GDAとは?掲載メディアやフォーマット・ターゲティングの紹介
Google担当チーム
みなさん、こんにちは。D2C Rの齊藤・鈴木・安彦です。
本記事ではGoogleのディスプレイ広告についてご紹介致します。
ご一読いただき、掲載先や特徴を理解して適切な配信に役立ててください!
Googleディスプレイ広告とは?
Googleディスプレイ広告(Google Display Ads)とは、
約300万以上のWEBサイトやモバイルアプリのプレースメント(広告掲載が可能な枠)を束ねたネットワークに配信する広告のことです。
頭文字をとってGDA(旧称:GDN)と呼ばれることもあります。
GDAの主な掲載先として、下記のようにサイト内やアプリ上にテキストや画像、動画形式で表示されます。
掲載フォーマットの種類
GDAの掲載フォーマットにはイメージ広告とレスポンシブ広告 、HTML5 広告の3つがあります。
それぞれの特徴やメリットについて紹介していきます。
イメージ広告
イメージ広告は、商品やサービスの情報を載せた画像形式の広告のことをいいます。
広告をクリックすると、その広告の商品やサービスのウェブサイトにユーザーを飛ばすことができます。
イメージ広告のメリットは、画像や動画が使えるため目を惹きやすく、認知度の拡大を期待できる点が挙げられます。
また、一度WEBサイトを訪れたユーザーをリマーケティング際にも効果的です。
イメージ広告の入稿規定
イメージ広告の入稿規定は以下の通りです。
「300×250」「336×280」はPC、スマホどちらにも対応しており、
広告表示されやすい効果的なバナーサイズであるため、マストで準備することをおすすめします。
レスポンシブ広告
レスポンシブ広告は、あらかじめ複数の画像や動画、説明文などを設定しておくことで自動的に複数の広告パターンを生成してくれます。
レスポンシブ広告のメリットは、複数の広告パターンの生成により多種多様な広告枠への配信が可能となり、リーチ数を伸ばすことができます。
また、Googleの機械学習が掲載結果から最適な組み合わせを導き出してくれるため、効果的な広告配信を行ってくれます。
レスポンシブ広告の入稿規定
レスポンシブ広告の入稿規定は以下の通りです。
HTML5 広告
HTML5広告は、視覚に訴えかけるデザインとコードの両方を組み合わせて作成するインタラクティブな広告です。
静止画よりも表現方法が増えるため、アニメーションで動きを加えるなどアイデア次第でユーザーの視線を集めやすくなります。
Googleが提供している「Google Web Designer(https://webdesigner.withgoogle.com/)」というウェブアプリケーションでの作成が可能です。
HTML5の広告の入稿規定
HTML5広告の入稿規定は以下の通りです。
他メニューのご紹介
Google広告ではGDAの他にも以下のメニューを使った広告配信も可能です。
それぞれ概要をご紹介します。
■Googleファインド広告(GFC)
Googleが保有するサービスの中で幅広いユーザーにリーチが可能な広告サービスです。
1つのキャンペーンで以下のGoogleサービスに配信する事が可能です。
Discover(Google Feed)
Youtube Home Feed
Gmail
▼ファインド広告については別記事でご紹介している為、コチラもご参照下さい!
【Googleファインド広告とは?】配信面・運用方法・GDAとの違いを徹底解説
■スマートディスプレイ広告(SDC)
以下3つの要素が自動化されて最適化が行われるサービスです。
手間や時間をかけずに親和性の高いユーザーにアプローチする事が可能です。
入札
ターゲット
クリエイティブ
ターゲティングの種類
GDAでは様々な精度の高いターゲティング機能を使う事が可能です。
配信の目的に合わせた適切なターゲティングを活用する為に、是非以下の情報をご参考ください。
具体的なターゲティング手法は以下になります。
ターゲティング手法 | 説明 |
ユーザーの属性 (デモグラフィック) |
ユーザーの属性・特徴を指定して配信する事が可能。 ログイン情報やユーザー行動分析から属性を判断し配信される。 |
アフィニティ | Googleが提供している興味関心リストによるオーディエンスのターゲティングをした配信が可能。 |
購入意向の高いユーザー | Google上で積極的に調べている情報や立てている計画に基づいたターゲティング。 |
カスタムセグメント | キーワード、サイトURL、アプリの情報を指定して束ねたリストを使った配信が可能。 ※従来は「カスタムインテント(購買意向)」と「カスタムアフィニティ(興味関心)」 が分かれていたが、2020年9月より統合。 |
カスタマーマッチ | メールアドレスとGoogleアカウントがマッチングされたユーザーにターゲティングする |
リマーケティング | サイト訪問、Trueviewを最後まで見たユーザーなどの リマーケティングリストを活用してターゲティングする事が可能。 |
シミラーユーザー (類似ユーザー) |
上記リマーケティングリストを解析することで類似ユーザーを割り出し、 拡張ターゲティングをして配信する事が可能。 |
トピック | 配信先サイトのトピックを振り分けられたトピックのカテゴリに基づいて指定した配信が可能。 |
コンテンツ | 配信先先とのカテゴリをキーワードやサイトURLで指定した配信が可能。 |
デバイス | デスクトップもしくはモバイルデバイスに配信指定が可能。 |
エリア | 都道府県以下の市区レベルまでターゲティングが可能。 |
時間帯 | 時間帯を区切った配信ができ、クリエイティブなどの出し別けを行う事も可能。 |
それぞれのターゲティングの詳細を以下に解説していきます。
ユーザーの属性(デモグラフィック)
特定の属性に該当する可能性の高いユーザー層を指定した配信をすることが可能です。
以下のカテゴリ別に設定できます。
子供の有無
配偶者の有無
教育
住宅所有状況
年齢
性別
世帯年収
アフィニティ
Googleがデフォルトで用意している興味関心カテゴリの中から、配信したいユーザーを指定する事が可能です。
カテゴリは以下から選択できます。
■アフィニティカテゴリ一覧
スポーツ、フィットネス
テクノロジー
ニュース、政治
フード、ダイニング
メディア、エンターテイメント
ライフスタイル、趣味
乗り物、交通機関
家庭、園芸
旅行
美容、健康
買い物好き
銀行、金融
購入意向の高いユーザー
アフィニティに続いて、Googleがデフォルトで用意しているリストです。主に検索行動を基にしたターゲティングとなっております。
カテゴリは以下から選択できます。カテゴリ内でさらに詳細なターゲティングも可能ですが、紹介しきれないため割愛いたします。
■購入意向が高いユーザーリスト
アパレル、アクセサリ
アート、工芸用品
イベントのチケット
ギフト、行事
コンピュータ、周辺機器
スポーツ、フィットネス
ソフトウェア
デートサービス
ビジネス サービス
ビジネス、産業向けの関連商品
メディア、エンターテイメント
不動産
季節的な買い物
家庭、園芸
家電
就業状況
幼児、子供向け製品
教育
旅行
楽器、音楽の関連用品
美容、パーソナルケア
自動車、乗り物
通信
金融サービス
食べ物
カスタムセグメント
アフィニティとは異なり、任意のターゲティングを指定する事が可能です。
これまでは「カスタムインテント」と「カスタムアフィニティ」は分かれておりどちらかを選んで作成する必要がありましたが、
新しいセグメントでは統合される形式に変わりました。
統合された事で、以下3種のセグメントで指定する事が可能です。
キーワード
URL
アプリ
カスタマーマッチ
自社で保有しているオンライン・オフラインの顧客データ(メールアドレスや電話番号など)を使ってターゲティングをする事が可能です。
Google側では保有していない顧客独自の情報を使った配信をする事で新たなユーザーにアプローチする事ができます。
利用条件を満たしている場合にホワイトリスト申請を行う事で、配信する事ができるようになります。
カスタマーマッチは顧客情報を元にターゲティングするので、個人情報の扱いを慎重に行う必要があります。
リストのアップロード前に暗号化(ハッシュ化)するといった対応で、情報管理に気を付けましょう。
リマーケティング
対象のウェブサイトにアクセスしたことのあるユーザーに再度広告を配信する事ができます。
リマーケティングタグを対象サイトに設置する事でリマーケティングリストの活用ができるようになります。
過去に一度サイトに訪れた事のあるユーザーとなる為、効率的に成果へ繋げる事ができやすいターゲティングとなります。
シミラーユーザー(類似ユーザー)
対象のウェブサイト訪問ユーザーに似た特性を持つ新たな潜在ユーザーにアプローチする事ができます。
1つ以上の対象リストを作成すると、自動的にオーディエンスリスト内に作成され、その後はリアルタイムでリストが更新されるようになります。
トピック
配信面のジャンルごとに束ねたものがトピックとなっており、配信先のカテゴリ別に数値分析したり、ターゲティングして配信する事が可能です。
トピックは以下から選択できます。
■トピック一覧
アート、エンターテインメント
インターネット、通信
オンラインコミュニティ
ゲーム
コンピュータ、電化製品
ショッピング
スポーツ
ニュース
ビジネス、産業
フード、ドリンク
ペット、動物
不動産
世界の国々
人々、社会
仕事、教育
住居、庭
健康
旅行、交通
書籍、文学
法律、行政
科学
美容、フィットネス
自動車
資料
趣味、レジャー
金融
コンテンツ
任意の指定したキーワードやトピックと関連性の高い配信面に配信する事が可能です。
上記の指定内容に加え、ターゲットとする言語や地域・ページを表示しているユーザーの最近の閲覧履歴といった
さまざまな要素を元に分析され、広告が表示される面が決定されるようになります。
各ターゲティング毎の配信活用イメージ
次にGDAがどのように活用されているのかご紹介致します。
GDAでは、認知プロモーションから獲得プロモーションまで多岐にわたり活用することが出来ます。
それは、上記の通り豊富なターゲティングが可能だからです。
どのターゲティング”を利用するべきかは、
マーケティングファネルに落とし込んだので以下をご参照くださいませ。
目的に合ったターゲティング手法を選定することで適切な配信が出来ると思いますので、
参考にして頂ければと思います。
まとめ
本記事で説明したGDAのポイントを以下にまとめました。
Googleディスプレイ広告(GDA)とは?
約300万以上のWEBサイトやモバイルアプリのプレースメント(広告掲載が可能な枠)を束ねたネットワークに配信する広告のことです。
頭文字をとってGDA(旧称:GDN)と呼ばれることもあります。
GDAの主な掲載先として、下記のようにサイト内やアプリ上にテキストや画像、動画形式で表示されます。
>> フォーマットの種類はこちら
GDAのターゲティングの種類とは?
GDAではGoogleが保有する精度の高いターゲティング機能を使うことができます。
▼ターゲティングの種類
ユーザーの属性(デモグラフィック)
アフィニティ
購入意向の高いユーザー
カスタムセグメント
カスタマーマッチ
リマーケティング
シミラーユーザー(類似ユーザー)
トピック
コンテンツ
デバイス
エリア
時間帯
>> ターゲティングの詳細設定はこちら
おわりに
いかがでしたでしょうか。
仕様の理解を深め、目的に合わせた配信を実施いただければと思います。
GDAを始める方の参考になれば幸いです。
CANVASでは、他にもGoogle広告についての記事を掲載しておりますので、ぜひご一読お願い致します。
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