Tips 2021.03.05

【VASって何?】Google動画シーケンス広告の活用方法

鈴木 竣

鈴木 竣

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こんにちは。D2CR運用部の鈴木です。
今回はGoogle広告における『動画シーケンス広告』についてご紹介していきます。

動画シーケンス広告は、2018年11月にローンチされましたが、活用率はまだまだ少ないと思っています。

本記事を読んで「動画シーケンスって何?」「リマーケティングとの違いは?」など疑問を払拭し積極的に活用頂けると幸いです。

 

 

1.VAS(Video Ads Sequence)のご紹介

はじめに、Google動画シーケンス広告について簡単にご紹介いたします。

そもそもシーケンスには「連続しているもの、順序、配列」という意味があります。動画シーケンス広告(以降VAS)を直訳すると「順序をつけた動画広告」ということになります。

そんなVASを一言でお伝えすると
「複数の動画を、指定した順序で同じユーザーに表示させることが出来る機能」です。

VASを活用することで、ストーリー性を持たせることや伝えたいメッセージを強調することなど、表現に合わせて商品やサービス、ブランドの関心を高めることが出来ます。

次にVASの仕組についてご説明致します。VASは「ステップ」と呼ばれるユーザーに表示する一連の動画広告で構成されております。

シーケンスの各ステップは広告グループ、動画広告で構成されております。
アカウント内の具体的な機能に関しては以下ご参照ください。


シーケンスは、ステップ毎にインプレッション(表示)、視聴、スキップを選択することが出来るので、選択内容に基づいて配信が進行されます。※1

※1…視聴の定義:ユーザーが興味を持って動画広告を30秒間(30秒未満の広告の場合は最後まで)視聴するか、URLへの遷移など広告に対して操作を行うこと。

 

例えば、ユーザーAに動画aを表示したあと動画bを表示させることが可能です。

さらには設定に応じて「動画aをスキップしたユーザーには動画bを表示させる、動画aを視聴したユーザーには動画cを表示させる」ということが可能になります。
実際の管理画面では以下の通り設定することが出来ます。

2.動画リマーケティング広告との違い

「特定の動画を視聴したユーザーに広告を配信する」動画リマーケティング広告とは何が違うのだろうと思う方もいると思います。
ここからはリマーケティング広告との違いについてご説明致します。

1.ストーリー性(シナリオ構成)

先ほどご説明した通り、VASではストーリー性を持たせて伝えたいメッセージを強調することができます。
「動画aをスキップした人には動画冒頭で興味を引けなかったので動画冒頭を大きく変えた動画bを配信しよう、動画aを視聴したユーザーには商品/サービスの理解を促すため動画cを配信しよう」が設定可能です。

リマーケティングでは一連の動画を表示させることはできません。また、ユーザーの行動に合わせて配信する広告を選択することができません。

2.配信先の違い

VASではYouTubeにのみ配信することが出来るものの、動画リマーケティングではYouTubeだけでなくGoogleの動画パートナーサイトにも配信することができます。

3.配信オーディエンスの違い

VASのオーディエンスは、2本目以降の動画は1本目の動画をインプレッション(表示)、視聴、スキップしたユーザーにしか配信することができません。

そのため、1本目の動画を幅広くターゲティングすることをお勧めします。

動画リマーケティングのオーディエンスは、指定チャンネルの動画視聴や、特定の動画視聴など様々なオーディエンスリスト(配信するユーザーリスト)を作成することができます。

VASと動画リマーケティングの違いをまとめると以下です。
   VAS   
認知案件向き、ストーリー性、指定通りに配信可能(スキップしたユーザーも囲い込みできる)
 動画リマーケティング 
獲得案件向き、視聴/操作による再アプローチに有効、オーディエンスに紐づき動画パートナーサイトへの掲載も可能。

これまでVASの基本的な情報をご紹介しましたが、ここからは実施方法についてご紹介いたします。

3.VASの実施方法/注意点

実施方法につきましては、キャンペーンの作成を行い、各ステップの設定を行うことができれば
配信開始することができます。

シーケンスの構成に迷っている方には「シーケンステンプレート」というGoogleが用意しているテンプレートに沿って構成することも可能なので参考にするのもよいと思います。

※こちらは任意なので想定しているシナリオに合わせてご選択ください。

通常の動画キャンペーンと同様に運用することができます。
各ステップの動画は広告グループとして入札調整が可能なので目標に合わせてご調整ください。

 

ここからは注意点になります。

1.YouTubeのみの配信

先ほど説明した通り、VASはYouTubeのみの配信となります。Google動画パートナーには配信が出来ないのでご注意下さい。

2.配信できる動画の制限

VASで配信するためにはGoogle広告アカウントにリンクされたYouTubeチャンネルの動画を使用する必要があります。リンク方法はコチラからご確認ください。

3.利用可能なフォーマット

利用可能な動画フォーマットは以下3つで、こちらを組み合わせて配信することもできます。

・スキップ可能なインストリーム広告(6秒視聴したらスキップができる動画広告)
・スキップ不可のインストリーム広告(15秒以下のスキップができない動画広告)
・バンパー広告(6秒以下のスキップができない動画広告)

 

 

4.VASの導入題材

ここからは導入するときに参考にできるシナリオのご紹介です。

1.ユーザーの態度変容に合わせて配信

認知を広げたい層にはバンパー広告にて名称認知を拡大し、視聴したユーザー(興味関心がある層)にはインストリーム広告で内容理解を促すという配信設計が可能です。
ユーザーの態度変容に対して囲い込みで配信をすることができるかと思います。

2.ユーザーに気づきを与えるシーケンス設計

「複数本の動画を1つのセットとして配信する」というように1セットの動画を視聴した人にしか分からない仕掛けを用意して関心を高める設計により視聴率や広告想起率を高めることができます。

例えば、動画aでは登場人物Aの視点で表現された動画を配信して、動画bでは登場人物Bの視点で表現された動画を配信することで2つの視点から商品/サービスの理解を促すことができます。

3.ドラマのような続きものの配信(シリーズ化)

「動画aを第1話として配信して、視聴した人だけに動画bの第2話を配信する」というように
広告で短編ドラマを演出して配信することでユーザーに「気になる」という感情を生み出すことができ、視聴率や広告想起率を高めることができます。

TVCMでは新生活を題材に配信している不動産会社や、恋を題材に配信しているチョコレート製造会社などがあるかと思います。大手キャリアのTVCMでは連続性のあるCMでCM好感度トップ10に入っております。

 

連動性がある仕掛けはユーザーへのブランドイメージをリフトアップさせることができるかと思います。

5.まとめ

最後にこれまで説明したVASの特徴をまとめさせていただきます。

【VASのまとめ】
・ストーリー性を待たせることが可能。
・リマーケティングでは実施できないシーケンスを設計することが可能。
・認知から理解まで設計が可能。(認知案件向け)

 

VASは、冒頭で記載した通り事例がまだまだ少ないと思っています。
クリエイティビティを最大限に発揮してブランドリフトを向上させてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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鈴木 竣
鈴木 竣

新卒入社後営業を経て運用部へ異動。Googleについて勉強中。 漫画とお笑いが好きで色々ミーハー。外出が自由な時は音楽フェスやシーズンスポーツが趣味でした。 最近は息子の成長に一喜一憂しております。息子とキャンプをすることが楽しみです。

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