質問」を利用して、ユーザー登録情報を自動反映されるようにしたり、
「カスタム質問」を使用した場合でも、入力項目はできる限り減らすことでリード数を増やすことを念頭に置いて運用しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事では、Facebookリード獲得広告の機能と特徴をご紹介させていただきました。

リード獲得広告では通常広告とは異なる点が多々あり、見込み顧客の獲得に非常に向いているメニューとなっております。
商材やサービスに合わせて、インスタントフォームを正しく活用してリード獲得数を最大化していきましょう!



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メディア&ソリューション本部 ソーシャルメディアソリューション部所属。2021年に印刷会社からD2C Rに転職。 主な担当媒体はFacebook。最近ハマっているのは、ペヤングの「超大盛やきそば ハーフ&ハーフ激辛」。

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