Media 2022.04.04

Google広告のP-MAXキャンペーンとは?特徴と推奨設計・注意点を解説

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柳澤 匡

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記事をご覧くださりありがとうございます。
D2C Rのメディア部の柳澤です。 現在はGoogle担当として窓口を務めております。

今回はGoogleの多彩な配信チャネルにて、Googleの自動最適化を最大限活用した配信を行える”P-MAXキャンペーン”をご紹介いたします。

P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーンとは?(以下P-MAX)

1つのキャンペーンでGoogle広告で配信可能なあらゆる配信チャネルにて広告配信が可能。
自動で最適化されたターゲティングを用いて、多様化したユーザー行動に対応すべく、Googleが2021年に打ち出したキャンペーン。

 AsIs 
検索広告を実施する場合 ⇒ 検索キャンペーン
YouTube広告を実施する場合 ⇒ 動画キャンペーン

 ToBe 
P-MAX一本で検索広告/YouTube広告の実施が可能

P-MAXを活用することで、複数キャンペーンの作成をすることなく、Googleプラットフォーム上での配信を網羅できます。
※2022年3月現在では、ToBeの状態には至っておらず、既存キャンペーンと並行させて配信を行い、CV数を担保することが推奨となっております。

参考:Googleヘルプ https://support.google.com/google-ads/answer/11189316?hl=ja

特徴

Googleの配信チャネルの網羅

P-MAXにおいては、1つのキャンペーンでGoogle上の全ての配信チャネルにてアプローチが可能となります。
複数の配信チャネルのオークションごとに機械学習を行い、総合的に効率的だと判断された上で広告配信されます。
P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーン
画像引用:https://blog.google/products/ads-commerce/performance-max/

自動最適化による運用工数の削減

P-MAXの配信設定は非常にシンプルです。
予算/コンバージョン目標/広告アセット(テキスト見出し、画像、動画)を設定することで、配信可能です。

コンバージョン目標にあった形でユーザーシグナル毎にオークションに参入し、自動で最適化を図るため、運用担当者による細かな調整は最小限に抑えられます。

P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーンの配信設定
画像引用:https://www.blog.google/products/ads-commerce/advertising-week-announcements/

自動化されたクリエイティブ

指定のアセットを指定することで、配信チャネル及びユーザーに合わせてカスタマイズされた状態で広告表示されます。

追加するアセットが多いほど、生成可能な広告フォーマットが豊富になり、より多くの広告枠に配信可能になります。
※アセットの承認には時間がかかる可能性があるため、早めに入稿対応することが推奨とされております。

P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーンのクリエイティブ設定

課金・入札方式

課金方式

CPC課金

入札戦略

コンバージョン数の最大化

「コンバージョン数の最大化」入札戦略では、キャンペーンの過去の情報や、オークション時の状況をもとに、最適な入札単価が広告が表示されるたびに自動的に算出されます。
高度な機械学習とオークションごとの自動入札機能により、予算に合わせて最も低いコンバージョン単価が設定されるように、オークションのたびに入札単価が自動的に最適化されます。

コンバージョン数の最大化:目標コンバージョン単価(tCPA)の設定

目標コンバージョン単価制はスマート自動入札戦略のひとつで、指定した単価でコンバージョン(ユーザーの行動)を最大限に獲得できるように入札単価が自動調整されます。
「目標コンバージョン単価」入札戦略を作成する際、1 件あたりのコンバージョンに対してお支払いいただける平均額を指定します。
ユーザーがお客様の商品やサービスと一致する情報を Google で検索したとき、指定した目標コンバージョン単価が使用され、オークション時でのコンバージョンに至る可能性の高さをもとに入札単価が設定されます。

コンバージョン値の最大化

「コンバージョン値の最大化」は、指定された予算内で最大限のコンバージョン値を獲得しようとします。これにより、コンバージョン値が大きいオークションでは、コンバージョン値が小さいオークションよりも入札単価が高くなる場合があります。

コンバージョン値の最大化:目標広告費用対効果(tROAS)を指定

コンバージョン値を使用すると、キャンペーンの費用対効果(ROI)を測定して改善できます。

「目標広告費用対効果」入札戦略を使用すると、目標とする広告費用対効果の平均値を達成しながら、コンバージョン値の最大化を図ることができます。

配信チャネル

検索、ディスプレイ、YouTube、Discover、Gmail、マップ

P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーンの配信面

推奨設計

最適化を最大限活用する条件

アカウント構成

・既存キャンペーンと同一アカウントでの配信
・既存キャンペーンとの並走

予算と入札

・新規:20件/日が維持できる日予算設定を推奨
・既存:過去30日のCPAの10倍以上の日予算設定を推奨

クリエイティブ

・推奨アセット本数は1本
・必要アセットを網羅的に最大本数設定する
・広告表示オプションを充実させる

オーディエンス設定

コンバージョンに至る可能性の高いオーディエンスリストを設定し、自動入札のシグナルとして活用。

<利用可能なリスト>
・興味/関心
・ユーザー属性
・カスタムセグメント ※推奨
・データ(カスタマーマッチリスト、リマーケティングリスト) ※推奨

P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーンのオーディエンスシグナル

除外設定

ブランドセーフティ観点の除外以外は必要最低限に抑える

入稿既定

カテゴリ アセット名 規定 注意
テキスト
広告見出し
(最大:5件)
半角30文字(全角15文字)
長い広告見出し
(最大:5件)
半角90文字(全角45文字)
説明文
(最大:5件)

半角60文字(全角30文字)までの
テキスト最低1つ
半角90文字(全角45文字)までの
テキスト最大4つ

画像
(最大:15件)
横長 推奨:1200 x 628
最小:600 x 314
最大ファイルサイズ: 5,120 KB
スクエア 推奨:1200 x 1200
最小:300 x 300
最大ファイルサイズ: 5,120 KB
縦向き 推奨:960 x 1200
最小:480 x 600
最大ファイルサイズ: 5,120 KB
Square image
※来店計測キャンペーン用
推奨:1200 x 1200
最小:300 x 300
最大ファイルサイズ: 5,120 KB
ロゴ
(最大:5件)
スクエアロゴ 推奨:1200 x 1200
最小:128 x 128
最大ファイルサイズ: 5,120 KB
Landscape logo 推奨:1200 x 300
最小:512 x 128
最大ファイルサイズ: 5,120 KB
動画
(最大:5件)
Google広告アカウント
連携されたYouTubeチャンネルに
紐づく動画
10秒以上の長さ推奨

未設定の場合、
画像やテキスト情報を
基に自動で生成

その他 会社名 半角25文字(全角12文字)
その他 URLパス
(最大:2件)
半角15文字(全角7文字)
その他 CTA
(行動を促すフレーズ)
・自動(推奨)
・詳細
・見積もりを希望
・申し込む
・登録
・お問合せ
・登録
・ダウンロード
・今すぐ予約
・今すぐ購入

参考:https://support.google.com/google-ads/answer/10724748?hl=ja&ref_topic=10631992#zippy=

 

注意事項

導入に向いている案件

現在(2022年3月時点)では既存キャンペーンと並行して配信することを推奨としているため、既存キャンペーンに加えて、更なる獲得増を図る案件に適しています。 その他、新規配信チャネルへのリーチ拡大等を検討している案件での導入は有効です。

最終ページ URL の拡張機能

P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーンの最終ページ拡張機能

指定以外のURLが遷移先となる、最終ページURLの拡張がデフォルトでオンになっております。
(URLの除外設定も可能です。)
指定した遷移先のみで配信する場合は、拡張機能のオプトアウトが必要になります。

コンバージョン数計上のタイミング

アトリビューションが変動するため(DDAの挙動のため)、管理画面へのコンバージョン反映ラグを加味する必要がございます。

アセット毎に数値を確認する方法

P-MAX管理画面アセット項目だと、【掲載結果】か【組み合わせ】しか確認ができません。

現段階では運用者が調整可能な要素が少ない

完全自動化に近しい挙動をするため、現時点で運用者が調整することができる要素が”広告アセットの入れ替え”のみとなっております。
キーワード/オーディエンスリストの既存コンバージョンユーザーの除外に関しても管理画面上で設定することが不可となっております。
コンバージョンユーザー除外を実施する場合は都度Google担当者にご相談ください。
今後のアップデート次第で、調整できる要素が変動する見込みも十分にあるため、常にアンテナを張る必要がございます。

さいごに

いかがでしたでしょうか?
P-MAXに関しては今後も進化していくため、プロダクト自体の改善や新機能の追加が頻繁に発生すると思われます!

Googleの自動最適化を十分に活かして、複数の配信面でアプローチしてくれるP-MAXの今後の活躍に期待です!

 

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柳澤 匡

P&D本部 ディレクション部所属。 新卒D2Cグループに入社し、大型リスティング案件を中心に運用担当として従事。 その後、エンタメ・金融をはじめ、様々な業種のアカウントコンサルの経験を経て、現在の部署にてGoogleのメディアパートナーセールスを担当。 趣味はダブルダッチで、世界大会出場の経験を持つ。

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