X広告のポスト種類の違いとは？

こんにちは！D2C Rソーシャルメディアソリューション部の井上です。
今回は、X広告で配信できるポストの種類についてご紹介いたします。

X広告とは、Xアプリ内のタイムライン上や検索結果などに広告を配信できるサービスです。

他媒体と比較して特筆すべき点は、「拡散」による配信範囲の拡大です。
ユーザーがポストを二次拡散することで、広告が直接配信されたユーザーだけでなく、
そのフォロワーまでリポストやシェアされ、リーチが広がる点が媒体独自の特徴です。

そこで実際に広告配信に利用されるポストにはどんな種類があるのか見ていきましょう。

Xのポスト配信の仕組み

X広告では、キャンペーン・広告グループの配下に、
配信したいポストを、ポストごとの固有のIDを指定して紐づけることで配信が可能な状態になります。

例えば、Meta広告では該当のキャンペーン・広告グループの配下に広告を作成するため、
作成した広告は元のキャンペーン・広告グループ専用の広告となります。
そのため、あるキャンペーン・広告グループ配下で作成した広告を、
他のキャンペーン・広告グループでも配信したい場合、別広告として作成をする必要があります。

一方、X広告では他媒体と異なり、ポストは単体で作成するため、キャンペーン・広告グループから広告が独立しているイメージです。
そのため、1つのポストを複数のキャンペーン・広告グループに対して、ポストIDを指定して紐づけて配信することが可能です。
ただし、一度キャンペーン・広告グループに紐づけたポストは、紐づけを解除することはできないため注意が必要です。

オーガニックポスト

オーガニックポストとは、ハンドルから直接投稿されたポストを指しますが、広告配信に使用することも可能です。
広告配信用のポスト（以下広告ポスト）と異なり、フォローしているユーザーのタイムライン上に表示され、
ハンドルのプロフィールにもポストが残ります。

広告ポスト

広告ポストとは、通常のポストと同じようにテキストやURL、画像や動画を掲載できる広告用のポストです。

オーガニックポストと異なり、ハンドルのプロフィールページやフォロワーのタイムラインには掲載されず、
ターゲティングしたユーザーに対して広告として表示されます。

その際に広告ポストには「広告」や「プロモーション」というラベルが明示され
オーガニックポストとは区別されますが、
ユーザーは広告ポストに対して通常のオーガニックポストと同様に返信や拡散（リポスト）を行うことができます。

また、拡散後のポストに接触したユーザーのエンゲージメントは非課金となるため、
拡散が大きくなればなるほどROIが向上するのがXの特長です。

広告ポストの種類

広告ポストの代表的なフォーマットには、下記3つの種類があります。

①画像広告：ポスト本文＋1枚の画像を組み合わせた広告ポスト
　画像広告には、下記種類があります。
　⑴単一・複数画像広告
　1枚の画像を掲載した広告ポスト

　⑵アニメーションGIF
　タイムライン上で自動再生されるアニメーションGIF画像を掲載した広告ポスト

　⑶ウェブサイトカード
　画像内にリンク先を付与した広告ポスト

　⑷アプリカード
　アプリの情報を画像下部に表示できる広告ポスト


②動画広告：ポスト本文＋動画を組み合わせた広告ポスト　
　動画広告には、下記種類があります。
　⑴ビデオウェブサイトカード
　広告内で動画再生が可能かつ、動画をクリックすると再生を継続しつつ下部にウェブサイトが表示される広告ポスト

　⑵ビデオアプリカード
　広告内で動画再生が可能かつ、動画をクリックすると再生を継続しつつ下部にアプリストアが表示される広告ポスト

③コレクション広告：ポスト本文＋メイン画像1枚＋下部に並ぶ複数のサブ画像を組み合わせた広告ポスト
　メイン画像は固定で表示され、サブ画像は水平スワイプで順に閲覧が可能です。

　
④カルーセル広告：ポスト本文＋横にスワイプ可能な2～6枚の画像または動画を組み合わせた広告ポスト
　複数の画像や動画を使うことで、1つのポスト内に複数商品や機能の紹介に活用が可能です。
　また、1画像・動画に対して1つのリンクを設定可能な仕様となっています。
　

画像や動画などの素材を使用しないテキストのみのポストも作成可能ですが、画像や動画などの素材を活用することで、
テキストのみのツイートよりも掲載面の中でユーザーに認知されやすくなり、
広告段階でのユーザーの理解促進やエンゲージメントの増加が期待されるため推奨とされています。

※X広告のフォーマットについて

【2023年最新】Twitter運用型広告 最新クリエイティブフォーマットを解説

広告ポストの掲載面

広告ポストの掲載面には、下記4つがあります。

①タイムライン
　ユーザーがXにログインしたり、ページを更新した際にタイムライン上にポストが表示されます。

②検索結果画面
　キーワードターゲティング＊を設定することで、ユーザーが検索を行った際に閲覧するポストの間に掲載されます。

※キーワードターゲティングとは

Twitter　キーワードターゲティング、ハンドルターゲティングとは？

③プロフィール画面
　ユーザーのプロフィールページにポストが表示されます。
　この掲載面は、キャンペーン設定時にデフォルトで配信される設定になっているため、
　配信したくない場合は手動でチェックを外す必要があります。

④ポスト返信画面
　一部ポストの返信ページに広告ポストが表示されます。
　特定のキャンペーンのみで利用可能な掲載面となっています。

 

広告ポストのメリット

・通常ポストと同じような見え方のため、広告感が薄まりユーザーに受け入れられやすい。
・テキスト/画像/動画などさまざまな種類があり、広告の種類が幅広い。
・ユーザーの反応が大きい広告は拡散が期待できる。

広告ポストのデメリット

・炎上のリスクがあり、ネガティブなコメントが付いたりブランド毀損の懸念がある。
・引用リポストされると削除できず、ネガティブな内容で拡散されることがある。
・広告感が薄いことで、他のポストと紛れて流し読みされやすい。

広告ポスト作成時の注意点

広告ポストは、キャンペーンに紐づけて配信を開始しなくても、
ポストを作成した時点で、外部ベンダーが提供しているツイート分析サービスの検索結果等で表示されることがあります。

そのため情報解禁タイミングが厳密な情報の場合等、広告配信開始までに絶対に閲覧されたくない場合は、
事前のポスト作成は行わず、下書き状態での作成準備もしくは、次にご紹介する予約投稿の機能をご活用ください。

 

予約投稿

予約投稿とは、オーガニックポストと広告ポストのどちらも特定の日付と時間に公開を予約することができる機能です。

投稿時間は1分単位で設定でき、1年先までの投稿日時を予約することができるため、
週末や夜間など手動での投稿が難しい場合や、決まった日時に定期的に更新が必要な場合に便利な機能です。

また広告ポストでは、ポストを作成した時点で
外部ベンダーが提供しているツイート分析サービスの検索結果等で表示される状態になってしまう懸念を、
予約投稿を活用することで払拭することができます。

予約投稿の注意点

①ポストIDが予約時間の前後で変更されてしまう
予約投稿は指定の投稿時間をすぎてポストが公開されると、ポストIDが変わります。
予約投稿ポストは作成後、公開前に「予約ポストID」が付与されますが、
予約時間を迎えてポストが公開されるタイミングで通常ポスト同様「ポストID」が新たに付与される仕組みです。

②ポストの紐づけが外れてしまう可能性が高い
稀にポストが投稿されない、もしくは事前に予約投稿IDで紐づけていたキャンペーンから
予約時間経過後紐づけが外れてしまう事象が発生する可能性があります。

予約投稿を利用する場合の対応方法

上記の注意点を踏まえ、現在はX社としても予約投稿の利用は非推奨とされています。
ただ予約投稿は便利な機能であるため、下記確認・対応の上でご利用ください。

①キャンペーン開始時までに、予約ポストが正常に投稿されていることを確認する。
②ポストの予約前に下書き保存をしない。
③タイムラインテイクオーバー商品、トレンドテイクオーバープラスにて
　予約投稿ポストを紐付けポストに選択する場合は、
　配信開始と同時刻(0:00)の設定はせず、配信開始以前の時間を設定する。

事前に予約ポストIDで紐づけていたキャンペーンから外れていた場合は、
投稿後のポストIDで再度紐づけを実施してください。
また、予約時間にポストもされない場合、再度ポストを作成し直す必要があります。

最後に

いかがだったでしょうか。
今回は、X広告で配信できるポストの種類についてご紹介させていただきました。

少しでもX広告出稿に興味を持っていただけた企業様は、お気軽にお問い合わせくださいませ。
また、X以外の媒体の広告についてもご紹介しておりますので、他の記事も是非ご覧ください。

 

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