【2025年版】主要SNSのユーザー数一覧|年齢・性別・特徴を解説(LINE・X・Instagram等15媒体)

みなさん、こんにちは。
スマートフォンとSNSが当たり前となった現代において、消費者との接点は日々多様化しています。中でも、SNSのユーザー属性を正確に把握することは、効果的なマーケティングや情報発信において欠かせない要素となっています。
この記事では、2025年最新のデータをもとに、LINEやInstagram、TikTokなど主要SNS媒体のユーザー数や年齢・性別の傾向を詳しくご紹介します。あわせて、各SNSの利用特徴や活用シーンについてもわかりやすく解説していきます。
ターゲットごとに最適なSNSを見極めたい方や、SNS運用・広告戦略に役立てたい方にとって、有益な情報をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
現代のSNS利用動向
スマートフォンの普及や通信環境の高速化により、SNSはもはや日常生活に欠かせないインフラのひとつとなりました。情報収集、コミュニケーション、娯楽、ビジネス活用まで、その用途は年々広がりを見せています。
とくにここ数年は、コロナ禍をきっかけにデジタルシフトが一気に加速し、SNSの利用率や接触時間が大幅に上昇しました。また、Z世代やミレニアル世代を中心に、SNSを「検索エンジン」として使う動きも一般化しており、企業やブランドにとってもSNSは単なる発信チャネルにとどまらず、顧客との接点や購買行動に影響を与える重要な要素となっています。
ここでは、日本におけるSNS利用率の最新動向と、性別・年齢別の特徴について詳しく解説していきます。
日本におけるSNS利用率の推移
出典:総務省「情報通信白書|Statista」
総務省の「情報通信白書」によると、日本国内におけるSNSの利用率は年々増加傾向にあります。特に20代〜40代ではほぼ全員が何らかのSNSを利用しており、50代・60代においてもその比率は確実に拡大しています。
2024年の時点では、全年齢平均で約80%を超える人がSNSを活用しており、10代〜30代では90%以上という高い利用率を記録しています。LINEやYouTubeのようなメッセージ・動画系SNSは全年代に広く浸透しており、InstagramやTikTokのようなビジュアル主体のSNSは若年層に人気です。
年齢別のSNS利用傾向

SNSの利用には、年齢や性別によって明確な傾向があります。
たとえばInstagramやTikTokは、10代〜20代の若年層、特に女性ユーザーの割合が非常に高い一方、FacebookやX(旧Twitter)は30代以降の利用者が中心です。また、LINEやYouTubeに関しては全年代で高い利用率を誇り、インフラ的な存在となっています。
年齢とともにSNSの利用目的にも違いが見られます。若年層は「暇つぶし」や「流行のキャッチアップ」が主目的である一方、中高年層は「連絡手段」や「趣味・情報収集」が主な用途です。
主要SNSのユーザー数と特徴
SNSは、今や生活インフラとも言える存在となり、年代や性別を問わず幅広い層に利用されています。しかし、各SNSにはそれぞれ特徴的なユーザー層や利用傾向があり、目的に応じて最適な媒体を選ぶことが重要です。
主要SNSのユーザー数まとめ
SNS名 | 日本 | 世界 |
---|---|---|
LINE | 9,700万(2024年3⽉時点) | 1億8,100万(2023年8月時点) |
YouTube | 7,370万(2024年5月時点) | 25億3,000万(2025年2⽉時点) |
X(旧Twitter) | 6,700万(2024年11⽉時点) | 5億7,000万(2024年11⽉時点) |
6,600万(2023年11⽉時点) | 20億(2025年2⽉時点) | |
TikTok | 3,300万(2024年11⽉時点) | 15億9,000万(2025年2⽉時点) |
2,600万(2019年7月時点) | 30億7,000万(2025年2⽉時点) | |
Threads | 1,071万(2024年6⽉時点) | 3億2,000万(2025年4⽉時点) |
1,050万(2024年8月時点) | 5億3,700万(2025年2⽉時点) | |
note | 938万(2025年2月時点) | – |
BeReal. | 450万(2024年11⽉時点) | 4,000万(2024年11⽉時点) |
400万(2024年9⽉時点) | 10億(2024年4⽉時点) | |
– | 20億(2025年2⽉時点) | |
– | 13億8,000万(2025年2⽉時点) | |
Snapchat | – | 8億5,000万(2025年2⽉時点) |
kakaotalk | – | 5,357万(2023年5月時点) |
ここでは、2025年の最新データをもとに、LINE、Instagram、X(旧Twitter)、TikTokなど主要SNSのユーザー数や特徴を解説していきます。
LINEのユーザー数と利用傾向
LINEは、国内でもっとも幅広い世代に利用されているコミュニケーションアプリです。2025年時点でも依然として国内最大規模のSNSとして、日常的なメッセージのやり取りを中心に、情報取得や企業との接点としても高い存在感を保っています。

LINEの年代別利用率は以下のような傾向を示しています。
- 10代〜30代では90%以上と極めて高い普及率(10代:91.4%、20代:92.2%、30代:90.8%)
- 40代で84.3%、50代でも82.0%と高水準を維持
- 60代は79.8%、70代でも71.2%と、シニア層にも広く浸透している
また、ユーザー数の分布を見ると、40代・50代が最も多く、20代〜30代もそれに次ぐ規模感となっています。男女比はほぼ均等で、わずかに女性ユーザーの方が多い傾向が見られます。
このように、LINEは年齢・性別を問わず使用されており、特に全世代向けの情報配信やチャットボットによるカスタマーサポート、リッチメニューを活用した販促施策など、ビジネス用途でも非常に幅広く活用されています。
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YouTubeのユーザー数と利用傾向
YouTubeは、動画コンテンツの視聴プラットフォームとして日本国内でも圧倒的な普及率を誇ります。2025年時点においても、あらゆる世代に幅広く利用されており、エンタメはもちろん、教育・ビジネス・レビュー・ニュースといった多様なニーズに対応しています。

全年代にわたって高い利用率を維持していることがわかります。
- 10代:97.9%、20代:98.2%、30代:95.1%と、若年層ではほぼ100%近い普及率
- 40代:90.3%、50代:87.0%と中年層でも高水準を維持
- 60代では68.0%、70代では34.4%と、シニア層になるにつれて徐々に利用率が低下する傾向
ユーザー数の分布では、40代・50代の層が最も多く、10代〜30代もバランスよく利用されています。男女比はほぼ同等で、男性ユーザーがやや多めの構成になっています。
とくにYouTubeは「ながら視聴」がしやすいため、スキマ時間での利用が多く、生活習慣の一部として定着しているのが特徴です。また、検索性も高いため、Google検索の代替として使われることも増えており、若年層における情報取得の主軸メディアとなっています。
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X(旧Twitter)のユーザー数と利用傾向
X(旧Twitter)は、リアルタイム性と情報拡散力に優れたSNSとして、日本でも根強い人気を誇ります。ニュース速報、時事ネタ、エンタメ、趣味領域の情報収集・発信に適しており、特定のテーマやトレンドに関心のある層から高い支持を得ています。

Xの利用傾向には以下のような特徴が見られます。
- 10代:72.8%、20代:78.1%と、若年層の利用率が非常に高い
- 30代以降は減少傾向にあり、30代で57.3%、40代で43.4%、50代では37.8%
- 60代以降は顕著に減少し、60代で27.6%、70代では15.9%にとどまる
ユーザー数のピークは20代で、男女比はほぼ均等ですが、やや男性が多い構成です。10代〜30代では比較的高い割合を維持していますが、40代以降は利用率が顕著に低下しており、Xが若年層中心のプラットフォームであることが改めて示されています。
また、匿名性の高さや短文による手軽な発信スタイルも、若年層に支持される大きな要因のひとつです。ブランドの世界観を伝えるSNSというよりは、「速報性」「話題性」「ユーザーの生の声」を重視する媒体として、情報発信のスピード感を求める企業にとって有用です。
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Instagramのユーザー数と利用傾向
Instagramは、写真・動画を中心としたビジュアルコミュニケーションを特徴とするSNSで、特に若年層のライフスタイルや価値観を反映した媒体として高い支持を集めています。ストーリーズやリール、ショッピング機能の普及により、娯楽・情報収集・購買を横断する総合的なプラットフォームへと進化しています。

Instagramの利用傾向には以下のような特徴が見られます。
- 10代:78.0%、20代:71.2%と、若年層で高い利用率
- 30代で56.2%、40代で42.3%、50代で38.9%と、年齢とともに徐々に減少
- 60代:24.6%、70代:13.9%と、シニア層での利用は限定的
また、ユーザー数としては20代が最多で、10代〜30代にかけてのボリュームが厚く、グラフからも明らかなように女性ユーザーの割合が非常に高い点がInstagramの大きな特徴です。
Instagramは「トレンドに敏感な層」や「ビジュアル重視の商材」に親和性が高いため、アパレル、化粧品、インテリア、グルメなどライフスタイル訴求に特化した業種において、特に効果的なチャネルとなっています。
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TikTokのユーザー数と利用傾向
TikTokはショート動画を中心としたSNSで、2020年代初頭から急速に若年層を中心に人気を集め、今や日本国内においても大きな存在感を持つメディアとなっています。特に音楽・エンタメ・ファッション・美容などのジャンルでトレンドを生み出す場として、企業のプロモーションにも積極的に活用されています。

TikTokの利用には以下のような年齢差が顕著に現れています。
- 10代:66.4%、20代:47.9%と、若年層で圧倒的な利用率を誇る
- 30代で27.3%、40代で21.3%、50代で20.2%と、30代以降は利用率が急激に減少
- 60代で11.8%、70代ではわずか4.4%と、シニア層への普及は限定的
ユーザー数の中心は10代〜20代であり、男女比はやや女性優位。特に女性ユーザーの多いカテゴリ(美容、ライフスタイル、グルメなど)では、UGC(ユーザー生成コンテンツ)型の拡散が起こりやすく、企業による「バズ」を狙ったキャンペーンにも活用されています。
また、TikTokはアルゴリズムによるレコメンド機能が非常に強力で、「フォロー外のユーザーにも届きやすい」特性があります。これにより、認知拡大や潜在層へのリーチに強みを発揮します。
Facebookのユーザー数と利用傾向
Facebookは、他のSNSに比べて中高年層の利用率が高く、特にビジネスシーンでのつながりや、地域コミュニティ、家族間の連絡などに利用されるケースが多いプラットフォームです。プロフィール情報の充実や実名登録制といった特性から、信頼性を重視した関係構築に向いています。

Facebookの年齢層別の利用状況は以下のように整理できます。
- 利用率のピークは30代(27.5%)と50代(24.0%)で、40代(23.8%)も含めて中年層での活用が顕著
- 20代は16.2%、10代は13.4%と若年層での普及率は比較的低い
- 60代:21.9%、70代:17.7%と、シニア層での一定の利用も見られる
ユーザー数の面では40代・50代が最も多く、60代・70代でも安定したボリュームを確保しています。また、グラフから読み取れるように男性ユーザーの割合がやや多いことも特徴的です。
ビジネス活用や採用広報、地域活動の発信など、関係性を重視する文脈に強みを持つSNSであり、実名ベースのつながりが必要な場面においては他媒体より優れた効果を発揮します。
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Pinterestのユーザー数と利用傾向
Pinterestは「インスピレーションの収集」を目的とした画像特化型SNSで、ファッション、インテリア、レシピ、旅行、アートなど、ライフスタイルに関するビジュアルコンテンツの保存・共有に強みを持っています。検索性と発見性の高さから、「未来志向型のプラットフォーム」として活用されています。

Pinterestの国内利用者は以下のような傾向を示しています。
- 10代:13.5%、20代:10.5%、30代:9.7%と、若年層を中心に利用されているが、他SNSに比べて全体の利用率はやや低め
- 40代:5.8%、50代:6.3%、60代:4.3%と、中高年層でも一定の利用者が存在
- 年齢別ユーザー数では10代・20代が中心となっており、女性ユーザーの割合が圧倒的に多いのが最大の特徴
ビジネス面では、ECサイトやブランドが「ビジュアルで欲求を喚起する導線設計」としてPinterestを導入するケースが増えており、特に美容・ファッション・ライフスタイル関連業種での活用が顕著です。
他SNSと異なり、フォローやタイムラインよりも検索やアルゴリズムによる提案が主軸となっているため、長期的な集客やSEO的活用との親和性も高く、認知から購買までの“中間フェーズ”で力を発揮する媒体といえるでしょう。
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国内で圧倒的なユーザー数を誇るドコモ広告
スマートフォンの普及が成熟期を迎える中でも、通信キャリアの持つ影響力は依然として大きく、特にNTTドコモは国内最大級の契約者数を誇る圧倒的な存在です。通信インフラとしてだけでなく、マーケティングチャネルとしても非常に魅力的なプラットフォームとなっています。
特筆すべきは、ドコモユーザーが「全国的」「全年代的」「長期的」に分布しているという点です。都市部はもちろん、地方在住者や高年齢層にも浸透しており、広告リーチの母数が他キャリアとは一線を画しています。
国内データ数:1億超(2024年12月末時点)
実在するドコモ契約者の行動データ・購買データ・位置情報などをもとに高精度なターゲティング広告を配信することが可能です。
さらに、ドコモユーザーは継続率が高く、属性データも正確であるため、匿名性の高いWeb行動データとは異なり、信頼性の高いプロファイリングに基づいた広告施策が実現できます。
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その他のSNSユーザー数
その他の国内外でユーザーを増やしている8つのSNSについて、概況を以下で解説します。
Threadsのユーザー数と利用傾向
Threadsは、Meta(旧Facebook社)が開発・提供するテキスト投稿型SNSで、Instagramと連携しながら運用できる点が大きな特徴です。X(旧Twitter)と類似したUIを持ちつつも、Instagramとの親和性を活かした設計となっており、ビジュアル文化とテキスト文化を融合した次世代SNSとして注目を集めています。
世界ユーザー数:3億2,000万(2025年4⽉時点)
国内ユーザー数:1,071万(2024年6⽉時点)
Threadsの利用傾向には、以下のような特徴が見られます。
- X離れしたユーザーの受け皿として注目されている(特にMetaアカウント圏での移行が顕著)
- 投稿の上限文字数が多く、雑談・思考整理・軽い日記のような使い方が多い
- 現在のところ広告表示はなく、企業アカウントの本格活用は発展途上
- ハッシュタグやトレンド機能が限定的なため、発信より“つながり”や“共感”重視の構造
- インスタグラムと連携していることから、ビジュアルに強いユーザーが文章発信に挑戦する場としても機能
現時点ではアルゴリズムや検索機能の最適化が進行中であり、「マーケティング目的の活用」はまだこれからといった状況ですが、Metaの開発力やInstagram連携によるユーザー流入基盤の強さを考慮すると、企業のプレゼンス構築やカジュアルなブランディング媒体としての成長余地が非常に高いと評価されています。
noteのユーザー数と利用傾向
noteは「誰もが簡単に文章やコンテンツを発信できる」ことを特徴としたプラットフォームで、クリエイター・企業・一般ユーザーまで幅広い層に支持されています。ブログやSNS、メルマガ、Webメディアなどの機能をシンプルに統合したような設計が特徴で、特に「共感型の情報発信」や「継続的なコンテンツ投稿」と相性が良い媒体です。
文章を中心としたコンテンツメディアとしては国内最大級の規模に成長しています。また、最近ではGoogleとの資本業務提携により、検索エンジン経由での成長も見込まれています。
noteの利用傾向には以下のような特徴があります。
- 日本国内のnoteユーザー数は938万人(2025年2月時点)
- 20代〜40代の知的関心層・ビジネス層に支持されている
- 他SNSと比較して発信の質や継続性が重視される傾向にあり、日記的な記録から、専門知識の共有、マーケティング、採用広報、教育・研究発信まで幅広く利用されている
- 収益化機能(有料記事・サブスクリプション)を通じて、プロ/アマ問わず多くのクリエイターが活動している
- 投稿の拡散はSNS連携(特にXやFacebook)に依存しているため、SEOとSNSを意識したハイブリッド運用が主流
また、noteは「文章+画像」の静的コンテンツが中心であるため、TikTokやInstagramのような短尺・動的SNSとは異なるユーザー層を抱えており、「深く読む」「じっくり届ける」ことに重きを置いたプラットフォームです。
BeReal.のユーザー数と利用傾向
BeReal.は「ありのままの自分を見せる」ことをコンセプトに登場したフランス発のSNSで、1日1回、ランダムなタイミングで通知が届き、その2分以内に写真を投稿するという独自の仕組みが話題となりました。加工や演出を前提としないSNSとして、Z世代を中心に急速に支持を集めています。
世界ユーザー数:4,000万人(2024年11⽉時点)
国内ユーザー数:450万人(2024年11⽉時点)
BeReal.の利用傾向としては、以下のような特徴が挙げられます。
- 10代〜20代の若年層が中心で、SNS疲れを感じていた層に刺さっている
- 「映える」「いいね」文化からの脱却を志向し、“日常の等身大”を共有するスタイルが特徴
- 1日1回の投稿制限により、投稿頻度や消費時間が抑えられる点も好まれている
- 投稿は公開範囲が限定的(友達のみ)であり、広く拡散する設計にはなっていない
- ビジュアルは前面カメラと背面カメラの同時撮影という特徴的な形式で、セルフィー+背景を組み合わせた表現が一般的
一方で、マーケティングやプロモーション目的での活用は限定的であり、企業やインフルエンサーの“発信拠点”としては機能しにくい構造になっています。むしろ、ブランドがZ世代との共通体験や価値観共有を図る場として、間接的なリサーチや共感の獲得に活用されるケースが目立ちます。
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LinkedInのユーザー数と利用傾向
LinkedInは、Microsoft傘下のビジネス特化型SNSとして世界的に広く利用されており、特に採用・転職・人材ネットワークの形成に強みを持つプラットフォームです。履歴書や職務経歴、専門スキルなどの情報をプロフィールとして公開し、ビジネス上のつながりやキャリアの機会を広げるために活用されます。
世界ユーザー数:10億人(2024年4⽉時点)
国内ユーザー数:400万人(2024年9月時点)
LinkedInの利用傾向には、以下のような特徴があります。
- 主な利用者は30代〜50代のビジネスパーソンや専門職(エンジニア、マーケター、コンサルタントなど)
- 転職活動中の人材だけでなく、企業からのスカウト・ヘッドハンティング目的の利用も活発
- 英語圏・外資系企業との接点がある人材が利用する傾向が強い
- 採用・営業・情報収集・発信など、企業アカウントによる運用ニーズも高まっている
とくに注目すべきは、個人が発信するナレッジ系投稿(専門知見・業界トレンド・キャリアの教訓など)の活性化です。XやInstagramなどのSNSと異なり、LinkedInではバズよりも「信頼性」や「内容の深さ」が重視され、BtoBマーケティングやリード獲得にも有効とされています。
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Microsoft広告とは?特徴と種類、メリットや配信面など始め方と注意点を解説
WhatsAppのユーザー数と利用傾向
WhatsAppは、Meta(旧Facebook社)が提供する世界最大規模のメッセージングアプリであり、個人間のチャットからグループ通話、音声メッセージ、ドキュメントの送信まで幅広い機能を備えています。特に通信コストが高い国々でのSMS代替手段として圧倒的な支持を受けており、今やインフラに近い存在として世界中で活用されています。
世界ユーザー数:20億人(2025年2⽉時点)
WhatsAppの利用傾向には、以下のような特徴があります。
- 主に欧州・南米・インド・中東・アフリカ地域で圧倒的な普及率を誇る
- 米国ではiMessage、日本ではLINEが主流のため、アジア圏では存在感が限定的
- 電話番号ベースでつながるシンプルなUIと、エンドツーエンド暗号化による高いプライバシー性が評価されている
- 近年ではWhatsApp Business APIの提供により、企業と顧客の接点強化にも活用されている
- 個人間のやり取りに加えて、医療・行政・教育現場などでも日常的に活用されている地域も多い
WhatsAppは広告表示がなく、非アルゴリズム型の「閉じたコミュニケーション」が基本であるため、SNS的な拡散やマーケティングには不向きですが、そのぶん信頼性と即時性のあるチャネルとして、カスタマーサポートやCRM用途での導入が広がっています。
WeChatのユーザー数と利用傾向
WeChat(ウィーチャット)は、Tencent社が提供する中国発の統合型メッセージングアプリであり、単なるSNSやチャットツールを超えて、生活インフラにまで進化した“スーパーアプリ”として広く浸透しています。中国国内では「微信(ウェイシン)」の名称で親しまれ、あらゆる生活のシーンに組み込まれているのが特徴です。
世界ユーザー数:13億8,000万(2025年2⽉時点)
WeChatの利用傾向と機能の特徴には、以下のようなポイントがあります。
- メッセージング・SNS・決済・EC・予約・公的手続きなどを1つのアプリで完結できる
- 中国国内では、WeChatなしでは日常生活が成立しないレベルでの浸透度
- 企業公式アカウントを通じて、マーケティング・接客・販売が統合的に行える
- 「ミニプログラム」と呼ばれるアプリ内アプリを展開可能で、ECやゲーム、予約システムなどがアプリインストール不要で使える
- WeChat Payによるモバイル決済が普及しており、現金を持ち歩かない中国人も多数存在
中国国外でも、東南アジアや華僑圏を中心にユーザーを抱えており、越境ECや中国人観光客向けプロモーションでは欠かせないプラットフォームとされています。ただし、アカウント開設・運用には審査や中国法人との連携が必要な場合もあり、導入には一定のハードルが存在します。
Snapchatのユーザー数と利用傾向
Snapchatは、アメリカ発の写真・動画メッセージングSNSで、特に10代〜20代を中心に人気を博しているサービスです。「投稿が自動で消える」「ARレンズ(フィルター)」などの革新的な機能で注目され、若年層の日常的なコミュニケーションツールとして定着しています。
世界ユーザー数:8億5,000万(2025年2⽉時点)
Snapchatの主な利用傾向には以下のような特徴があります。
- 10代〜20代前半の若者に圧倒的に支持されている(特に北米・フランス・英国など)
- コンテンツは一時的に表示され、気軽なやり取りや瞬間の共有に最適
- AR機能やBitmoji(アバター)による個性の表現が豊富で、エンタメ性が強い
- 「Discover」タブでは、メディアやインフルエンサーが配信する動画コンテンツも視聴可能
- ストーリー型広告やARレンズ広告など、Z世代に刺さる広告フォーマットが豊富
Snapchatは「会話ベースのSNS」として設計されており、他のSNSのように“フォロワー数”や“いいね数”を重視せず、クローズドかつ双方向的なコミュニケーションに特化しています。これにより、「人の目を気にせず使えるSNS」として若者の支持を得ています。
KakaoTalkのユーザー数と利用傾向
KakaoTalk(カカオトーク)は、韓国のIT企業Kakao Corp.が提供する無料メッセージングアプリで、韓国国内においては圧倒的なシェアを誇る国民的アプリです。個人間のチャット機能はもちろん、ニュース、音楽、決済、EC、予約サービスなど、生活に必要な機能が統合された“韓国版スーパーアプリ”とも言える存在です。
世界ユーザー数:5,357万(2023年5月時点)
KakaoTalkの利用傾向には、以下のような特徴があります。
- 韓国国内での利用率は90%を超えるレベルで、行政や企業も公式アカウントを開設
- チャットや通話だけでなく、「カカオストーリー」や「カカオペイ」「カカオT(配車アプリ)」など連携サービスが豊富
- 企業向けには「Kakao Channel」機能を通じて、ユーザーとのダイレクトコミュニケーションや販促が可能
- 絵文字やスタンプ文化も盛んで、Z世代・ミレニアル世代を中心にカジュアルな表現文化が浸透
- 広告機能も充実しており、ユーザー行動データを活用したセグメント配信やメッセージ広告が可能
また、KakaoTalkは他のアプリと比較して、“ID検索”ではなく電話番号ベースでのつながりを基本とするため、リアルな人間関係を重視する設計になっています。これにより、スパムや不正利用が抑制されており、信頼性の高いコミュニケーションチャネルとして評価されています。
SNSユーザー数まとめのPDFはこちら
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データに関する注意点
本データは、人口統計調査やアンケートの結果を基に、株式会社D2C Rにて独自の集計を行っております。ウェブサイト等にて引用される際には本記事リンクと作成元・株式会社D2C Rを明記ください。
まとめ
この記事では、2025年時点における主要SNSのユーザー数や年代別傾向、各プラットフォームの特徴を詳しく解説してきました。SNS広告でお困りの際にはD2C Rにぜひ一度お問い合わせください。
LINEやInstagram、TikTokといった代表的なSNSに加え、Threadsやnote、BeReal.など新興媒体まで含めて、ターゲットに合わせた最適なチャネル選定の重要性がますます高まっていることがわかります。
また、記事内のグラフに加えて、各メディアの特徴がまとまった資料をダウンロードすることが可能ですので、ぜひご覧ください。
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