Twitter広告のターゲティングとは?種類と使い方を比較して解説!
小林拓夢
皆さんこんにちは。メディア部の小林です。
獲得・認知施策でTwitter広告を活用するメリットは多いですが
Twitterの多種にわたる広告ターゲティングをご存じでしょうか。
本記事では10個にわたる広告ターゲティング手法と各メニューの比較を紹介することで
皆さんの広告運用手段の引き出しが増えることを願っております。
Twitter広告とは?その特徴と機能について紹介!
目次
ターゲティングの種類
➀キーワードターゲティング
➁ハンドルターゲティング(フォロワーが似ているアカウント)
➂興味関心ターゲティング
➃映画とTV番組ターゲティング
➄カスタムオーディエンスターゲティング
⑥会話トピックターゲティング
⑦ツイートエンゲ―ジャー(ツイートの表示歴またはエンゲージメント歴があるユーザーをリターゲティング)
⑧属性(デモグラ)ターゲティング
⑨イベントターゲティング
⑩自動ターゲティング
各ターゲティングメニューの紹介
➀キーワードターゲティング
特定のキーワードを含むツイートに対して 検索やツイート、
エンゲージメントを行ったユーザーをターゲティングする手法。
反対にキーワード除外ターゲティングを利用すれば指定のキーワードに対して
検索、ツイート、エンゲージメントのいずれかを行った利用者を除外できます。
※上記キーワードには文字だけでなく絵文字も含まれます。
➁ハンドルターゲティング(フォロワーが似ているアカウント)
特定のTwitterハンドルのフォロワー、またはそのフォロワーに類似したユーザー
(共通の興味関心を持つユーザー)をターゲティングする手法。
フォロワーだけでなく、フォロワーの類似ユーザーも含めて配信される。
1つの広告グループあたり100件まで設定が可能。
➂興味関心ターゲティング
25種類の興味関心カテゴリー(350種類以上のトピック)に興味があるユーザーにリーチするターゲティング手法。
ユーザーが行ったフォロー、エンゲージメントのアクションを基に興味関心の有無を判別している。
➃映画とTV番組ターゲティング
特定の映画やTV番組についてツイートしたり、
関連ツイートにエンゲージメント・一定時間表示したユーザーをターゲティングする手法。
1つの広告グループあたり100件まで設定可能。
ツイートのルックバック期間は7週間、エンゲージメント・一定時間表示のルックバック期間は7日間。
➄カスタムオーディエンスターゲティング
Webサイトの訪問者や、顧客リストなどTwitterの外のデータを基にオーディエンスを作成して配信する手法。
▼リスト
・メール
・Twitter ID
・モバイル広告ID
・携帯電話番号
▼web
・ウェブサイト訪問者(ウェブサイト訪問者のCookie)
▼アプリ
・アプリアクティビティオーディエンス(Installや購入などMACTパートナーと連携したコンバージョンデータ)
⑥会話トピックターゲティング
日々の会話内容を基に25種類以上のカテゴリー(10,000種類以上のトピック)別で
ユーザーにリーチが可能なターゲティング手法。
特定の会話トピックに関するツイートをした、
もしくはそのツイートをエンゲージメント・一定時間表示したユーザーにターゲティングします。
⑦ツイートエンゲ―ジャーターゲティング
広告を含む特定のツイートの表示歴またはエンゲージメント歴があるユーザーをリターゲティングする手法。
以下4項目を選択してターゲティングすることが可能。
「動画の再生リターゲティング」「動画の再生開始」「50%再生完了」「100%再生完了」
自ハンドルのツイート(オーガニック/広告配信の選択可)を、
表示またはエンゲージメントしたことがあるユーザーをリターゲティングする手法。
設定時の選択肢は下記のとおり。
・リターゲティングタイプ
ツイートの表示歴/ツイートの表示歴とエンゲージメント歴
・エンゲージメントタイプ(上記にて後者を選択した場合のみ)
すべてのエンゲージメント/動画の再生(再生開始)/50%再生完了/100%再生完了
・ツイートの種類
オーガニックツイート/特定のキャンペーンに含まれたツイート/左記両方
⑧属性(デモグラ)ターゲティング
以下属性を設定してターゲティングする手法。
・性別
・年齢(年齢の範囲を選択可能)
・場所(国、地域、都市圏、都道府県)
・言語
・端末プラットフォーム(iOS、Androidなど)
・端末モデル(端末の種類)
・OSバージョン
・携帯電話会社(携帯電話キャリア)
⑨イベントターゲティング
イベントカレンダーを活用し(選択し)、多くのエンゲージメントを狙うターゲティング手法。
日付、地域、カテゴリー(スポーツや音楽など)別の様々なイベントを選択可能。
※Twitter広告対象外の国は選択不可。
⑩自動ターゲティング
自動ターゲティング(旧:「オーディエンスを広げる」オプション)は、
設定済みのターゲティング範囲を超えて、広告にエンゲージメントする可能性が高いユーザーを
自動的に見つけて配信する手法です。
自動ターゲティングを利用するキャンペーンでは、他設定ターゲティングは最低限に留め、
幅広いオーディエンスにリーチできる状態が推奨です。
設定に関して
・設定可能な配信目的:アプリインストール、ウェブサイトトラフィック
・設定方法:キャンペーン作成・編集画面にある、「追加オプション」 の
ドロップダウンメニュー内の 「自動ターゲティングを有効にする」 をクリックすることで有効化できます。
注意事項
・自動ターゲティングを有効化した場合も、以下項目は設定通りに配信されます。
- 性別
- 年齢
- 場所
- 言語
- デバイス
- OSタイプ・バージョン
- 除外設定項目(キーワード、カスタムオーディエンス、リーチ除外リスト)
・同キャンペーン内でカスタムオーディエンスの
「選択したカスタムオーディエンスのフォロワーが似ているオーディエンスを含める」との併用設定は非推奨。
各ターゲティングメニューの比較
これらのターゲティングメニューを以下の表のように
「ターゲティングの具体性」、「媒体推奨度」、「設定工数」にわけて比較しました。
キーワードやハンドル、カスタムオーディエンスターゲティングのようにより
具体的なターゲティングができる手法に関しては、
(キーワード、ハンドルやデータの)リストの作成がある分、設定工数がかかる傾向にあります。
反対にある程度大きなくくりで配信していくメニューに関しては、
選択するのみで設定面で工数がかからないといった特徴もあるので参考にしてみてください。
まとめ
本記事で説明したTwitter広告のターゲティングについてポイントを以下にまとめました。
ターゲティングの種類とは?
Twitter広告には10個のターゲティングが存在します。
➀キーワードターゲティング
➁ハンドルターゲティング(フォロワーが似ているアカウント)
➂興味関心ターゲティング
➃映画とTV番組ターゲティング
➄カスタムオーディエンスターゲティング
⑥会話トピックターゲティング
⑦ツイートエンゲ―ジャー(ツイートの表示歴またはエンゲージメント歴があるユーザーをリターゲティング)
⑧属性(デモグラ)ターゲティング
⑨イベントターゲティング
⑩自動ターゲティング
>> 各ターゲティングの詳細はこちら
よく使うターゲティングとは?
Twitter広告でよく使うターゲティングが2つあります。
キーワードターゲティングとハンドルターゲティングです。
目的別に言葉やユーザーアカウントを選択できるため、自由度が高いことが特徴です。
>> ターゲティング比較表はこちら
最後に
以上、Twitter広告のターゲティングについての紹介でした。
細かなメニューが複数存在するため配信の際に悩んでしまいそうですが、
まずは媒体推奨のキーワード・ハンドルターゲティングで配信し、
用途に応じて他の配信メニューの活用をお勧めいたします。
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メディア本部運用部。 SNSやADNWを中心に運用型広告の運用を担当。 音楽が大好きでDJをやっていた時期もありましたが、最近はウクレレに熱中しております。