Report/Work 2018.07.31

【エンジニアじゃなくても出来る!簡単アプリ内分析】
「イベント」の有効な活用方法について

北中 建

北中 建

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D2C Rの北中 建です。
リテンションチームにてリテンション広告の提案、プランニング及び運用を担当しています。今回はアプリ内分析に活用可能な、広告効果測定ツールの「イベント」についてお話します。

広告効果測定ツールにおける「イベント」とは、アプリ内でユーザがおこなった特定の行動を計測できる機能です。

このイベントをアプリ内に設定することで、ユーザの行動ログを広告効果測定ツールや外部接続DMPなどに溜めこむことができます。そのデータを活用して、様々な分析が可能となります。 みなさまが運営されているアプリに導入している広告効果測定ツールでは、どんなイベントを設定していますか?

広告効果測定ツールのイベント設定は活用事例が少ないため、何を設定すれば良いか分からない、といった声をよくお聞きします。イベント設定は、既存ユーザの分析やリテンション施策をおこなっていく上で非常に重要であるため、イベントの活用方法をご紹介していきます。

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―目次―
.イベントの確認
.イベントを用いたアプリ内分析
.設定すべきイベント
.最後に
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ⅰ. イベントの確認

Adjustを例に現在アプリに設定しているイベントを確認します。下図は弊社が保有するアプリのイベント一覧です。


.イベント設定一覧(メニュー/アプリ/設定/イベントより確認可能)

イベントは広告効果測定ツールへの登録(Adjustの場合)とアプリ内への実装を行うことで計測可能です。イベントはアプリ内へ実装しなければ計測できないことに注意しましょう。

ⅱ. イベントを用いたアプリ内分析

広告効果測定ツールの機能や、弊社が保有するART DMPではイベントを活用してアプリ内分析が可能です。どのようなことができるか簡単な例やイメージを用いてご紹介します。

【例1】
アプリ       :ゲームアプリ
背景     :アプリリリース後、ユーザが上手く定着しない
使用イベント  :インストール、チュートリアル完了、ステージ突破(1~5)
分析     :各イベント突破率
結果     :ステージ1の突破率が低い


図.ユーザのイベント完了状況

この場合、ステージ1の突破率が低く、このあたりにボトルネックが存在することが分かります。

「チュートリアル終了後のステージ誘導が甘い」
「ステージ1が難しい」
「ステージクリア時のインセンティブを上手く伝えられていない」

などが考えられますのでレビュー等でのユーザの反応も見つつ、ボトルネック解消のための施策を考える必要があります。

【例2】
アプリ           :教育アプリ(アプリ内課金モデル)
背景     :LTVが想定より低い
使用イベント   :インストール、会員登録完了、購入完了(1回,2回)
分析     :アプリダウンロードユーザの「会員登録率」「1回目購入率」「2回目購入率」
         会員登録ユーザの会員登録完了日数(ダウンロード日軸)
         2回目購入ユーザの2回目購入完了日数(1回目購入日軸)
結果     :「会員登録率」「2回目購入率」が低い
       イベント完了率が頭打ちになる日数が存在


.会員登録率、1回目購入率、2回目購入率


図.インストール後の会員登録完了率


.1回目購入後の2回目購入完了率

この場合、アプリをダウンロードしてから3日で会員登録率が頭打ちとなり、1回目購入後5日で2回目購入率が頭打ちとなっていることが分かります。

イベント完了率が伸びている時期はアプリ内を中心にどのような訴求をおこなうべきか、イベント完了率が頭打ちとなった時期はアプリ外を中心にどのような訴求をおこなうべきか考え、イベント完了率の増加すなわちLTVの増加を図る必要があります。

ⅲ. 設定すべきイベント

ⅱであげた簡単な例はあくまでアプリ内や広告効果測定ツールでイベントが設定されている場合にのみ計測や分析が可能です。 

設定すべきイベントを考える際には今後分析していきたい内容をあらかじめ考え、その分析に必要な条件をイベントとして設置すべきです。今回は基本的に設定した方が良いイベントをいくつかご紹介致します。

・購入(細かく見るならアイテム毎に)
・レベル
・チュートリアル完了
・登録
・機能の初利用
・会員ランク(ブロンズ、シルバー、ゴールドなど)
etc…

一般的に「レベル」や「ランク」などのユーザステータスを表すイベント「機能の初利用」などの初経験イベントは分析によく使われます。
ユーザステータスが分かれば、どんなユーザへの施策を今打つべきなのか考えることができます。

また、定着するユーザはインストールしてからどの機能をどの頻度や速さで使用しているのか分かれば、ユーザにその体験をしてもらうための施策も考えることができます。 

イベントを設定することで、広告効果測定ツールだけでも簡単に分析することができるため、積極的にイベントを設定する事をおすすめいたします。

ⅳ. 最後に

アプリ内分析に活用したセグメントは、プッシュ通知やリテンション広告配信に使用することが可能です。そのため、DMPを活用することで分析とリテンション施策を一貫して行うことが出来ます。

D2C Rではアプリ内イベントの設置提案やART DMPを用いた分析、プッシュ通知ツールや、リテンション広告のご提案、及び配信実績が豊富にございます。アプリ内分析やリテンション広告の配信に興味がある方は、是非お気軽にお問合せください。

【インフォグラフィック公開】数字で見るART DMPの実績(2017年)
https://www.d2cr.co.jp/artdmp-infographics/

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・株式会社アプリボット 
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最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました!

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北中 建
北中 建

メディア本部 運用部 リーダー。広島県出身。首都大学東京卒業。D2C Rにて、アプリマーケティングの分野において、メディアプランナーを経験後、 現在リテンションチームでリテンション広告のプランニング/運用を担当。趣味はフェス参加、バスケ、マンガアニメ鑑賞。わかりやすくおもしろい記事を書けるように精進します!

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