Tips 2024.09.17

【タイパって重視してる?】Z世代に聞いてみた|ゼットモ

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タイパ(タイムパフォーマンス)とは?

タイパはタイムパフォーマンスの略

タイパとは「タイムパフォーマンス」の略で「かけた時間に対する成果」のことを指します。限られた時間をいかに有効に使うかを重視する考え方で、「タイパがよい」「タイパが高い」などの使い方で表現をすることができます。

コスパとタイパの違いって?

コスパ(コストパフォーマンス)は「費用対効果」を重視するのに対して、タイパは「時間対効果」のことを指します。
簡単に言うと、同じことをするとしたときに「できるだけお金をかけたくないのがコスパ」「できるだけ時間をかけたくないのがタイパ」であると言えるでしょう。

Z世代でタイパを重視するのはデジタルネイティブだから

Z世代がタイパを重視するようになった背景には、デジタルネイティブとして育った生活環境が関係しています。
インターネットやSNSの普及により膨大なコンテンツが供給され、無数の情報を各々で処理する必要がある現代で、
それらを消費するために、Z世代にタイパを重視する行動傾向が見られるようになったのではないかと考えられます。

Z世代のタイパに対する本音をアンケート調査!

では、タイパに対して、実際にZ世代はどんな本音を持っているのでしょうか?
ゼットモでは実際にZ世代にタイパにどんな印象を抱いているのか、
アンケートを実施。その結果を基にZ世代に直撃インタビューを実施してみました!

Z世代でタイパを意識する人は68%

実際のZ世代にアンケート調査をしてみると、68%の人が「タイパを意識している」と回答しており、
やはり無数の情報を処理する必要があるZ世代においては、タイパを意識する人が多い傾向にあるのかもしれません。
※2024/6/17~6/24 16~28歳の男女73名を対象にインターネット上でアンケート実施。

Z世代、結果重視の活動ではタイパを”意識”

具体的にどんなシーンでタイパを意識しているのでしょうか。
「意識している」と回答した人の声を見てみると、
「ポイントだけ理解したいので、ニュースや勉強の解説動画を倍速再生する。」(18歳・女性)
「極力楽に短時間で終わらせたいので、料理の洗い物や工程を減らすようにしている。」(28歳・女性)
などがあり、これらの回答から、「結果」を重視するシーンではタイパを意識する姿勢が見られ、
情報収集や食事の確保など、目的達成のための無駄な工程を省きたい考えがあるのかもしれないと感じました。

しかし、無駄と感じるシーンは人それぞれの価値観によって異なるため、
タイパを意識するシーンも人によって大きく異なるのかもしれません。

Z世代、過程重視の活動ではタイパを”無視”

一方で、Z世代がタイパを意識しないシーンを見てみると、
「趣味の音楽を聴く時や、推しの出演している番組は定速で見ます。」(18歳・女性)
「美味しいものを探すことは時間をかけてでもしたい。」(27歳・女性)
などがあり、
これらの回答から、目的達成の過程を無駄と思わず「それすらも楽しい」と思うものには
タイパを意識しない傾向があるのかもしれないと感じました。

以上から、
それぞれの価値観によってタイパを意識するシーンが変わるため、
タイパを意識した施策を提案する際には、ユーザーの趣味嗜好や価値観の深掘りが不可欠だと考えられます。

実際のZ世代に直撃インタビュー!

上記の分析を踏まえ、実際にタイパを意識しているZ世代の方にインタビューをしてみました。
今回インタビューにご協力いただいたのは、ようさんです。

具体的にどんな時にタイパを意識して生活をされていますか?

朝仕事前に家事をする時や、仕事終わりに帰宅するまでの道中で心がけていて、
具体的には洗濯をしながら掃除機をかけたり、帰宅する道中でついでにジムに行くなど
何かのついでにできる行動を意識してまとめることが多いですね。

「タイパ」を訴求している広告を見て、実際に購入や契約したいと思ったことはありますか?

「タイパ重視」のように明確にタイパ感を押し出している広告には惹かれないですね、
私自身、タイパを意識しているものの、全ての行動でタイパを意識しているガチ勢ではないと思っているので
「タイパ」のようなワードがあっても、自分は関係ないと思うことが多いかもしれません。
逆に「買い出し要らず」「移動時間〇分減」のような、具体的に何が効率化できるのか、
が載っている方が魅力的に感じますね。

インタビューまとめ

インタビューの結果、日常的な「ついで」の行動でタイパを意識する傾向が見られる一方で、
「タイパ重視」と訴求する広告にはあまり惹かれないという結果が見られました。
惹かれない理由として、「自分はタイパガチ勢ではないため」と答えていたことからも、
前述したようにものごとによってタイパを意識する/しないを分類するZ世代においては、
「タイパ」と明言するクリエイティブは自分ごと化しにくく、刺さりにくいのかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか?
Z世代のタイパへの考え方を全体を通して見ると、
過程を無駄だと感じるものはタイパを重視し、過程を楽しいと感じるものには重視しない傾向があり、
それぞれの個人の趣味や価値観によって、タイパを意識するものが変わる結果が見られました。

また、実際にZ世代の方にインタビューをしてみると、”ついで”や”ながら”で行っている傾向が見られ、
考え方として、普段から世代を問わず考える「会社に行くついでにゴミを捨てる」のような”ついで”と近しいことから、
「タイパはZ世代特有の価値観ではないのかもしれない」と感じました。

タイパというワードや、それに関するツールが日々デジタルで生まれていることで、新しい価値のように感じますが、
本質の考えとしてはごみ捨ての”ついで”ように「どうせしないといけない事は、ついでにやろう」の考え近く、
人それぞれの趣味嗜好によって行動傾向も変わるため、
Z世代向けにタイパを意識した施策を考える際は、「Z世代だから」「タイパだから」と考えず、
純粋に趣味嗜好や価値観を基に考えるのが良いのかもしれません。

 

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