Tips 2024.06.19

Z世代の推し活事情|ゼットモ

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ゼットモ

この記事を読んでいる方へ

▼SNS×広告 意識調査レポート
・広告表現別の印象
・インフルエンサー/コラボ/UGC風
・好きな広告
・煩わしい広告
・買いたくなる/シェアしたくなる広告
などZ世代の実態を知ることができる内容です。

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「推す」変化と「推される」変化

みなさんこんにちは、ゼットモです。
「推しは推せる時に推せ」と最近よく耳にします。
3人組や5人組だったアイドルグループも、平成では48人、いまでは多国籍グループも数多く生まれ、Youtuberまでも「推し」として
応援する時代の昨今。
「推される側」が近年変化を遂げているように、「推す側」もまた、多様化しています。
そこで、最近の「推し活事情」を複数回に分けてご紹介できればと思います。

「推し活」と「オタ活」のちがいって?

冒頭から推し活に関して話しておりますが、そもそもオタ活と何かが違うの?と感じる方もいるかと思います。
「推し活」は「人にすすめたいほど気に入っている人や物」という意味から、
アイドルや二次元キャラなどに対して使われる様になった
俗語です。
元々は「AKB48」のファンが使っていた言葉ですが、現在では自分が特に好きな物に関わる活動全般に使われるようになりました。
一方で「オタ活」は、「アイドルやアニメ・ゲームなどが好きで、趣味として極めようとすること」です。
より知識を深めよう、コンサートへ行く、グッズを買い集めるなど、幅広く行動することを表します。
その行動が特定のアイドルやキャラをメインにしたものを「推し活」と言います。

 多様化する推し方。でもそれってみんながやってるの?

・推しの誕生日やデビュー日をホテルで祝う
・推しが印刷されたアクリルスタンドを持ってカフェや観光地で撮影するなど…
このような推し活を「Z世代の推し活」と思い込んでしまっていないでしょうか?
ゼットモでは、Z世代で推し活を実際に行っている方々にアンケートを実施しました。
「スマホゲームで推しキャラに課金」
「カラオケでライブ鑑賞」
「推しが足を運んだカフェに聖地巡礼」
「推しグッズをもって友だちとパーティー」
など、メディアでも取り上げられている推し活を行うZ世代も一定数見られました。

更に、ライブへの参戦服についても変化が見られました。
ライブグッズを身に着ける人が多いですが、
・推しがアパレルブランドとコラボした商品
・推しがSNSに載せていた私服やアクセサリーと同じものor似ているものを身に着ける
という声も見られました。

「聖子ちゃんカット」など、髪型で推しへの愛を表現する時代から、SNS等で推しの日常を知ることができる事で、
全身の好きな部分で推しを表現する時代に変化しているのです。
そんな変化がある中、今回Z世代へ行ったアンケートをグラフ化するとこのようになりました。

最も多かったのは81%で「コンサート参戦・グッズ購入」。
SNSでの情報収集やファン同士の交流などもありますが、
上記はすべてゆとり世代・さとり世代でも行われていた推し方ではないでしょうか。
表現できることや場所が増えたために、
推し方が「変わった」のではなく「増えた」と捉えるのが正しいかもしれません。

 推し活は「物を買う」だけじゃない!SNSを活用した推し方

ここで注目すべき点が、推し方の調査結果にある「Youtubeの再生回数稼ぎ」を推し活として行っているZ世代が見受けられたことです。

コロナ禍でライブや握手会など、対面での交流が無くなってしまったため、多くの有名人がYoutubeチャンネルを開設し、
ファンに向けてコンテンツを提供するようになりました。
チャンネル内で、ミュージックビデオの配信も当然行われています。
そのミュージックビデオをひたすら再生することで、
「再生回数増加に貢献する」という新たな「推し活」が生まれたのです。(「CDを積む」の新しい形ですね!)
そこでゼットモでは、推しのYoutube動画の再生回数を稼いでいるZ世代に向けて、
いつ頃・どの程度視聴数を稼いでいるのかをヒアリングしました。

このように、就寝前の余暇時間や通勤通学の時間帯が多い傾向があります。
また、今日ではコロナ制限が緩和され、対面での授業等も増えているため、
日中はリアルの友人と交流する時間・通勤や帰宅後の1人の時間はSNS等のオンラインスペースの利用に当てる時間のように、
メリハリを付けるZ世代が増加する可能性が高いです。

「推し活」を利用した若年層マーケティングの拡大

ご紹介したように、いまはSNS上で推しに貢献する方法も生まれています。
自分のためにスマホを開くだけでなく、推しのためにスマホを開く時代。
今ではスマホを開く動機すら変化しています。

「多様性を大切にして…」とよく聞くようになりましたが、この部分に抽象度高く向き合うのではなく、
その1つ1つにしっかり注目し、解像度を上げて向き合っていくことこそが
「Z世代に向けたマーケティングを行うこと」に繋がっていくのではないでしょうか。

今後もゼットモでは、Z世代に沿ったマーケティングにフォーカスし、様々な情報をお伝えしていきます!
次回もお楽しみに!

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