Tips 2021.08.11

※2021/8/11更新※【最新版!】Googleアプリキャンペーン(旧UAC)の基本!仕組みや設定・運用のコツ

柳澤 匡

柳澤 匡

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※最終更新日:2021/8/11

こんにちは!P&D本部ディレクション部の柳澤です。

今回はGoogleアプリキャンペーン(旧UAC、ACとも呼ばれます)の基本について、2021年8月時点での最新の情報やベストプラクティスを踏まえて解説していきます。

これまでキャンペーンに広告アセットが直接紐づくキャンペーン構造だったのが、広告グループが導入されるなど、直近アップデートが多いメディアです。

配信在庫の一つであるGoogleディスプレイネットワークは、インターネットユーザーの90%以上にリーチできると言われるほど、アプリ広告において実施不可欠なGoogleアプリキャンペーンについてこの記事で丸ごと紹介していきます! なお、今回は、アプリキャンペーンにおける3つある最適化戦略のうち、 「インストールの促進を重視」した戦略を念頭に置いてご紹介いたします。 他には「アプリ内ユーザー行動の促進を重視」、「アプリ内ユーザー行動の価値を重視」した戦略があり、それらの詳しい説明はここでは省きますが、これらの最適化戦略を利用する場合にも、十分に応用できる設定やコツのご紹介をいたします。

 

アプリキャンペーンの特徴

アプリキャンペーンの最大の特徴は二つです。

◆幅広い独占在庫

・Google Play Store(Androidのみ) ・Google検索の検索結果 ・YouTube ・AdMob(Googleが保有する、アプリ内の広告ネットワーク) ・Googleディスプレイネットワーク といった、幅広い配信先に、アプリキャンペーン一つを使用するだけで出稿可能です。

◆優秀な機械学習

Googleアプリキャンペーンは(目標コンバージョン単価の設定を行うだけで)入札単価調整、広告アセットの出し分け、ターゲティングなどを全て自動的に行います。その際、機械学習を使用して数百万ものシグナルをリアルタイムで分析しているため、人の手で細かくチューニングするよりも効率的で、成果に繋がりやすい運用が可能になっています。

 

アプリキャンペーンの構造

次にアプリキャンペーンの構造をご紹介します。

アプリキャンペーンは、各キャンペーンの下に広告グループが、その下に広告アセット(テキスト、静止画、動画、HTML5)が紐づきます。 キャンペーンでは日予算や目標コンバージョン単価、配信言語、配信地域の設定等が可能です。 広告グループですが、各広告グループにつきテキスト(広告見出し最大5本、説明文最大5本)、静止画(最大20本)、動画(最大20本)入稿することが可能です。 広告グループはそれぞれ停止/開始することは可能ですが、各広告グループ内にある広告アセットを個別で 停止/開始することはできません(削除、追加は可能)。

 

キャンペーンの推奨設定、運用のコツ

次はいよいよキャンペーン、広告グループ、クリエイティブと3項目に分けて、推奨の設定や運用のコツについてご紹介します。

◆日予算

最低でも1日50インストールを獲得できる日予算の設定をするようにしましょう。 Googleの学習を促進させる最も優れたデータはインストールしたユーザーデータになるため、これが増えれば増えるほど広告効果は改善していきます。その最低限の数字が1日50インストールになります。

◆目標コンバージョン単価(目標インストール単価)

目安として、できれば目標CPIの1.2倍程度の単価を設定して、学習を早期に促進することがおすすめです。 設定単価が低すぎるとインストールが貯まらないことで学習が進まず、いつまでも効果改善しません。 学習が進み次第、目安ですが7~14日後に-10%、さらにその7~14日後に-10%といったように、徐々に目標コンバージョン単価を抑制していきましょう。 一気に大幅な変更を加えることは機械学習を阻害し、効果の悪化に繋がる可能性が高いためです。

入札変更度合いの目安:一度に±20%以内 入札変更の頻度の目安:2週間に1度程度。多くても1週間に1度(初動など)。 ちなみに、iOSの入札単価はAndroidに比べ+20%程度で設定するのがおすすめです。 iOSはGoogle Playが無いなど、Androidに比べ配信在庫が少なく、単価が高くなる傾向にあるためです。

ポイント💡

①50インストール/day獲得できる日予算を設定 ②最初は目標CPIの1.2倍程度の単価を設定 ③入札の変更は少しずつ行う!

 

広告グループの推奨設定、運用のコツ

広告グループは昨年末に完全実装された新しい機能です。 確実にこれがいい!といった手法はまだありませんが、現時点で有効とされる考え方や打ち手をご紹介します。

◆広告グループの本数

1キャンペーン当たり2~3本を目安にスタートするのがおすすめです。 広告グループを増やすこと入稿できるアセットが増えます。アセットを増やすほど、学習の種が増えてより広告効果が改善しやすい傾向にあります。その一方で、過度に増やすとインストールが分散してアセットごとの学習が進みづらいデメリットもあるため、2~3本程度の並走がベストと考えられます。

◆広告グループの分け方

アセットの訴求軸別に広告グループを分けるのがよいでしょう。 広告グループ内の訴求の方向性は統一しましょう。

例) 広告グループA=ビジネスパーソン向けのアセット 広告グループB=主婦/主夫層向けのアセット 広告グループC=若年層向けのアセット 広告グループごとに訴求軸を明確に分けることで広告グループ間での”お見合い”が起きづらく、インストール件数が分散しづらくなります。 また(広告グループが1つしかない場合に比べて)リーチできるユーザー層が広がることで、学習が進みやすくなる、インストール件数も増えるといったメリットがあります。 ※アプリがニッチで、複数の訴求軸をアウトプットするのが難しい場合は広告グループが1つの方がいい、といった場合もあります。

◆広告グループ運用のコツ

広告グループどうしを比較して、頻繁に停止したり入れ替えたりする必要はありません。 学習が進むにつれ、効果の良い広告グループに配信が寄っていくためです。 効果の悪いといって広告グループを停止すると、その広告グループで獲得できていたユーザー層にリーチできなくなり、アカウント全体としてインストール件数や配信ボリュームが減少する場合があります。 その際、広告グループ停止前の配信ボリュームを維持するために入札単価を上げてしまうと、結果的に広告グループ停止前よりCPIが悪化してしまう、といったことも起こりえます。 効果の良い広告グループに類似したアセットを制作し、新規広告グループを追加するのも一つの手ですが、 その際は、広告グループ間の訴求軸が被り過ぎないように注意しましょう。

ポイント💡

①1キャンペーン当たり2~3本の広告グループを稼働 ②広告グループ間の訴求軸は被らないように! ③広告グループの頻繁な停止/開始は避ける

 

クリエイティブの推奨設定、運用のコツ

最後にクリエイティブ(広告アセット)について、運用のコツなどをご紹介します! 前提として、1AdG当たりに入稿できるテキスト10本、静止画20本、動画20本は、可能な限り最大限入稿した状態で広告配信しましょう。 多くのアセットを用意することでGoogleの学習が進みやすくなります。

◆テキスト作成時の注意点

広告見出しで感嘆符(!)は使えないなど、意外な落とし穴があります。 Googleのヘルプページで規定を確認した上でテキストを考案・入稿しましょう。 ▼参考:編集基準と表現

◆静止画/動画の推奨のサイズ

静止画/動画の推奨のサイズに説明に入る前に、入稿可能なサイズを下記に記載します。

【静止画】 3種類
アスペクト比 1:1(スクエア)
 最小サイズ 200×200
 推奨されるサイズ 1200×1200

アスペクト比 1.91:1(横長)
 最小サイズ 600×314
 推奨されるサイズ 1200×628

アスペクト比 4:5(縦長)
 最小サイズ  320×400
 推奨されるサイズ 1200×1500

 

【画像の種類】JPEG、PNG

 

【画像の最大ファイルサイズ】5 MB

 

【動画】 16:9, 2:3, 9:16, 1:1     ※2021年8月時点

…多いですね。 もちろん、全サイズを入稿する必要はありません。特に推奨のサイズをご紹介します。

【静止画】 1200×628(マスト), 320×480, 480×320, 320×50 【動画】 16:9(マスト), 9:16, 1:1

ポイントは動画です。 最近は動画広告の配信在庫が増加しており、今やiOS向けでは5割、Android向けでは3割の配信在庫を動画広告枠が占めています。 そこで動画を複数制作したり、上記のようにサイズを変えることでユーザーの印象を変えたりすることで、動画クリエイティブでの反応率を上げていくことはアプリキャンペーンで効果を最大化するうえで非常に重要になっています。

弊社には動画制作チームがございますので、アプリキャンペーンでの効果を上げたい場合はお気軽にご相談ください!

◆クリエイティブPDCAの回し方

最大本数を入稿したら、Googleのアルゴリズムに任せて配信を最適化していくのが基本です。 ですが、十分なデータが貯まってくると、アセット別に「掲載結果」が出てきます。 これはアセットごとの(全期間での)CTRやCVR、その他シグナル等をもとに決定される評価で、 [低]、[良]、[最良]の三種類の結果があります。 ここで[低]のものを[最良]に似たものに差し替えることで、各アセットのレベルの底上げをしていくことが可能になります。

ポイント💡

①1広告グループに可能な限り多くのアセットを入稿する ②動画の勝ち軸を見つけることが重要! ③「掲載結果」に基づいてクリエイティブの精査を行う

 

まとめ

いかがでしたか?

上記の基本設定から、運用のコツを踏まえていれば、アプリキャンペーンで効率的な運用ができると思います!

とはいえ、クリエイティブ制作や、今回お伝え出来なかった細かい運用ノウハウもまだまだあります。 アプリ広告の運用、アプリキャンペーンの運用で内容がありましたら、是非お問い合わせください!

お問い合わせはこちら

 

※最終更新日:2021/8/11

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柳澤 匡
柳澤 匡

P&D本部 ディレクション部所属。 新卒D2Cグループに入社し、大型リスティング案件を中心に運用担当として従事。 その後、エンタメ・金融をはじめ、様々な業種のアカウントコンサルの経験を経て、現在の部署にてGoogleのメディアパートナーセールスを担当。 趣味はダブルダッチで、世界大会出場の経験を持つ。

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