「ART Analytics」 ~アプリ内分析をもっと手軽に~
北中 建
D2C Rリテンションチームの北中です。
リテンション広告のプランニングおよび運用とアプリ向けプライベートDMP「ART DMP」の開発を担当しています。
今回はアプリ内分析を簡単に行えるツール「ART Analytics」ついてご紹介させていただきます。
ART Analyticsとは?
D2C Rが提供するアプリ向けのDMP「ART DMP」の機能の一つで、アプリ内のさまざまなKPIを可視化するツールです。
主な目的はアプリマーケターがアプリ内分析を手軽にできるようにすることです。
ART Analyticsを活用することで様々なKPIを可視化したり、分析に必要なデータの処理やDLの時間を省くことができるようになります。
ART Analyticsの機能
主な機能とメリット、ユースケースを簡単にご紹介いたします。
ダッシュボード
ダッシュボードではインストール数やDAUといった、基本的なKPIとなる数値の変化を速報で見ることができます。
インストール数やリアトリビューション数については広告ネットワーク別に増減をランキング化しているため、ネットワークごとの数値変動が一目でわかります。
KPI分析
インストール分析
インストール数に関する分析ページです。
ネットワークやキャンペーン別のインストール数の推移を時間帯、日、週、月といった単位で可視化できるため、
どの時間帯にインストールが多い傾向にあるのか、また
広告流入と自然流入の割合はどう変化しているか、
施策実施時のインストール数増加率がどうなっているのか
など、インストールに関わるさまざまな分析を行うことができます。
リテンション分析
新規インストールユーザの継続率を確認するページです。
ネットワークごとに日別の継続率が確認できます。
休眠復帰分析
ユーザの休眠日数と復帰率に関する分析ページです。
リエンゲージメント広告を配信する際は、何日以上休眠したユーザに広告でコミュニケーションをとるかがまず論点になりますが、そういった時に参考にできます。
休眠日数に対するユーザの復帰状況をまとめた表はcsv形式でダウンロード可能なので、エクセルなどで自由に加工できる仕様になっています。
売上分析
アプリ内で発生した売上に関する分析ページです。
インストール分析と同じくネットワークごとの売上を可視化して確認できるため、
各ネットワークのARPUを分析してネットワークごとの目標CPIを算定する、
施策実施時の売上変動から次回プロモーション予算を見積もる
などの分析とプランニングを支援できるページになっています。
ファネル分析
計測SDKに設定したイベントの発火状況を分析するページです。
アプリ内でのユーザ体験に基づいたイベント設計をすることで、ユーザ全体がアプリ内でどのような体験をしてるのかが確認できます。
発火率の悪いイベントも分かるため、アプリのUIやUXにおけるボトルネックを探す際に参考になる機能です。
また、ネットワーク別でイベント突破率の分析ができるため、アプリと親和性の高いネットワークを評価する際にも活用できます。
さいごに
今回はART Analyticsの機能についてご紹介させていただきました。少しでもツールの魅力や、利用シーンのイメージが伝わっていれば幸いです。
ART Analyticsはリリース直後で、今後多くのアップデートをする予定です。
みなさまの要望をできる限り反映した、便利なツールにしていきたいと思っていますので、ぜひご利用ください!
また、開発背景やご活用例についての掲載記事もございますため、ぜひご覧ください。
【インタビュー】ART Analyticsが実現したトラッキングデータの可視化―D2C R、ポノスの担当者が語るリテンション施策におけるその利便性
メディア本部 運用部 リーダー。広島県出身。首都大学東京卒業。D2C Rにて、アプリマーケティングの分野において、メディアプランナーを経験後、 現在データマーケティングチームでリテンション広告のプランニング/運用を担当。趣味はフェス参加、バスケ、マンガアニメ鑑賞。わかりやすくおもしろい記事を書けるように精進します!