Tips 2022.04.22

【ウェビナーレポート】「#MarketingLIVE」
企業と生活者をつなぐ!ポッドキャストマーケティング
~音マーケティング2022~

プロフィール画像

本田 英一郎

ツイート シェア はてなブックマーク

こんにちは。ストラテジックプランナーの本田です。

みなさん【ポッドキャスト】はご存知ですか?

「聞いたことはある!」というのが殆どかと思います。それをマーケティングに活用するイメージは沸きますか?
先日、弊社でポッドキャストマーケティングをテーマとしたウェビナーが開催されました。
その内容をレポートとして記載していこうと思います。

はじめに

ご登壇者

今回はスポティファイジャパン株式会社、株式会社J-WAVEとの合同ウェビナーです。

登壇者としてスポティファイジャパンからは藤井 哲尚さん、(ウェビナー実施当時)

J-WAVEから小向 国靖さんのお二人にご参加いただきました。

弊社からはクリエイティブディレクターの郡、そしてモデレーターとして貴志が登壇しました。

 

セミナーの構成について

第1部:LIGHTNING TALK
 └ 音の時代に、またポッドキャストが注目されているという話
 └ 耳に届く 耳に残る デジタル音声コミュニケーション
 └ Podcast Solution J-WAVE 81.3FM
第2部:TALK SESSION

LIGHTNING TALK

音の時代に、またポッドキャストが注目されているという話

ポッドキャストの市場感

弊社の郡から『Podcastを軸に市場環境や生活者の態度の変遷』についてお話しさせていただきました。

ながら視聴、ブランド認知性能

市場規模は右肩上がりに推移することが予想されているようです。

再注目される理由|コロナの影響

自宅でポッドキャストを聞く人が増えた

 

コロナをキッカケとしてイエナカ需要のひとつにポッドキャストが選ばれているようです。

再注目される理由|新規参入

プレイヤー

聴き始めたキッカケ

大手プレイヤーの参入によってポッドキャストへの間口が広がった(手の届くところにポッドキャストがある)ことが要因として挙げられるそうです。

ポッドキャストと生活者の関係性

①快適性

ポッドキャストの利用目的 ⇒ 生活者の可処分時間を奪いやすい

②行動性

購買にもつながっている

③粘着性

約半分がライトリスナー。
今後そのライトリスナーがMEDIUM・HEAVYへと成長していくことが期待されている。浅く入って深みにはまっていく構図。

コロナや新規参入などの市場環境の変化から、生活者の態度の変遷からポッドキャストが再注目されている、というお話しでした。

耳に届く 耳に残る デジタル音声コミュニケーション

スポティファイジャパン株式会社の藤井 哲尚 氏から『Spotifyの利用者状況、音声体験の考え方やプロダクト』についてのお話がありました。

音声は没入型でユニークなコンテンツ体験

音声広告をサイエンスする、まさにプロフェッショナルな取り組みです。

Spotifyユーザーはどんな人?

ミレニアム層以下が60%

1300万人が利用

Spotifyの利用は通勤中という限定的な場面だけでなく、コロナをキッカケに時間を問わず好きな場面、好きな時に利用されるようになったそうです。

ポッドキャストは、音コンテンツの進化の中心に 日本では1650万人(2025年予測)

 

 

Spotifyは音楽やポッドキャストはもちろん、音のコンテンツによって新体験、新発見を提供しています。 またレコメンドエンジンの強化でパーソナライズした音体験にも力を注いでいるようです。

広告メディアとしてのSpotify

広告体験の考え方として『パーソナルな空間でコミュニケーションを届ける』というものを大事にされています。それが耳から入ってくる情報としてのユニークネスなポイントであると。

先程の広告体験の考え方をベースとしたスクリーンレスなプロダクト設計。そして機会損失を生まない目にも留まるプロダクト設計。
双方の意図・目的や役割を理解して適切に使い分けたいですね。

あらゆるキャンペーン目的をサポート
(ブランディング、意向の向上、商品/サービスローンチ、プロモーションやトライアル促進、LTVの高い見込み顧客開拓)

音声広告の研究や、広告体験の考え方を下地としたプロダクト開発。こういうSpotifyさんの哲学をお話しいただけるのは貴重ですね。

また広告効果の調査結果としてもポジティブな数値がずらりと並んでます。

Podcast Solution J-WAVE 81.3FM

株式会社J-WAVE 小向 国靖 氏からは『Podocastの活用事例や音声メディア活用のヒント』についてご紹介がありました。

企業向けPodcast活用事例

ブランデッドPodcast SPINEAR

SPINEARというブランドを立ち上げ、オリジナルのポッドキャストを様々な企業さんと制作しています。

有識者がポッドキャストの制作に関わており、クオリティの高いコンテンツを制作できる体制が整っています。

TALK SESSION

『TALK SESSION』は3つのテーマについて意見を交わす場となりました。

ポッドキャスト:活用のポイント

ポッドキャストを始めようと思った時にできるアプローチについて

スポティファイジャパン株式会社の藤井 哲尚 氏のお話しです。

ポッドキャスターと一緒に取り組む。
ポッドキャスターの多くはソーシャルメディアとリンクしながら活動することが多い。
なのでアプローチすることが簡単。インフルエンサーマーケティングとは毛色は異なるが、意志を持って発信している方と一緒に何かやるのは一つのやり方。

もう一つのやり方、自分達でポッドキャストを始めてみる。
Anchorというサービス(アプリ)で、スマホ一台で録音・編集・配信を完結可能。無料で非常に簡単なサービス。
スマホを持っている方であれば誰でも始められるので敷居が低い。

ただ初めは聴取者が少なく心が折れてしまう可能性がある。
なのでSPINEARなど、これまで音声コンテンツを制作した事のあるプロフェッショナルな方々と一緒に作っていくという方法がある。

一部の企業さんで面白いと思った事例として、チームMTG(部会・朝礼)をコンテンツとしてポッドキャストで配信するというもの。
守秘情報を気にされるかもしれませんが、マネージャーがチームに対して語り掛けるものとして利用。
コロナ禍でチームの人を呼びつけるが問題であれば、ポッドキャストにして移動中・車の中で聞けるようにする。

配信方法としてクローズドで配信することは可能。ただしオープンに配信することで会社の理解やリクルーティングに活用できる。
またセールスのフォローアップとして利用者の声であったり、周辺の情報を提供する為の、ひとつのチャンネルとして利用される。

高い目標を掲げずともポッドキャストを利用する価値はある。
情報の補完方法として動画コンテンツは費用がかさむ。音声で十分なのであればポッドキャスト化してみる。
そしてポッドキャストは、いつでも、だれでも、どこでもスマホを持っているので、聞ける機会を活用して耳にしみこませる。

メールだと見飛ばし・読み飛ばしが起きてしまう。ポッドキャストであれば、一度聞けば耳を傾けて頂けるという強みを生かす。
普段とは違うモードのコミュニケーションとして使われてみるのは良い所だと思います。

手間がかからない

株式会社J-WAVE 小向 国靖 氏のお話しです。

映像に比べて手間がかからない。コンパクトにできる。
想いが映像よりも伝わる。
これまでのプレゼンを聞いていても没入感はキーワードであり、映像よりも没入感があると思う。
”ながら聴き”だからこそ没入できる、染みてくる部分がある。それがポッドキャストの良さ。
またポッドキャストを単体で使うのではなく、ニュースサイトなどと連携して複合的に実施することで相乗効果が期待できる。

ビジネスのファーストツールとしてのポテンシャル

弊社 郡のお話しです。

アドビさんのポッドキャストが面白い。
小難しいシステムをドラマ形式のコンテンツをポッドキャストにしている。システムに詳しくない人でも、スッと入ってくる。
さらに面白い点は「このポッドキャストの詳細はPDFでご覧いただけます」とポッドキャストの冒頭のナレーションに入れているところ。次の展開にポッドキャストを利用されている。
ポッドキャストの利用方法としてお手本のような事例だと感じています。

炎上リスクについて

スポティファイジャパン株式会社の藤井 哲尚 氏のお話しです。

音声コンテンツは炎上しにくいと思います。
もちろん何を言ってもいい訳ではない。
テキストだと一部を切り取られて炎上するという場合がある。
一方、音声コンテンツは一連の流れの中に情報があるので聴かないと内容が分からない。
ゆえに文脈も含めて伝えやすい、という特性がある。
なので炎上を気にして実施できなかった施策も音声メディアという所であれば安心感を持って実施できると思います。

音のコミュニケーション

弊社 郡のお話しです。

音のコミュニケーションの考え方としてタッチポイントが挙げられます。

そのタッチポイントのキーファクターとして”音”が使えると考えています。
そしてポッドキャストというのがコンテンツマーケティングの下地になっていくと思います。

なので企業の施策としてブランデッドポッドキャストを取り組みつつ、その他の音の施策を掛け合わせる。
認知からクロージング、ファンマーケティングと一気通貫したやり方もありです。
そうすると今までの施策と異なるユニークな施策が出来ると思います。

音の施策は、まだまだ日本に事例が少ないので、そういう意味では尖ったクリエイティブとして刺さりやすいのではないかと思います。

音声広告配信で高いブランドリフト効果とプロモーション効果を実証!

株式会社J-WAVE 小向 国靖 氏のお話しです。

音声広告配信で高いブランドリフト効果とプロモーション効果を実証!

前提のお話しとして音声ニュースコンテンツ(ひとテーマ2分ほどで、複数のテーマを扱うコンテンツ)を立ち上げ。
スマートスピーカーでも聞けるように環境を整備し、120~150万再生/月まで音のメディアとして育てていきました。
そして先日、各テーマの間に20秒の広告枠を実装し、広告効果の検証を行いました。
図の通り各ファネルの意識面で高い広告結果を得ることが出来ました。

細かい調査結果

さらに音声広告の接触者が高い割合で検索、そして購入まで至るという行動面でも良い結果を得られました。
そして、ヘッドラインニュースを視聴者属性として企業の管理職の人が多い、決済権者を多く含有している、ということが判明しました。
つまり、そのヘッドラインニュースのリスナーにマッチしたコミュニケーションを行うことで人は動くということです。

マーケティングにおける「音」のこれから

コンテンツの幅が広がる

弊社 郡のお話しです。

未来予想ってドキドキしますね。ハズしたらすみません。(笑)
2020年にBMWがポッドキャスト上でドラマを作りました。それは「結構エポックメイキングだ!」という記事を拝見しました。
そういう概念が入ってくると、いわゆるオーディオムービーが出来上がる。
そうすると今までのコンテンツという切り口が変わってくる。「ドラマ枠」みたいな。
そして今後『音のNetflixが来るんじゃないか?』と結構、耳にします。
いよいよ、そういう流れが来るんじゃないかと強く感じています。
さらに海外ではショート形式のポッドキャストが来ています。
そういう海外のトレンドから推察するに、日本のポッドキャストのコンテンツ・番組の幅は広がっていく、というのが予想されます。

消費者との信頼感を築く

スポティファイジャパン株式会社の藤井 哲尚 氏のお話しです。

現在Spotify上でマーケティング×音は『音声広告・ポッドキャスト』に関するパートナシップとブランデッドコンテンツを作ること。
どちらにも共通するポイントとしては信頼感をどう築くか。それは生活者や見込み顧客との間で築くもの。
先にお話しした通りパーソナルな環境で聞かれる、そして耳から情報を取り入れる時に感情.記憶に効くということを考慮すると、つまり生活者との間に生まれるのは信頼感。なので、どうやって信頼感を築くのか?というのはマーケティングの長年の悩みだと思います。

そして音声は、そういった問題に直接効果を取りに行く。

信頼感は狙って取りに行けるようなものではないですが、真摯に情報を自分らしく伝えるときに、声というのは映像のように作り込まずに実施できる敷居の低さ、そして信頼感に直接寄与するというのは、今までにない軸での評価が可能になると思います。

そういった意味ではポッドキャストは何十分間、音声広告であれば30秒。この間を埋めるようなものが無いので、フォーマットとしては増えてくると思います。

プラットフォーマーが力を入れている

株式会社J-WAVE 小向 国靖 氏のお話しです。

現在、音の潮流を支えているのは巨大プラットフォーマー。
私たちはコンテンツを作る側で、それをSpotifyさんをはじめ色々なプラットフォーマーさんで聞いて頂いています。
各プラットフォーマーが力を注いでいるので、僕らとしては支えになっています。
今後、巨大プラットフォーマーがポッドキャストや音声コンテンツにアプローチして頂ける、というのを含めて言うと、さらに視聴者が増えるであろうと確信してます。
youtubeが飽和している一方で音声は成長段階。始めるなら、リスナーを獲得するなら今だと思います。

最後に

有識者を交えてポッドキャストの”これまで”と”これから”についてお話しいただきましたが、非常に学びの多いウェビナーとなりましたね。
そして、ここまでお読みいただいた方々の中で「ポッドキャストって何?」であったり「活用イメージが湧いてない」などの不明点は解消されましたでしょうか。 「実は、こういう事もきになってて」など気になっていることがあれば弊社にお声がけください。
ビジネスをスケールするための活路を一緒に考えさせて頂ければと思います。

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

ツイート シェア はてなブックマーク
プロフィール画像
本田 英一郎

ストラテジックプランニング部 ストプラチーム所属。新卒では食品商社の営業を経験。2015年 D2C Rに転職後、プランナー・ADNWやSNSの広告運用・メディアセールスを従事。エンタメ系のアプリを中心に案件を担当。猫の心情をくみ取るのが得意です。

RELATED
PICKUP RANKING
PAGE TOP
canvas お問い合わせ