Media 2019.11.05

ASA運用をもっと効率的に!SearchAds.com活用事例

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廣重 明理

こんにちは!D2CRの廣重です。
メディアセールスチームにてApple Search Ads(以下ASA)担当として、日々媒体の拡販活動に励んでいます。

D2C Rでは、現在ASAの運用調整の効率化を目指して、Mobile Action社の広告運用ツール「SearchAds.com」の導入を進めております。

前回の概要説明に続き、今回はSearchAds.comの使用実績と実際に導入してわかったメリットやポイントについてご紹介したいと思います。

▼前回の記事はこちら
ASA運用をもっと効率的に!SearchAds.com活用のメリット

煩雑になりがちなASAの運用ですが、お困りの方はぜひ本記事を参考にしていただけますと幸いです。

この記事を読んでいる方へ

▼2024年2月の媒体アップデート情報
・Yahoo!でLINEサービスへの広告配信面が追加
・Xのヘッドライン形式が変更
・TikTokのカスタムオーディエンス作成に機能追加
・TikTokのダイナミックCTA機能がローンチ
など広告担当者必見の内容になっています。

詳しく知りたい

導入実績

下記は、実際にSearchAds.comを導入した案件の配信実績となります。

例:キュレーションアプリ

導入してから約2週間かけてCPIが500円台から200円台までCPIが徐々に下がっていることがわかります。
今回の場合、KPICPI ¥200となっており、下記2種類の自動化ルールを各キャンペーンに適用しました。

SearchAds.comの自動化ルール

 

  • ①CPIが ¥150以下の時、入札を5%上げる
  • ②CPIが ¥250以上の時、入札を5%下げる
    ※入札調整の頻度:12時間毎に1回(過去7日間の平均CPIを参照)

 

上記のルール適用により、CPCが徐々に下がりCPIの引き下げにつながったと考えられます。

実際に使って分かったSearchAds.comの運用ポイント

実際にSearchAds.comを使用した運用担当者に、運用時の注意点やポイントを聞いてみました。

Q:SearchAds.comの自動化ルール設定を行う上でどのような点に注意しましたか?

A:気を付けたのは、下記2点です。

①導入までのスケジュール

まず、案件の傾向を把握するために配信開始から1週間を確保し、CPI、CPCなど各数値の傾向を把握した上で、設定するルールを決めていきました
案件開始時から自動調整を開始してしまうと、実態にそぐわない調整をしてしまう可能性があるためです。
営業やクライアントにも上記スケジュールを事前に説明し、自動調整を開始することをおススメします。

②適用キャンペーン選定

自動化ルールを適用するキャンペーンは、「一般KW」「競合KW」「サーチマッチ」に限定いたしました。
ブランドKW群のみを手動調整で運用しています。ここで言うブランドKWとは当該 アプリ名/会社名を指しており、競合アプリへの流出を防ぐために重要視すべきKW(詳しくはこちら)です。
ブランドKWを検索して流入するユーザーであるため、LTV(顧客生涯価値)の高いユーザーの獲得が期待できます。
そうした性質をもったブランドKWに関しては、目視で確認し手動で柔軟に調整を加えるようにしていました。

Q:実際に導入してみて感じたメリットを教えてください。

A:今まで手動で調整していた単純な入札調整を自動でしかも短時間で行ってくれるので、キーワードのPDCAを回すサイクルが早くなったと感じます。
特にSearchAds.comはSDKとの連携によって、インストールだけではなくアプリ内イベントなどクライアントのKPIに合わせて最適化をかけることができるため、「SDK上の数値確認」から「ASA管理画面上での入札調整」までのリードタイムがかなり短縮されました。

また、空いた時間を使って新たな施策(追加KW、キャンペーン構成、オーディエンス選定など)を考える時間が確保できるようになりました。
SearchAds.comの機能の一つである競合の出稿キーワード調査ツールを活用することで、追加KWのヒントも得られるようになりました。

Q:逆にSearchAds.comを使用する上での課題や注意点はありますか?

A:「すべて自動化する」という考えはオススメしません。
重要なのは「すべて自動化」ではなく「自動と手動の切り分けと併用」です。
ある決められた基準に沿ってひたすら繰り返す単純作業は自動に置き換え、クリエイティビティを発揮すべき調整内容に関しては手を動かすイメージです。
人的なリソースの不足により、自動化に頼り切ってしまうケースもあるかもしれませんが、自動化に任せていると意図しないキーワードに調整がかかってしまう可能性もあります。
しっかり目的に即した調整がなされているか、定期的に確認する習慣をつける必要があると思います。

弊社では、運用担当とは別に媒体ごとに複数案件を横ぐしでチェックする部署を設けることでダブルチェック機能を作っております。
日々Mobile Action社と連携しながら、自動化の質を向上させるべく改善活動をおこなっています。

さいごに

今回は、SearchAds.comを使用した実績についてご紹介いたしました。

D2C Rでは、Apple Search Adsの運用知見を深めて、クライアントのKPIを達成のお手伝いをする為日々PDCAを回しております。
今後もApple Search Adsの広告効果の最大化に尽力いたします。
配信や運用方法にお悩みの方は、ぜひお問い合わせください。

最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました!

株式会社D2C Rは、アプリ・Web配信企業やコンテンツプロバイダをはじめとする広告主のニーズにマッチした、効果的な広告の開発・提供を行うデジタルマーケティング会社です。

D2C Rでは、企業が提供する良質なコンテンツやサービスに関する情報を、より多くの生活者に届けることを通じて、生活者の生活をより豊かにします。また、モバイルコンテンツ市場の健全な発展に寄与すべく、安心かつ効果的なデジタルマーケティングサービスを提供しています。

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▼2024年2月の媒体アップデート情報
・Yahoo!でLINEサービスへの広告配信面が追加
・Xのヘッドライン形式が変更
・TikTokのカスタムオーディエンス作成に機能追加
・TikTokのダイナミックCTA機能がローンチ
など広告担当者必見の内容になっています。

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廣重 明理

M&S本部 メディアイノベーション室所属。2019年にD2C R中途入社。音楽と海外旅行が大好きな1児の母です。実体験をベースに広告運用についてわかりやすく発信していきます!

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