Twitterクリエイティブ大解剖! ~クリエイティブフォーマットと考えるべきポイント・静止画編~
CANVAS編集部
こんにちは。
今回はTwitter広告を考える上で把握しておきたい
「クリエイティブフォーマットと考えるべきポイント」について
実例を交えてご紹介させていただきます。
今回は静止画フォーマットについて。
Twitter広告には、多種多様なフォーマットがありますが、
ダイレクトレスポンス向けの広告配信で使われる割合の高い
Webサイトカード、モバイルアプリカードを
使ったフォーマットに絞ってお話させていただきます。
では早速いきましょう。
目次
静止画フォーマット
Webサイトカード、モバイルアプリカードに限定した場合、
静止画のフォーマットは以下の2サイズが活用できます。
①1200×628
②800×800
各々に得意分野があります。うまく使いこなすことが大切です。
①1200×628
主な特徴は以下3点です
・他インフィード媒体と併用可
・画面を横にするアプリの訴求において、アプリの実機の画面を訴求出来る
・比較訴求(どっち?訴求など)において、構成が容易
1200×628サイズはFacebookやLINE Ads Platform、
その他のインフィード媒体においても
頻繁に活用されるクリエイティブサイズです。
ですので、他媒体での勝ちクリエイティブの横展開が容易に行えることがメリットですね。
最初に導入するフォーマットとしては非常に有効です。
ただし、Twitterにおいて横展開するだけでは上手くいかないケースも多々ございます。
画像とテキストの組み合わせを工夫し、
Twitter文脈(バズを狙うようなテキストや絵文字の活用をしてみるなど)で
ウケるテキストを考えることも非常に重要です。
テキストについてはまた別記事で解説させていただければと思います。
また横長の長方形サイズですので、
画面を横にして利用するアプリの
実際の画面イメージの訴求等もマッチしやすいですね。
「ゲーム画面訴求例」
下記のような、リズムゲームでは、
ゲーム画面をCRの中に取り入れゲームのイメージを伝えやすくしております。
「キャラ比較訴求例」
また、ゲームアプリの訴求で頻繁に活用される
「どっち訴求」での汎用性の高さも魅力的です。
「時間軸訴求例」
こちらも「どっち訴求」に近いですが、
左⇒右と時系列を1枚の静止画の中に横並びにさせて
比較させているものがこちらです。
転職前と転職後を横並べで1枚の画像の中で訴求しております。
②800×800
・画面の専有面積が大きいため、CTRが1200×628サイズより高くなりやすい
・引きの強いキャラクター等を大きい画面で訴求可能
800×800サイズはスクエアサイズとして
ユーザーのタイムラインに表示されるため、
単純に言うと1200×628のフォーマットより「デカい」です。
つまり画面の専有面積が大きく、ユーザーの目に入りやすいと言えます。
また、新しく登場したフォーマットのため、
ユーザーが広告として見慣れないこともあり(ただし誤タップも誘引しやすい)、
CTRが高くなりやすいことが特徴です。
「マンガアプリ訴求事例」
さて、この「デカい」クリエイティブ、
一枚の静止画の中に余裕を持って下図のようにコマ割りを作ることが出来る為、
マンガアプリ等の訴求では非常に多く活用されております。
「キャラ訴求事例」
また、ゲームアプリでは人気キャラの立ち絵を大きく載せて、
タイムラインの中で目立たせるのもシンプルながら有効です。
上記のように静止画クリエイティブ1つとっても、
訴求する内容に分けてそれぞれを使いこなすことが望ましいと言えます。
ではなぜ、クリエイティブフォーマットを使いこなす必要があるのでしょうか?
それにはTwitter広告の入札ロジックが大きく影響しております。
Twitter広告の入札ロジック
世の中の広告媒体はそれぞれに様々な入札ロジックを持っています。
その中でTwitter広告の入札ロジックは
想定エンゲージメント率 × 入札額 = クリエイティブスコア
※エンゲージメント=カードやリンクのクリック、いいね、RT、返信などのツイートへのユーザーのアクションの総称
となりまして、クリエイティブスコアが高ければ高いほど広告の露出が増えます。
(その他にもクリエイティブに影響を与える指標は、媒体側のロジックに組み込まれているようですが)
この入札ロジックを考えた時、
エンゲージメント率の高い広告を作成することは非常に重要です。
エンゲージメント率が高ければ、低い入札額でも
広告がオークションに勝つことが出来るため、
安価で広告配信が可能だからです。
ですので、それぞれのフォーマットの特徴を活かし
クリエイティブを作成することで、
エンゲージメント率の高い強いクリエイティブを作成することが出来ます。
エンゲージメントということで、
今回は静止画フォーマットの話のため、一例の紹介に留めますが
動画フォーマットでも同様にエンゲージメントを高める工夫をしている
ツイートを発見したのでご紹介させていただきます。
「カウントダウン訴求」
上記のツイートがタイムラインで流れてきますと、タイマーがカウントダウンを始めます。
ユーザーからすると、タイムラインで秒数を数えはじめる動画が
流れることで目を奪われるわけです。
ここでユーザーの視線を集めることで
エンゲージメントが高まる仕組みを作っているということですね。
ちなみにこちらの動画は、
Twitter動画特有のアトリビューション付与についても
考えて作られた構成になっているのですが、
詳細は動画フォーマットの記事で記載させていただければと思います。
まとめ
上記、Twitterにおける静止画フォーマットと考えるべきポイントについて
重要なことをまとめさせていただきました。いかがでしたか?
Twitter広告では動画フォーマットやテキストでも様々な訴求が可能です。
今後はそちらもご紹介させていただければと思います。
次回はTwitter広告における
動画クリエイティブのフォーマットについて書かせていただきます。
最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました!
デジタルマーケティング情報を発信する『CANVAS』の運営&編集担当。中の人としてTwitterはじめました(@canvas_d2cr)。テキストは標準語ですがしゃべると関西弁。オンライン社内報「R-ibrary」も兼務で運営担当をしています。