レコメンドウィジェットってなに?運用のコツを大公開!
CANVAS編集部
こんにちは!D2C Rの江嵜です。通販コスメ・健康食品案件をメインにレコメンドウィジェット型広告、SEM、アドネットワークの運用を行っています。
突然ですが、レコメンドウィジェット型広告という広告メニューのジャンルをご存じでしょうか?
日本国内では2014年から2016年にかけて関連事業者が登場し、2020年には市場規模が約350億円まで拡大すると言われている、今話題の広告です。
今回はこのレコメンドウィジェット型広告がどんな広告なのか詳しく説明させていただきます!
レコメンドウィジェット型広告とは?
普段、インターネットで記事を読んでいる際にこのような枠を見たことはないでしょうか?
レコメンドウィジェット型広告を一言でいうと、この記事では下の枠に出ている広告のことを指します。
記事を読み終えたユーザーに対して「オススメ情報」という形式でコンテンツを提供するものをレコメンドウィジェットといい、そのレコメンドウィジェット内に表示させる広告のことをレコメンドウィジェット型広告といいます。
レコメンドウィジェットは、ランダムにコンテンツや広告を表示している訳ではなく、記事を読み終わったユーザーが興味のありそうなもの分析し、そのユーザーにマッチしたコンテンツ・広告を表示させるので、モチベーションの高いユーザー(CVする可能性が高い、記事をちゃんと読んでくれる)の集客が見込めるシステムです!
巷で言う「インフィード広告」と非常に似ているのですが、インフィード広告はフィード内(コンテンツとコンテンツの間)に表示されるのに対し、レコメンドウィジェット型広告はレコメンドウィジェット内に表示されるもの、つまり掲載される枠の違いがあるんですね。
レコメンドウィジェットの役割
レコメンドウィジェットは、広告を掲載する用途以外にも重要な役割があります。それは、レコメンドウィジェット枠を設置したサイトを育てることです。
例えば、月間1000万PVの記事サイト「A」を運営している会社があるとします。その会社が新しく姉妹サイトの「B」をリリースしました。ただBはリリースされたばかりで、PV数がなかなか伸びません。
BもAと同じように人気のサイトに育てたい。そんなときに役立つのがレコメンドウィジェットです。
PV数の多いAが掲載している記事の下にレコメンドウィジェットを設置することで、Aの記事を読み終えたユーザーをBに誘導することができます。その結果B自体の認知度が広がりサイトが育っていく、という仕組みです。
また、ユーザー1人あたりが読む記事の本数を増やすことで、PV数を向上させる効果もあります。
Aから平均2本の記事を読む100万人のユーザーをBに連れてきたとして、Bの記事下にもレコメンドウィジェットを設置し、そのユーザーが読む記事の本数を倍にすることができると、PV数も200万から400万に増やすことができますよね?
つまり以下2つの効果でサイトを育てていく役割を担います。
・外部からユーザーを運んでくる
・ユーザーが読む記事の本数を増やす
配信ロジックの特徴
さて、ここからは広告メニューの話になりますが、レコメンドウィジェット型広告の特徴として、配信ロジックに「ユーザーと広告のマッチング度」が影響する点があります。
▼レコメンドウィジェットの配信ロジック
簡単に言うと、ダイエットの記事を読んでいるユーザーにはダイエット商材の広告を表示する、キャリアアップについての記事を読んでいるユーザーには資格・転職の広告を表示するなど、ユーザーがどんなことに興味があるのかを分析した上で広告を表示させる仕組みになっています。
※上記は非常に簡単な例で、実際には様々な情報から多角的にユーザーを分析しています
このマッチング度を決めるロジックは、各レコメンドウィジェットで異なっています。
どんな媒体があるの?
ここからは具体的にどんな媒体があるのかご紹介させていただきます。
・Yahoo!コンテンツディスカバリー(ヤフーコンテンツディスカバリー) ※2019年9月30日に終了済み
Yahoo!が提供しているレコメンドウィジェット型広告です。媒体の強みはなんといってもヤフーの記事下に枠を設けていることです。他の媒体と比較して、配信ボリュームも大きく低CPCで配信できることも特徴です。
イスラエル発のレコメンドウィジェットです。配信枠はニュース系媒体・女性向け媒体など様々で、SP・PCどちらの配信在庫も豊富に抱えているため、様々な案件ジャンルで効果が期待できる媒体です。
日本では2016年にサービス提供を開始した媒体。最近では珍しくPC面への配信を得意としていて、30歳以上をターゲットとした案件に向いている媒体です。案件によってはコンテンツ記事を使用せずLPのみでの配信も可能なので、比較的出稿のハードルが低くなっています。
東大発のベンチャーで、現在はバイドゥの子会社となったpopIn株式会社が提供している媒体。女性向け媒体の配信在庫を多く抱えており、女性向け案件に強い媒体です。
運用のポイントは?
最後に運用のポイントをご紹介します。
先程ご説明した3つの要素「CTR・入札・オススメするロジック」の各媒体ごとの特徴を把握して運用することです!
1.どんなクリエイティブだとCTRが上がるのか?
2.配信直後からどんな入札スケジュールで設定するのが適切か?
3.どういったロジックでユーザーと広告のマッチング度を決めているのか?
3はもちろんのこと、1と2も配信ロジック・掲載面が違うため、一般的なアドネットワークとは異なってきます。
「レコメンドウィジェットに興味はあるけどどうやって運用すればいいかわからない」「自社サービスには何の媒体が適しているの?」「そもそも配信するためには何から始めればいい?」
などなど、少しでも興味が湧いた方はぜひお気軽にお問い合わせください。類似案件の運用実績をもとにご説明させていただきます!
デジタルマーケティング情報を発信する『CANVAS』の運営&編集担当。中の人としてTwitterはじめました(@canvas_d2cr)。テキストは標準語ですがしゃべると関西弁。オンライン社内報「R-ibrary」も兼務で運営担当をしています。