Media 2023.12.04

【2023年最新版】Google広告におけるコンバージョン設定の徹底解説

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山之内 葵

こんにちは。D2C R の山之内です。

今回はGoogle広告におけるコンバージョン設定についてご紹介したいと思います。
コンバージョンって何?どうやって設定すればいいの?といったように
Google広告運用初心者でもわかるように記事を作成しました。
ぜひ最後まで読み進めていただけると幸いです。

この記事を読んでいる方へ

▼2024年6月の媒体アップデート情報
・Instagramリールにおける連続広告の提供開始
・YDAオーディエンスリストのアップデート
・SmartNews for docomoのリリース
・LINE FY24上半期プロダクトロードマップ
など広告担当者必見の内容になっています。

詳しく知りたい

コンバージョンとは

コンバージョンとは、広告クリックを行ったユーザーが広告配信の目的としている行動を実行したことを指します。
コンバージョンの具体例としては、「商品の購入」や「お問合せ」、「資料請求」、「イベントへの申し込み」などがあげられます。
「商品の購入」をコンバージョンとして設定した場合は、
ユーザーが商品を1回購入すると1コンバージョンとして計測されることになります。

CPMやCPC、CTRなど広告配信するにあたって様々な指標がありますが、
ユーザーの獲得を目的とする広告配信においては、
コンバージョンに関係する値(CV、CVR、CPAなど)がキャンペーンの効果測定に最も重要な役割を担っています。

コンバージョンを設定するメリットとは

コンバージョンを設定するメリットとしては、
大きく以下の3つに分けることができます。

1.PDCAを回すことができる

コンバージョンを設定することで、
PDCAを回すことができる点が1つ目の大きなメリットです。
例えば、
コンバージョンを設定する⇒実際に配信を行う⇒
プランに対してCVRが低く、CPAが高い⇒確度の高いユーザーに配信するためにターゲットを絞る
といったようにコンバージョンを設定することで
データに基づいたPDCAを回すことができ、効果的な広告戦略の立案や予算配分の最適化が可能となります。

2.最適化機能を使用することができる

「コンバージョン数の最大化」や「コンバージョン値の最大化」、「目標広告費用対効果」などを目的とした、
最適化機能を使用することができる点が2つ目のメリットとして挙げられます。
オークションごとに最適化を図ることで細かな調整をスムーズに行うことが可能となります。

3. 事業戦略策定に生かすことができる

コンバージョンを設定することによって、
1か月・半年・1年で得られるコンバージョン数を把握することができます。
これらのデータを事業戦略の策定に生かすことができるという点がコンバージョン設定のメリットの1つとしてあげられます。

具体的に説明すると、
広告配信によって獲得できたユーザー1人あたりの売上からコンバージョン単価の損益分岐点を算出ができます。
この算出により、損益分岐点を超えたら広告費を増やす、下回ったら減らすといった事業投資の判断を行うことが可能となります。

※損益分岐点:今回の場合は広告費用を収益でカバーでき、損益が「0」になってこれ以降は利益が出る、という売上高

コンバージョンの設定方法について

続いて、具体的にはどのようにしてコンバージョンを設定するのかについて説明します。
コンバージョンを設定するには、
まずGoogleの広告管理画面でコンバージョン設定を行う必要があります。
その後は広告管理画面上でタグを発行し、計測したいサイトにタグ設置を行うことでコンバージョン設定が完了します。

今回は、そのタグ発行~設置方法までを説明します。

Google広告管理画面での設定手順

まず初めにGoogle広告管理画面上でのコンバージョン設定から説明します。

1.ツールと設定>測定>コンバージョンの順で、コンバージョンの画面を開きます。
 その後、左上の「+新しいコンバージョン」というボタンをクリックし、設定画面に移ります。

ツールと設定>測定>コンバージョンの順で、コンバージョンの画面を開きます。  その後、左上の「+新しいコンバージョン」というボタンをクリックし、設定画面に移ります。

2.「ウェブサイト」「アプリ」「電話件数」「インポート」の中から1つ選びます。
 (今回はウェブサイトを選択)

2.「ウェブサイト」「アプリ」「電話件数」「インポート」の中から1つ選びます。  (今回はウェブサイトを選択)

3.ウェブサイトのドメインを入力し、「+手動でコンバージョンアクションを追加」を押下します。
 その後は案件の内容に合わせて、コンバージョンの内容(カテゴリ、コンバージョン名、値、カウント方法など)を設定します。

ウェブサイトのドメインを入力し、「+手動でコンバージョンアクションを追加」を押下します。  その後は案件の内容に合わせて、コンバージョンの内容(カテゴリ、コンバージョン名、値、カウント方法など)を設定します。

コンバージョン設定の詳細については下記の通りとなります。
それぞれヘルプページにも記載がございます。併せてご確認ください。

コンバージョン値を使用することで、広告キャンペーンの実際のビジネスへの影響をより正確に測定して最適化できます。

例えば各コンバージョンに値(購入額など)を割り当てると、コンバージョンが発生した数だけでなく、
コンバージョンごとの価値の違いを踏まえて広告の価値を把握できます。
※値を設定しないことも可能です。

参照:コンバージョン値について

カウント方法

コンバージョンカウントは下記2種類の方法があります。
例えば ボタンの押下をコンバージョンとし、すべてのボタン押下をカウントしたい場合は
「すべてのコンバージョン」を選択するなど、求めているカウント方法に合わせて設定をします。

・すべてのコンバージョン:
広告をクリックするなどのアクションをユーザーが起こした後に発生したすべてのコンバージョンを、
トラッキング対象のコンバージョン アクションごとにカウントします。

・1 回のコンバージョン:
広告がクリックされてから発生したコンバージョンを 1 回だけカウントします。

参照:コンバージョンのカウント方法について

計測期間

下記の計測期間を設定することで、コンバージョンとしてカウントされる期間の設定が可能となります。

・クリックスルーコンバージョンの計測期間:
指定された期間内にユーザーが広告をクリックし、ユーザーがコンバージョンに至るとカウントされます。
※最大90日間の設定が可能

・エンゲージビューコンバージョンの計測期間:
スキップ可能なインストリーム広告をユーザーが 10 秒以上(10 秒未満の動画の場合は最後まで)視聴し、
 エンゲージビューコンバージョンの計測期間内にコンバージョンに至った場合にカウントされます。

・ビュースルーコンバージョンの計測期間:
広告が表示され、ユーザーがその広告を操作しなかったものの、後にコンバージョンを達成した場合に発生します。

参照:エンゲージビューコンバージョンについて
   ビュースルーコンバージョン期間

4.コンバージョン設定後、
 タグ発行が可能となりますが、コンバージョン設定の手法によって発行するタグが異なるため
 設定方法ごとに下記で説明いたします。

コンバージョン設定手法

コンバージョンの設定方法は下記の2つに分けることができます。
現在主流となるのは、Googleタグマネージャーを使用した設定方法です。

1.Google タグマネージャーを使用する
2..直接コンバージョンタグをサイトに設置する

下記でそれぞれの設定方法を説明します。
※GA(Googleアナリティクス)を使用して計測する場合は下記記事を参照ください。
 ∟GA4(Google Analytics 4)とは?UAとの違いや設定方法を解説

コンバージョン設定手順(GTMを使用する場合)

Googleタグマネージャー(GTM)を使用するメリットとしては、
Yahoo!広告やFacebook広告など他の広告媒体も一元管理することができるという点です。

1.タグ発行

まずはGoogleの広告管理画面でタグを発行する必要があります。
先ほど説明した手順に沿ってGoogle広告管理画面上でコンバージョンを設定した後、
使用するコンバージョンをクリックし、
タグを設定する>Googleタグマネージャーを使用するの順でクリックすると、
コンバージョンIDとコンバージョンラベルがそれぞれ表示されます。

▽表示されるタグ
コンバージョンID:アカウントごとに1つ発行されるID
コンバージョンラベル:コンバージョンごとに発行されるもの

ここからタグマネージャーを開きます。

ここからタグマネージャーを開きます。


2.アカウント/コンテナの作成・設定

「アカウント作成」をクリック後、アカウント名を入力します。
その後コンテナ名を入力し、コンテンツの種類(多くはウェブ)を選択します。

「アカウント作成」をクリック後、アカウント名を入力します。 その後コンテナ名を入力し、コンテンツの種類(多くはウェブ)を選択します。

作成したコンテナを開き、左のタブから「変数」をクリックし、
右上の設定を選択します。表示された変数の必要なものをチェックし、
「保存」をクリック後、変数の設定のみ完了させる場合は、この段階で右上の「公開」を押下し、反映させます。

3.GTMコードの埋め込み

アカウントを作成すると、添付画像のような2つのコードが表示されます。
まずは上のコードをコピーし、画像内に記載があるよう
コピーしたコードを計測したいサイトの<head>内のできるだけ上の方に貼り付けます。

次に下のコードをコピーしてください。
2つ目のコードは、計測したいサイトの<body>開始タグの直後に貼り付けます。
上記2点を行うと、GTMコードの埋め込みが完了します。

4. コンバージョンリンカーの設定

次にコンバージョンリンカーの設定が必要となります。

コンバージョンリンカーは、コンバージョンのトラッキングを行うために必要なタグです。
Appleではセキュリティ対策の一つとしてITPを導入しており、
SafariブラウザではこのITPにより広告クリック時に付与される3rd Party Cookieを削除されます。

しかしコンバージョンリンカーの設置をすることで、Cookieを3rd Party Cookieから1st Party Cookieへ書き換えが行われ、
コンバージョンのトラッキングが可能となります。


▼ITPやCookieについてはこちらの記事を参照ください

最新のCookie規制の延期までの変遷をさらっとおさらい! ~未来を読み解く~

設定手順について説明します

・作成したコンテナの左のタブから「タグ」を選択します。
・新規>タグの設定の順にクリックし、表示された中で「コンバージョンリンカー」を選びます。
 広告でランディングしたページとコンバージョンページのドメインが異なる場合は、
 リンカーのオプションにて、それぞれの広告配信設計に合わせてチェックを付けます。
・その後はトリガーの選択に移り、「All Pages」を選択してください。
・タグ設定を保存し「公開」をクリックすると設定完了です。

リンカーのオプション

・すべてのページURLでリンクを有効化:

リンク URL やフォーム URL にパラメータが追加され、
コンバージョン リンカータグによる同じドメインのページ間でのデータの受け渡しが可能となります。

・ドメイン間でのリンクの有効化:
コンバージョン リンカー タグはリンク URL や URL にパラメーターを追加してドメイン間でクリック情報を送受信できるようになります。
広告でランディングしたページとコンバージョンページのドメインが異なる場合に選択します。

・Override cookie settings (advanced):
Cookie を特定のサブドメインやパスで設定する必要がある場合や、
複数の Cookie を設定する場合にのみ選択します。

 

5.トリガーを設定(共通部分)

 ここからトリガーの設定に移りますが、
「ページビュー」か「リンククリック」によって設定方法が変わるため、
 
それぞれ下記のように進めます。まずは共通設定部分の説明です。
・使用するコンテナを開き、左のタブから「トリガー」を選択。
・その後、右上の「新規」をクリックし、任意の名前を入力。
・トリガーを押下するとトリガーのタイプが表示されるため、
 設定したい条件(下記記載のページビューやクリックなど)に沿ったタイプを選択します。

6.トリガーの設定(ページビュー)

ここからは「ページビュー」の場合の設定となります。
・トリガーのタイプでページビューの中のいずれかを選択します。※特別な設定がない限り「ページビュー」を選択
・その後、「すべてのページビュー」または「一部のページビュー」を選択し、
 設定したい条件に沿った形でURLの設定を行います。
・名前を入力し、「保存」をクリックするとトリガーの設定は完了です。

7.トリガーの設定(リンククリック)

GTM上でトリガーのタイプにてクリックのなかの「すべての要素」または「リンクのみ」を選択します。

※特定のリンクをトリガーとして設定したい場合「リンクのみ」を選択
その後「すべてのクリック」または「一部のリンククリック」を選択し、
設定したい条件に沿った形でURLの設定を行います。

 ページビューの場合と同様、名前を入力後、「保存」をクリックするとトリガーの設定が完了です。

8.タグの設定

作成したコンテナの左のタブから「タグ」を選択します。
新規>タグの設定の順にクリックし、表示された中で設定したいタグタイプを選択します。
※今回の場合はGoogle広告>Google 広告のコンバージョン トラッキングを選択

 タグ設定の画面に移るので、
 広告管理画面で発行したコンバージョンIDとコンバージョンラベルを
 タグ設定のそれぞれの項目に入力します。
 右上の「保存」ボタンを押下し、タグ設定完了です。

直接コンバージョンタグをサイトに設置する

次に直接コンバージョンタグをサイトに設置する方法をご説明します。

1.タグ発行
 GTMでの設定時同様、タグ発行が必要となります。
 方法としては下記手順で進めます。
 タグ設置する>タグを自分で追加するを選択します。

1.タグ発行  GTMでの設定時同様、タグ発行が必要となります。  方法としては下記手順で進めます。  タグ設置する>タグを自分で追加するを選択します。

上記を進行すると、下記2つのタグが表示されるためコピーします。

※イベントスニペットタグは、CV地点をページビューにするかクリックにするかでタグが異なるため注意

▽表示されるタグ
・グローバルサイトタグ(Googleタグ):アカウントごとに1つ発行されるタグ
(サイトに訪れたユーザーをリマーケティングリスト
 に追加する・サイトに誘導した広告のクリックに関する情報を保存する機能を持ちます)

・イベントスニペットタグ:コンバージョンごとに発行されるタグ
(コンバージョンとしてカウントする行動をトラッキングする機能を持ちます)

2. タグ設置

 1で発行したタグを、
 グローバルサイトタグはウェブサイト全ページの<head>内に設置し、
 イベントスニペットタグはコンバージョンページの<head>内に設置します。
 上記設置が完了すると、タグ設置完了となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回はGoogleのコンバージョン設定方法を中心に内容をおまとめしました。
少しでも設定方法についてご理解を深められておりましたら幸いです。
なお、下記のヘルプページにもコンバージョン設定について記載がございますので、併せてご覧ください。

参考:1. コンバージョンアクションを作成する
   2. Googleタグを設定する

広告のご出稿についてはこちらからご確認ください。

 

【2023年版】Google広告(旧アドワーズ)とは?広告の種類と強みを徹底解説

この記事を読んでいる方へ

▼2024年6月の媒体アップデート情報
・Instagramリールにおける連続広告の提供開始
・YDAオーディエンスリストのアップデート
・SmartNews for docomoのリリース
・LINE FY24上半期プロダクトロードマップ
など広告担当者必見の内容になっています。

詳しく知りたい

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山之内 葵

M&S本部 プラットフォームソリューション部所属。新卒でD2C Rに入社し、主にGoogleとYahoo!の広告運用を担当。温泉や食べ歩きをすることが趣味です。

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