Instagramリール広告とは?特徴や配信事例を解説
清家 隆弘
こんにちは!P&D本部ディレクション部の清家(せいけ)です。
今日はFacebook広告(Instagram)/リール広告の配信実績について
社内でも事例がでてきましたので、その実績をお伝えしたいと思います。
広告配信枠として提供されてから、まださほど時間が経っていないため、
今回の事例を是非参考にしていただければ幸いです。
では行きましょう!!
Instagramリール広告とは
普段からInstagramを使っている方からすると、かなり馴染みのあるかもしれませんが、
改めてリールについて簡単に説明します。
リールとは
Instagramの動画共有機能の一つで、
縦長の短尺動画を作成、共有することが可能です。
音源やARカメラエフェクト、その他クリエイティブツールを使って、
動画を撮影・編集し、最長60秒の動画を作成することが可能。
Instagramストーリーズと似たような機能ではあるものの、
自分のアカウントをフォローしていない人にも、発見タブに新設されるリール動画の専用スペースを通じて、
より多くの利用者に表示させることができます。
一言でわかりやすくいうと「Tik Tok」をイメージしてもらうと良いかと思います。
※引用:https://about.fb.com/ja/news/2020/08/reels/
リール広告とは
Instagramは2021年6月17日(米国時間)より、このリールに広告配信ができることを発表しました。
リール広告はストーリーズ広告と同様に縦長の全画面で表示され、
通常のリール動画の合間に表示されます。
【リール広告の特徴】
・フォーマットはフルスクリーン縦型
・動画のみ配信可能。動画の長さは60秒以下
・配置はFacebookやInstagramフィードなどとは併用できず、
唯一併用できる配置は「Instagram ストーリーズ」のみ
・ユーザーはリール広告に、コメント、いいね、保存、シェアすることができる
リール広告を配信事例
では実際に、D2C Rでも「リール広告」の配信を行いましたので、その結果をご紹介します!
今回のテスト設計では、
「Instagram リール広告」vs「Instagram ストーリーズ広告(+フィード、発見)」という形で広告セット別に配置面を分け、同一キャンペーン内で配信を行いました。
実施した案件は、飲料系のブランディング案件で2件、美容系のAPPインストール案件で1件の事例となっています。
※配置比較で良かった数値を青字、悪かった数値を赤文字で記載
少し分かりづらいので、今回の傾向(ストーリーズとの比較)を下記にまとめました。
ポジティブ要素
・動画3秒の視聴率は高く、3秒視聴の単価も安い
・CVR(アプリインストール)が高い ※N=1のため引き続き検証は必要
ネガティブ要素
・露出量が少ない
・CTRが低い傾向
判断がつきづらい
・CPM単価
・動画視聴完了率(動画の尺は5~15秒)
まず運用していて一番感じていたことは、『露出量の少なさ』。
Facebook社にも確認をしたところ、広告枠の在庫量としては少ないため、
他代理店も含めて、配信量自体はあまり出ていないとのことでした。
ですが、今後広告枠を増やしていく予定があるそうなので、
現時点ではさほど気にしなくても良さそうです。
ストーリーズと比較して大きな差が出たところとしては、
動画3秒視聴はかなり数値が良かったものの、CTRについては大きく悪化する傾向がでました。
以上から、現時点での見解と仮説をまとめました。
見解
・ある程度広告に興味をもたせることはできそうだが、
その後のアクションには繋がりにくそうな配信面である
仮説
・リール面自体に広告が出始めたばかりなので、
ユーザーが興味を示しやすい反面、広告が出ること自体をネガティブに捉える(慣れてない)
・ストーリーズ=知り合いの投稿
リール=知らない人の投稿
なので、リールの方が読み飛ばしをされやすい
いかがでしたでしょうか?
正直検証母数も少なく、データや傾向を把握するには不完全かと思いますし、
自分なりの見解や仮説が正しいかは分かりません。
ただ、少ないデータ量からでも自分なりに仮説をたて、次にどう活かすのか、
どのように運用判断するのか、クライアントにどのように伝えるのか(ポジ/ネガ)は、
運用担当者としてすごく大切なことだと考えています。
皆さんはこの結果から、リール広告をどのように捉えますか
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P&D本部 メディア部所属。2020年4月にD2C Rへ中途入社。前職でもWEB専業代理店だったこともあり、入社半年間は運用担当者として、ゲーム/アプリ領域の業種を担当。 その後、2021年10月よりアカウントコンサルとしてダイレクト領域の案件を担当しつつ、Facebook/Tik Tokのメディアパートナーセールスを担当。 座右の銘は『足るを知る』で、最近Pokerにハマる。